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Channel: 録画人間の末路 -
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新モバイル環境到着その1 通信

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WiMAXだったころはあそこに任せておけば全部済んだモバイル通信。ここが一度「2+は3日/1GB制限を入れる」と言いだして(のちに3日/3GBに変更)から、3日制限大嫌いのわたしの放浪モバイルは始まりました。移籍先を探してWEBを調べ、量販店や専門店を回り、可能な限りの販売員の話を聞き・・・。そしてそのキャリアの販売員の全員が「3日制限はやっていません。実質撤廃しました」と答えたので移籍先として決意にたのがワイモバイルの305ZT。初めの3か月ほどは確かに3日制限は事実上なく、しかもWiMAXと比べてもつながりやすくて速く、PHSと合わせた大幅な割引もあって非常に安く快適な環境を手にしたことを喜んで、当ブログでも褒めちぎっていました。ところが4か月目に入るとワイモバイルはさっと手のひらを返して3日制限を導入、事実上1日使ったら3日使えない、4日に一度しかネットに使えないボロクズと化してしまいました。ああ騙された、こりゃひどいと早半年、悪口を書きまくってきましたがもう限界、生活に支障をきたすこの状況から脱却すべくMVNO購入を決意したのが先月。いろいろ書いていたところ、コメントでmineoを進められました。これを調べたら評判はまずまず、なにより今月末までに契約すれば半年間使用量800円引きという太っ腹なキャンペーンを展開中と言うではありませんか。しかも最低契約期間も解約手数料もありません。もしダメならさっさと解約してしまっても、他より懐の痛みは少なくて済みそう。結局、MVNOのおためしを兼ねてこれにすることにしました。3GBx2にした理由はわたしの必要容量である6GBを満たすためと、800円引きキャンペーンの恩恵が一番大きいのが一月974円の利用料金であるこの3GBコースだからです。

mineoエントリーパッケージ au/ドコモ対応SIM(マイクロ、ナノ、標準) データ通信/音声通話 月額700円(税抜)~ 511015ケイ・オプティコムケイ・オプティコム

量販店やネットで全部の手続きをするより、Amazon経由でエントリーパッケージを買った方が安いようです。わたしとしては一月/6GB使える契約をしたいのですが、あいにくとmineoには6GBコースがないので3GBを二組購入します。エントリーパッケージ代が二倍になるのとそのままでは3GBごとにSIMを入れ替えないと使えないようになってしまうのが難点ですが、前者は仕方ないにしても後者は解決方法がありそうなのでこちらを選択。申し込むと翌日には早くもパッケージが届きますので、まずは一組目をネット経由でIDを作りつつ申し込み、続いて同じIDで二組目を申し込み。なぜか二組目の申し込みメールが届くのに時間がかかりましたが、両方とも無事申し込みができました。ただ、二組のSIMや契約書は一緒ではなく別々に梱包されてきます。SIMと契約書自体も別梱包で届くので、計4組の荷物が送られてきたことになります。まぁここら辺は送料の節約より事務手続きの手間を省く方を優先したからでしょう。

パッケージが来るのと比べると少し時間はかかりましたが4組の小包は無事届きました。各種手続きは利用開始翌日にならないとできませんので、まずはSIMをさっさと設定してしまうことにします。
まず一枚目は相変わらず愛用しているFonepadNote6.ずっとSIMなしで使ってきましたが、これに初めてSIMを入れて使うことにします。もちろん同機はdocomoのSIMが使えるSIMフリー機であり、今回申し込んだのもdocomoの回線を使うコースです。本来mineoはauの回線を使うMVNOだったのですが先日からdocomoの回線も使い始めたとのことで、現在は併用中。auだと使える機械が限られてしまうのでauを解約したスマホかタブがある人でない限りdocomoを選んだほうが使い勝手はいいはずです。設定は同梱のマニュアルに従うだけ。ダイヤル回線経由でネットを使ったことが一度でもある人ならたやすく設定できるレベルです。すぐにつながるようになりました。もう一枚はPCで使うことを前提にルーターに入れることにします。使ったルーターはこれ。

