ようやく日本でもCarrizoを使える日がやってきたようです。
レノボ、AMD Carrizo搭載の「ThinkPad E465」など
Carrizoはノート向けしか出ていないので当然完成品のノートPCですが。今回もメーカーはLenovo。値段もまずまずかと思います。昨年のKaveri搭載のE455は、ディスプレイの発色の悪さ、トラックポイント派にはなじまないスライドパッドと一体になったクリックボタンが不満でしたが、ボタンの形状はあの一時だけですぐに独立したタイプのボタンに変更になっているので此度のE465もそれに準じています。ディスプレイも記事中でわざわざ「フルHD IPS液晶」と断っているところも見ると、E455や555のような不満を覚えることはなさそうです。ただ、まだ買って一年ですから買い換えるのもちょっと・・・ですよねぇ、それ以外の機能面で不満はないし、買い足しにしてもサブにピッタリのタブレットタイプ、Photon2をこれまた買ったばかりでこちらに不満は特にないですし。ただCarrizoの能力は気になりますからどこか商業サイトで「ちゃんと我々の欲しい情報を抑えた」Kaveriとの比較テストをしてほしいものですが、まぁ無理か。
AMD関連で既存のユーザーにとってむしろ大きいのは、先日書いたRadeonの新形式のドライバ、RadeonSoftwareが公開になり、使えるようになったことでしょう。Catalyst最後の大型バージョンアップだったOMEGAから約一年後のことです。規模などはそれほど変わっていないようですが、UIは全く別物へと変貌したようです。さっそくAMDサイトへ言ってKaveri搭載デスクトップPCのためにダウンロードしてきましょう。なお、手動選択項目は若干変更になったようですが、先日書いたWindows8.1 32bitがお味噌扱いになっている点は全くなおっていません orz
まぁ実家で使うPCはWindows8.1と言っても64bitですから問題ないんですけどね。インストールし、設定項目を呼び出しましょう。今までとは大きく違う、グレーの設定メニューが登場します。呼び出しも速くなっている・・・はずですが体感できるほど違うわけでもありません。一方、「直観的に呼び出せるようになっている」の部分は確かにそうなっていて、「ゲーム」「ビデオ」「ディスプレイ」と分かりやすくなっています。ただ、項目の中は選択肢が非常に少なく、「これで大丈夫なのか?」と心配になるほど設定できる項目は少なめです。ただ、さすがにディスプレイの色や明るさなど画質に関する項目は別で、メニュー下部の"環境設定"から"Radeon 追加設定"を選ぶ、もしくは”ディスプレイ"の右上"追加設定"を選択すると、Radeonユーザーには見慣れたUIのCatalystそっくりの画面が出てきます。と、いうよりRadeonSoftWareもまだCatalystを含んでおり、初期インストール時の内容一覧にCatalystControllCenterの項目が見えます。ここだけUIを変更しなかったのは、ディスプレイ項目を細かく設定するほどのユーザーにとってUIの変更は操作性を悪くすることにつながるからでしょう。ただ、複雑な階層型メニューは整理されていて、従来よりは探しやすくなっています。
我々にとってもっとも大事な項目である「ビデオ」をチェックしてみましょう。一目見ればわかりますが、これまた設定項目が少なくなっています。OMEGAあたりから顕著でしたが、AMDは動画再生の設定項目を絞る方向に舵を切ってます。確かに過去のやり方はどれを選んでいいか分からず、迷うだけでしたが、それだけに拘れたのですが。今回はほとんどテンプレートを選ぶだけになっています。ここで気を付けておきたいのは、AMDの動画再生機能の大きな特徴であるFluidMotionVideo。それを一般動画ファイルで動作可能にするBluesky Frame Rate Converterが、テンプレート"カスタム"以外ではどうやら有効にならないという点です。今回はBlueskyのホームページさんで落とせる最新バージョン、1.3.3を使いましたが、"カスタム"以外では有効になりませんでした。なお、「まずBlueskyFRCUtilで設定」→「Radeon設定を立ち上げ"カスタム"にしてFluidMotionを有効」→「もう一度BlueskyFRCUtilを立ち上げて適応しなおさせる」→MPH-HCで外部フィルタとして使用、"優先する"設定にする」をお約束として忘れないように。やはりと言えばなんですが、モード2はKaveriでは相変わらず有効になりません。
なお、これらを必要とする、"カスタム"を選ぶ必要があるのはあくまでBluesky Frame Rate ConverterでMPC-HCなどから再生させる場合の話であり、PowerDVD14UltraでBDやBDMV相当のISOファイルを再生させるときはその限りでなく、どのテンプレでもFluidMotionは有効でした。最新バージョンの15は所有していないので試していませんが、おそらく同じだと思われます。また、VCEは最近ライブラリの仕様が変更になり、古いソフトウェアやプラグインではエンコードできないものが出るなどやや混乱を招きました。Crimzonになってまた変更になったのかが少し心配でしたがこの2~3か月のDriverで使えるVCEプラグインなら問題なくエンコードできています。
と、一日使っただけの具合ですが、弄らない人には使いやすくなってはいるものの、弄りたい人には項目が少なくなっていて物足りなくなる面もある印象です。IntelもNvidiaも確かに動画再生に関してあまり細かい調整は出来ないですが、そこはRADEONのAMDですからあっちに近づいてどうする!?です。"ビデオ”に用意されているテンプレを選んで再生すると明らかに異なる画質で再生出来ることから、内部では従来度甥細かい画質調整機能は持っているものと推測出来ます。ディスプレイ同様、ビデオにもオールカスタマイズ出来る細かい調整機能が復帰することを期待しておきましょう。
