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Channel: 録画人間の末路 -
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落し物で落ち込み

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今日街を歩いていたらですね、前の人が落としたのか蹴とばしたのかよく分からないのですが、ポロっと目の前に何か転がってきたんです。何かは止まってみたらすぐわかりました。財布です。反応するのにちょっと時間がかかってしまったので、ひょっとして落としたばかりだったとしたらその中に落とし主がいただろう集団ははるか先に言ってしまってしまいました。
とりあえず拾ってみたのですが、ここは普段歩きなれている道ではなく東京都内。目的地の代替の方向がわかるだけで住所も番地もわかりません。まして近くに交番や警察署があるかどうかも知りません。ほとんど右も左も分からないので、拾ってもどうしようもありません。
「ひょっとして、わたしがモタモタ警察探すより財布落とした人が気づいて戻ってくる方が先なんじゃ」
ついそう考えてしまい、ちょっと高いところに置きなおして速足で去ってしまったのです。
数秒ほどは我を忘れて歩いていたのですが、意味もなく角を曲がって財布が見えなくなってからは妙に気になって仕方ありません。数歩歩くごとにため息をつきながら数分ほど歩いていると、目の前に交番があるではありませんか。ちょっと迷いましたが、やはり財布の場所へ戻ることにしました。前よりも速足で。しかし、わたしが置いた場所にすでに財布はありませんでした。

考えられるケースは3つ
1.落とした人が取り戻した
2.別の人警察に届けた
3.別の人が拾い、金だけ抜いて捨ててしまった

わたしはその心境が全くわかりませんので信じられないのですが、現在日本において一番落とした財布に対してとられるのが3のケース、だそうです。わたしもかつて財布を落としたとき全く届けられませんでしたし、同様に金だけ抜かれて我が家の敷地内に放られたと思われる事件も起きています。往来でのことなのでそんな堂々とはやらない・・・と思いますが後で別の場所でやるかも知れません。その場合、現金はもちろん財布も一緒に入っているカードも落とし主のところには戻らない可能性がより高くなります。その責任の一端は、目立つ場所においてしまったわたしにあるのかも知れません。

1かせめて2であってくれと願わずにはいられませんが、もうあの財布の運命を知ることは不可能です。こんな思いをするのなら自分で一時保管して警察を探せばよかった、どうせ急いでないのだからと後悔せずにいられません。落ち込んでいます。

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