Quantcast
Channel: 録画人間の末路 -
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1590

一度逃げた人は決して帰ってこない、を実体験から覚めて語る

$
0
0
先日はAndroid端末が起動しなくなりましたが、今度はメインで使っているPCがいきなり起動しなくなるハプニングが起こりました。幸い大したことはなく、リカバリーメディアで立ち上げてスタートアップを修復するだけで治りましたが。それでも、このPCを組み立ててだいぶたちますしそろそろ起動SSDを含めて組直した方がいいのか・・・と思う今日この頃。ただメインPCはAPU機なのでAMDがいい加減次を出してくれないと交換しづらいのですが。ただ簡単に直る現象でも動かないとあせりますね。動作を始めさせてから時間が経ちすぎて、動いて当たり前の感覚に支配され過ぎているのかも知れません。

最近他が忙しく、落ち着いてPCの前でじっくり考え事をする事が出来ないこともあって全然更新しなくなっている当ブログですが、他のことが落ち着くまではこのペースを続けるしかない状況です。気にしてるんですけどね。まぁ今はかつてほど書くべきこともないですし、何より4K8K放送の「録画禁止放送化」に絶望し、4K8K関係の機器を紹介したり考えたりすることすらしたくないという心境に駆られています。
さすがにこの録画禁止放送化を容認出来るテレビ好きは地球上に存在しないでしょうし、わたしだって絶対に認めません。昔なら怒って非難文章を書いたりそれに対抗する手段を考えたり紹介したり、いろいろやっていたんでしょうけどね。今はその気すら起こりません。それは年齢的にそれほど熱くなれなくなったというのも当然ありますが、デジタル放送の録画規制の経由をリアルタイムで経験し、我々一般利用者の意見は一切反映されないどころか聞いてももらえないということがハッキリしてしまいましたので何をやってもムダと言う諦めの境地に達してしまったからでしょう。まぁ積極的な活動はしなくても、4K8K放送普及を防ぐため、4Kテレビが一台でも多く売れないように個人レベルで他者の購入相談を受ける際4Kテレビは勧めない、買う気のある人には考えなおさせる、などはしてますこどね。もっとも民放キー局としては地上波がしばらく対応できない4K8K放送にテレビの概念が移るのは避けたいでしょうから、現行の4Kテレビ購入を遅らせてくれるのは願ったり叶ったりでしょうから思う壺、結局掌の上で踊らされているだけのかも知れませんが。

しかし、このまま沈むまま、になっていていいのかと言う思いもあるのです。いくら好きな分野だからって、一度熱が冷めたらなかなか戻れません。戻らない期間が年単位になったら二度と戻らないと言ってよくなります。わたしはかつて映画のサントラ集めのためにCDをよく買っていましたが、音楽業界があのCCCDを導入した際に怒りを覚え、それ移行音楽CDは一切買わなくなっています。DVDとのセット商品でDVDの方が欲しくても、品目の種類が音楽CDであれば買わない、という程度には徹底していました。その禁は昨年解禁し、それこそ十何年ぶりに音楽CDを買いましたが、それで元に戻るかと言ったら全くなっていません。結局その時買ったCDだけでそれ以降は興味すら示すことはなくなっています。一度熱して冷めた分野なんてそんなものです。好きなものが裏切ろうとするのなら最初は怒り、それから一度は絶望し、やがてため息から生暖かい目で見るようになり、次第に気分的に遠ざかって自分とは縁のないものと思うようになり、最後には無関心になって二度と戻ってきません。すくなくともわたしは最終段階二歩手前くらいまで来ていることを感じています。PCをあまり弄らなくなった(あくまで趣味の領域でむやみにパーツを変えたりすることをしなくなった、の意味です)のも一番肝心の録画分野への熱が少し冷めつつあるからですし。録画禁止だけが全てだとはいいませんが、その発端となる録画規制が元凶であるのは間違いありません。かつてなら年齢とともに興味を失った人たちの代わりに新しい若い人たちが新たな下支えとなってくれるものでしたが、今はそれが期待できない「テレビ離れ」と来ています。もっとも、実は離れているどころか最初から近づいてきてもいないのですから、改めて入ってくる可能性は一度逃げた人間よりは高いかも知れませんが。

ベテランには逃げられ、若い人には入ってきてもらえない、魅力のなさは保証付きの精度・録画禁止を導入しようとするテレビ界はこれから何をするつもりなのでしょうか。タレント事務所や映画業界、スポンサーに媚びを売るつもりで録画禁止を導入した結果、誰もみなくなって彼らにも去られたら本当に全て終わりです。まぁそれがはっきりすることには、多分完全に興味を失って耳に入れることもしてないんでしょうね。そのころわたしはいったい何をしているんでしょうか。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1590

Trending Articles