レノボ、AMD Carrizo搭載の「ThinkPad E465」など
Carrizoはノート向けしか出ていないので当然完成品のノートPCですが。今回もメーカーはLenovo。値段もまずまずかと思います。昨年のKaveri搭載のE455は、ディスプレイの発色の悪さ、トラックポイント派にはなじまないスライドパッドと一体になったクリックボタンが不満でしたが、ボタンの形状はあの一時だけですぐに独立したタイプのボタンに変更になっているので此度のE465もそれに準じています。ディスプレイも記事中でわざわざ「フルHD IPS液晶」と断っているところも見ると、E455や555のような不満を覚えることはなさそうです。ただ、まだ買って一年ですから買い換えるのもちょっと・・・ですよねぇ、それ以外の機能面で不満はないし、買い足しにしてもサブにピッタリのタブレットタイプ、Photon2をこれまた買ったばかりでこちらに不満は特にないですし。ただCarrizoの能力は気になりますからどこか商業サイトで「ちゃんと我々の欲しい情報を抑えた」Kaveriとの比較テストをしてほしいものですが、まぁ無理か。
AMD関連で既存のユーザーにとってむしろ大きいのは、先日書いたRadeonの新形式のドライバ、RadeonSoftwareが公開になり、使えるようになったことでしょう。Catalyst最後の大型バージョンアップだったOMEGAから約一年後のことです。規模などはそれほど変わっていないようですが、UIは全く別物へと変貌したようです。さっそくAMDサイトへ言ってKaveri搭載デスクトップPCのためにダウンロードしてきましょう。なお、手動選択項目は若干変更になったようですが、先日書いたWindows8.1 32bitがお味噌扱いになっている点は全くなおっていません orz
まぁ実家で使うPCはWindows8.1と言っても64bitですから問題ないんですけどね。インストールし、設定項目を呼び出しましょう。今までとは大きく違う、グレーの設定メニューが登場します。呼び出しも速くなっている・・・はずですが体感できるほど違うわけでもありません。一方、「直観的に呼び出せるようになっている」の部分は確かにそうなっていて、「ゲーム」「ビデオ」「ディスプレイ」と分かりやすくなっています。ただ、項目の中は選択肢が非常に少なく、「これで大丈夫なのか?」と心配になるほど設定できる項目は少なめです。ただ、さすがにディスプレイの色や明るさなど画質に関する項目は別で、メニュー下部の"環境設定"から"Radeon 追加設定"を選ぶ、もしくは”ディスプレイ"の右上"追加設定"を選択すると、Radeonユーザーには見慣れたUIのCatalystそっくりの画面が出てきます。と、いうよりRadeonSoftWareもまだCatalystを含んでおり、初期インストール時の内容一覧にCatalystControllCenterの項目が見えます。ここだけUIを変更しなかったのは、ディスプレイ項目を細かく設定するほどのユーザーにとってUIの変更は操作性を悪くすることにつながるからでしょう。ただ、複雑な階層型メニューは整理されていて、従来よりは探しやすくなっています。
我々にとってもっとも大事な項目である「ビデオ」をチェックしてみましょう。一目見ればわかりますが、これまた設定項目が少なくなっています。OMEGAあたりから顕著でしたが、AMDは動画再生の設定項目を絞る方向に舵を切ってます。確かに過去のやり方はどれを選んでいいか分からず、迷うだけでしたが、それだけに拘れたのですが。今回はほとんどテンプレートを選ぶだけになっています。ここで気を付けておきたいのは、AMDの動画再生機能の大きな特徴であるFluidMotionVideo。それを一般動画ファイルで動作可能にするBluesky Frame Rate Converterが、テンプレート"カスタム"以外ではどうやら有効にならないという点です。今回はBlueskyのホームページさんで落とせる最新バージョン、1.3.3を使いましたが、"カスタム"以外では有効になりませんでした。なお、「まずBlueskyFRCUtilで設定」→「Radeon設定を立ち上げ"カスタム"にしてFluidMotionを有効」→「もう一度BlueskyFRCUtilを立ち上げて適応しなおさせる」→MPH-HCで外部フィルタとして使用、"優先する"設定にする」をお約束として忘れないように。やはりと言えばなんですが、モード2はKaveriでは相変わらず有効になりません。
なお、これらを必要とする、"カスタム"を選ぶ必要があるのはあくまでBluesky Frame Rate ConverterでMPC-HCなどから再生させる場合の話であり、PowerDVD14UltraでBDやBDMV相当のISOファイルを再生させるときはその限りでなく、どのテンプレでもFluidMotionは有効でした。最新バージョンの15は所有していないので試していませんが、おそらく同じだと思われます。また、VCEは最近ライブラリの仕様が変更になり、古いソフトウェアやプラグインではエンコードできないものが出るなどやや混乱を招きました。Crimzonになってまた変更になったのかが少し心配でしたがこの2~3か月のDriverで使えるVCEプラグインなら問題なくエンコードできています。
と、一日使っただけの具合ですが、弄らない人には使いやすくなってはいるものの、弄りたい人には項目が少なくなっていて物足りなくなる面もある印象です。IntelもNvidiaも確かに動画再生に関してあまり細かい調整は出来ないですが、そこはRADEONのAMDですからあっちに近づいてどうする!?です。"ビデオ”に用意されているテンプレを選んで再生すると明らかに異なる画質で再生出来ることから、内部では従来度甥細かい画質調整機能は持っているものと推測出来ます。ディスプレイ同様、ビデオにもオールカスタマイズ出来る細かい調整機能が復帰することを期待しておきましょう。