docomo Wi-Fi STATION L-01GLG Electronics JapanLG Electronics Japan

ちょっと形状がデカく、あまり格好良くありませんがつながりゃいいんです、ルーターなんて。これはmineoも動作確認済みの機種で安心。
さて翌日、やっておきたいのは二つ、「パケットシェアの申し込み」と「節約モードの設定」です。MVNOの場合、使わなかった容量を翌月に繰り越して使えることが多いのですが、mineoはこれをSIMの登録先が同じ住所である場合、複数のSIMにまたがって利用することができます。つまり、一枚目のSIMを搭載した機器だけで通信を目いっぱい行い、もう一台のSIMを全く容量消費無しで使えば、残った容量、この場合3GBをそっくりそのまま一枚目のSIMの機器で利用することができ、疑似的に一月6GBのように使うことができるのです。あくまで未使用の繰り越し分だけであり、契約したその月からいきなり一枚で6GBを使えるわけではないのは注意。似たようなサービスはほかでもやるようですが、こうしたパケットのシェアが無料で行えるところは珍しいと思います。むしろ複数契約の割引が受けられて安くなるくらいです。単に1月6GBの容量をルーターで使いたいだけならBIGLOBEの方が安いんですが、シェアリングは有料サービスになってしまいます。わたしがmineoを選んだ大きな理由がここにあります。ただ、これを設定するにはパケットシェリングをMVNO側だけでなくシェアリングを行う相手に対しても許可を取る必要があります。これはmineoが発行するメアドでしか受け取れません。しかもなぜかメアドとパスワードは契約書には記載されとらず、mineoサイトのマイページから確認を取る必要があるのです。これを受け取るためだけに、mineoメールの設定をする必要が出てしまうわけですがまぁ一回だけ。そのあとはmineoメールを使う必要はないでしょう、mineoを経営するK-Optiの宣伝メールもmineoメールではなく最初に登録したときに受け取る申し込みメールのメアドに届きますしね。メールボックス容量を5GBまで無料で拡張できるサービスもやってますが、今時メール経由で大容量ファイルとかやり取りしないしなぁ、クラウドで十分。
さてそのシェアリングを有効に活用するため、もう一枚のルーターでなくFonepadNote6に搭載したSIMにおいて「節約モード」を敢行しましょう。これは速度を200Kbpsまで落とす代わりに容量に一切をつけなくなるモードです。設定アプリはAndroidの場合Playストアから落とせますが、これも翌日にならないと設定できません。わたしは外に持ち歩くようなAndroid端末には高速は必要ないと考えています。大きな容量、アプリのダウンロードなどは家のWiFi経由でやればいいですし、外ではメールの受信やSNSの確認・連絡、テキスト主体のニュースサイトの閲覧ができればわたしには十分です。mineoの200Kbpsは当然遅いですが、最初の一瞬だけ1Mbps近くまで上がる感じなので、先にあげた条件くらいなら実用範囲でクリアできます。


さて、設定その他はこれくらいにして、いよいよmineoの速度を図ります。まずはFonepadNote6の方から。午前11時ころの速度です。

ダウン / アップ
1.21   0.51

お、遅い・・・。と言っても実はFonepadNote6は3Gまでしか対応しておらず、LTEの恩恵を全く受けられません。このくらいでも仕方ないでしょう。本命はLTE対応のルーターです。

ダウン / アップ
16.16  7.08

おお、速いです!! 遅いという印象しかなかったMVNOとは思えません。噂通り優mineoは優秀なMVNOなのでしょうか。
しかし、問題はお昼、先のテストから一時間後、12:15分ことに測定したルーターは

ダウン / アップ
0.64   1.76

こ、今度は遅すぎる~。まさに印象通りのMVNO。あまりに極端です。ちなみにFonepadNote6内蔵はといいますと

ダウン / アップ
1.26   0.48

誤差の範囲しか変わってません。むしろLTEよえい早くなってます(笑)。これは明らかにLTEだけ絞ってますね。この辺は大都市でもないし、未だガラケーの方が多くみかけるしたった一時間でここまで落ちるほど混むとは思えませんから。
さて、次は16時半に計測。

