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Channel: 録画人間の末路 -
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本人も忘れていた、11周年

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昨日、東京から家へ戻ってきました。いつもならもう1~2日いるところを早めに切り上げてきたのですが、勘は良かったようです。我が父が体調を崩していました。病気が進行したか、治療の副作用かと心配しましたが、どうやらいわゆる熱中症だった模様。我が母が気を利かせて水をたっぷり飲ませたところ、だいぶ気分が良くなったようです。我が父はいまだに大昔の根性論「冷房は使わずにガマンしたほうがいい」「夏に水を飲むと汗が出て体力が低下するから飲まない方がいい」を信じて生きておりまして、それが悪い方向へ出たようです。今までは体が達者だったのでそれでも持ったようですが、さすがに病気の治療で体力が落ちており、それでは太刀打ちいかなくなったのでしょう。とりあえず一日休ませながら、冷房と水の重要性をこんこんと説いておきました。

と、バタバタしていたのでコロッと忘れていたのですが、昨日でこのブログ、11周年でした。と、言っても昨年10年だったのと比べると11年なんて全然大したことないですけどね。切りも良くないし、何より昨年以上に更新はダラダラになってせいぜい月に数回しかなくなっております。多ければ日に3回も更新していたあの時はよくやれたなぁと自分を関心。
もちろんこっち、テレビ番組録画分野が全然盛り上がらないのが一番の原因なんですけどね。オリンピックも始まったというのにちっとも盛り上がらないレコーダー売り場。新型どころか旧式を安く売ったりとか平気でやってますし、新型はせいぜいフルオート録画機がちょっと目立つ程度。まぁオリンピックみたいなスポーツ競技って録画して残しても面白くないですしね。テレビ売り場のほうは4K4Kと力を入れてますが、基本4K放送でオリンピック見られませんし、やはり盛り上がりに欠ける印象。放送界にあり続けた伝説「新放送はオリンピックかワールドカップが起爆剤となって普及する」に間に合わせずにどうするんだろ、とか思うわけですが。やはり4K8K放送は第二のMUSEになるのか・・・と心配せずにいられません。どうせ録画できなくなるでしょうし、第三者的視点で十分と思ってます。

一方、録画を前提としない配信放送は世間的にだいぶ充実してきました。まぁその一つでリアルタイム放送前提のAbemaTVはどうも開始前の予定とはだいぶことなる視聴者層になってきている印象ですが、それでも基本無料ということもあってほどほど固定視聴者もキープしている感じです。ああして徐々に人は録画から離れていくのでしょうか。その一方で我々はついにアースソフトのPTシリーズを失いました。まだPLEXのPXシリーズが健在なので新たな環境を作ることは無理ではないですが、PTと比べると情報量が極端に少なく、より初心者にハードルの高いものとなってしまっています。もう衰退の道を着実に歩んでいる録画という文化ですが、それでも手を変え品を変え、残り続けていくと信じています。ただ、今後はそうした情報をネット上でやり取りすることも難しくなっていくでしょう。書いただけで御上のお叱りを受ける、そういう分野になってきているのですから。言論の自由ってなんなんでしょ。

と、グチばかり書いても仕方ないですね。その代わりにPCの動画再生能力は上がり、ソースさえあればどの再生機よりも広範囲に高画質な動画を再生できるようになってきています。こうした前向きな事実もあるわけですし、まだまだ先はあると信じてこれからも進んでいきましょう。ただ、そろそろWindowsだけだと限界を感じてきています。正確にはWindowsが悪いのではなくWindowsを排除するのを前提として展開している動画業界のせいなんですが。Androidの動画再生がより広い範囲で展開していくのを期待しつつ、12年目を過ごすとしましょう。12周年目も楽しい気分で迎えられますように。

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