ルーター
ダウン / アップ
18.87  9.31

FonepadNote6
ダウン / アップ
1.28   0.50

ルーターは完全に息を吹き返し、素晴らしい速度です。FonepadNoteは全く速度が変わらず、マイペースです。

さて、いよいよ時刻は18時少し前。そろそろ厳しくなってくる時間ですが。

ルーター
ダウン / アップ
2.67  8.33

FonepadNote6
ダウン / アップ
0.71   0.50

これはかなりのダウン。12時のときの速度低下と違い、今度こそ混んでいるから速度が出ないという感です。ついにFonepadNote6の速度も落ちましたしね。これはちょっと厳しいです、わたしの欲しい21~23時で4Mbpsが厳しいものになってきました。
いよいよ22時計測です!!!!!

ルーター
ダウン / アップ
3.03  13.61

FonepadNote6
ダウン / アップ
3.16   0.50

だぁぁぁぁぁ。正直思った以上に遅いです。じっさいKaveriノートで使ってみましたが、少々もっさり感じます。慣れれば普通にWEB閲覧くらいならできますが、OSやソフトのアップデートとなると時間がかかり過ぎて厳しいかも知れません。よくわからないのがFonepadNote6の3Gでして、なぜかここにきてここまでで最高の速度を記録し、LTEルーターを誤差の範囲ながら抜くほどです。いったい3Gに何があったというのでしょうか。

最後に午前1時の速度

ルーター
ダウン / アップ
11.30  8.92

FonepadNote6
ダウン / アップ
2.08   0.52

11時や16時ごろほどではないにしろ、不自由を感じない十分な速度が戻ってきました。FonepadNote6は別の意味で戻ってきた印象です。


さて、評判の良さそうなmnineoもやはりMVNO。速い時は速いけど遅いときは遅い、という当たり前の結論に達しました。まぁこんなもの、とするにはちょっと夜遅いですが、ああいう速度計測は結構CPU能力が左右するもの。実際22時台にKaveriノートの方で計測したところ、4.17Mbpsほどの速度が出ています。だから「慣れれば普通にWEB閲覧くらいはできる」と感じたわけです。この先ちょっと不安はありますが、サービスはよい方ですから様子見しながら使い心地を試し、徐々にこっちに移行するほうがいいかも知れません。

で、3日制限を強制導入してこちとらを裏切ってくれたワイモバイルの305ZTですが、同時に速度を測ると

11時 29.14/4.72
12時 27.34/1.03
16時 27.47/4.12
18時 25.96/4.36
22時 測ってません
1時 55.63/7.14

というお昼だろうと夕方だろうとものともしない速度結果が出ています。特に午前1時のだうん55Mbpsってなに? 二世代前のAtom搭載Androidで出る数字じゃないんですが・・・。どれだけ回線スカスカなんだろ。この数字だけ見れば、3日制限がなかったころの305ZTが如何に快適で、MVNOなんぞわたしが眼中になかった理由がよくわかると思います。ただし、この速度が出るのは一日だけ。PCでモバイルルーターを使うことを前提とした場合、一日この速度でPCを使えばそのあと3日間もまともに使えなくなってしまうのです。これがワイモバイルが強行した3日制限のひどさなんです。ついでにいくら早くても夜は動画サイト特定制限が別に発生し、一日2時間動画だけ200Kbps程度まで落とされますしね。

少なくとも半年間mineoはタダの隣くらいの値段で使えますし、305ZTを解約しても割引になっていたPHSの使用料が復活しますからあまり利用料金が変わらないという手前の事情もありますから、もう少しだけ305ZTの様子を見て、モバイルPCを使う初日だけ305ZTでソフトをダウンロードしたりOSのアップデートを行ったりと酷使し、二日目以降はmineoに切り替える、という生活にしてもいいかな?という気がしています。mineo二枚目の契約の使い道があまりないですが、まぁそれは仕方ないかと。節約モードを切ってワイモバイル最後の動きがあることを期待しましょうか。

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