専門知識は皆無なのでそれがどうなのかは分からないのですが、シャープが資本金を大幅に減額するとかいう報道が数日前に流れましたね。一応シャープ自身は「決定したことは何もない」という発言をしていますが、この手の返答が表向きだけなのはよくあること。株主総会前に公式発言ととられかねない発言は一切できないというだけの話でしょう。それにしても1200億円ある資本金を1億円まで減らすとなると、あまりに大事。金額だけで言えば中小企業になると同じ事ですし、そういうのが許されるのかとか仮に許されたとしてもこの先シャープから投資を引き上げる人が続出するのではないかとか経済が一度メチャクチャになりそうな破壊力をもたらす気がします。実際株の取引きは倒産のうわさが出始めた企業並に多くなってしまったようですし。ソニーのように少しは持ち直してきたメーカーもあるのにシャープはどうなっているんでしょうか。そういえば最近のシャープの製品はどんなのでしたっけ。
シャープと言えば家電メーカー。と言ってもいわゆる白物家電はおいておくとして、わたしらの興味範疇に近いAV機器関連を見てみましょう。
テレビを見るとラインナップのほぼ半数が4Kあるいは4K技術を利用した高性能モデルであり、55型以上の超大型を中心に添えようとしています。これを見るだけでも今できる最高の製品をそろえようという意気込みを感じます。最近はすっかり縁が遠くなってしまった人も少なくないだろうレコーダーも、一時いくつかのメーカーがやたら推していたの「全録」など眼中になく、スカパー!プレミアム対応やスロットインハードディスクの採用、はたまた4K対応とソフトよりもハードよりの製品をドンと揃え、サイトの構成はともかくラインナップとしては硬派な印象。ようやく「ドラ丸」などソフトよりの製品もやり始めていますが、視点はどちらかと言えば録画マニアより。多分「自分らが欲しいと思う製品」をズラリとそろえた、んでしょう。
ただ、それがわたしらも欲しいかと言うと全然違うわけで。結局我々消費者が何を言おうと著作権業界も家電業界も見向きもせず、録画規制・録画弾圧は「あって当然の存在」となってしまいました。だからこそ多くのマニアはそういう家電業界を見向きもしなくなり、PCに逃げてしまったわけで。かくして消費者苦情すらこなくなった業界では声の大きい著作権業界のやりたい放題。そのとばっちりを受け、監視下にある家電メーカーがいくらマニア視点で硬派な製品を作ったところで買う人がいないわけですよ。先駆けて発売された4Kレコーダーにしたところで自己録自己再しかできず、メディアへの保存などが不可。しかもHDCPが採用されているおかげで4K以外のテレビにはダウンコンバートして映すことすらできないと来ています。こんなものが売れるわけがないのです。まだPCに逃げるという知識のない人向きの製品の方が売れる余地があるでしょう。
シャープは以前「亀山工場製テレビ」をブランドにしていたことからも職人気質のメーカーという印象です。「良い製品を作れば売れる」という路線、考えでやっているように見えます。それは本来正しいのですが、もはや日本ではそれは通用しません。そういう風にしてしまったのです。だからシャープは国内メーカーしか市場のない日本でも良い状態には見えません。海外ではどういう製品で展開し、どういう売れ行きなのか分かりませんが苦戦はしているのでしょう。今季は300億円の赤字を見込んでいるようですが、なんとなくまだ取り返しの効く状態じゃないかな?という気がします。だからこそ一か八かで大きく動き痛いのでしょうが、それでもわたしらが本当に欲しい製品からは一線を引いたところにある製品しか出ないんだろうなぁと思うと、まぁつぶれない程度に頑張ってちょうだいとしか言えないですね。
シャープと言えば家電メーカー。と言ってもいわゆる白物家電はおいておくとして、わたしらの興味範疇に近いAV機器関連を見てみましょう。
テレビを見るとラインナップのほぼ半数が4Kあるいは4K技術を利用した高性能モデルであり、55型以上の超大型を中心に添えようとしています。これを見るだけでも今できる最高の製品をそろえようという意気込みを感じます。最近はすっかり縁が遠くなってしまった人も少なくないだろうレコーダーも、一時いくつかのメーカーがやたら推していたの「全録」など眼中になく、スカパー!プレミアム対応やスロットインハードディスクの採用、はたまた4K対応とソフトよりもハードよりの製品をドンと揃え、サイトの構成はともかくラインナップとしては硬派な印象。ようやく「ドラ丸」などソフトよりの製品もやり始めていますが、視点はどちらかと言えば録画マニアより。多分「自分らが欲しいと思う製品」をズラリとそろえた、んでしょう。
ただ、それがわたしらも欲しいかと言うと全然違うわけで。結局我々消費者が何を言おうと著作権業界も家電業界も見向きもせず、録画規制・録画弾圧は「あって当然の存在」となってしまいました。だからこそ多くのマニアはそういう家電業界を見向きもしなくなり、PCに逃げてしまったわけで。かくして消費者苦情すらこなくなった業界では声の大きい著作権業界のやりたい放題。そのとばっちりを受け、監視下にある家電メーカーがいくらマニア視点で硬派な製品を作ったところで買う人がいないわけですよ。先駆けて発売された4Kレコーダーにしたところで自己録自己再しかできず、メディアへの保存などが不可。しかもHDCPが採用されているおかげで4K以外のテレビにはダウンコンバートして映すことすらできないと来ています。こんなものが売れるわけがないのです。まだPCに逃げるという知識のない人向きの製品の方が売れる余地があるでしょう。
シャープは以前「亀山工場製テレビ」をブランドにしていたことからも職人気質のメーカーという印象です。「良い製品を作れば売れる」という路線、考えでやっているように見えます。それは本来正しいのですが、もはや日本ではそれは通用しません。そういう風にしてしまったのです。だからシャープは国内メーカーしか市場のない日本でも良い状態には見えません。海外ではどういう製品で展開し、どういう売れ行きなのか分かりませんが苦戦はしているのでしょう。今季は300億円の赤字を見込んでいるようですが、なんとなくまだ取り返しの効く状態じゃないかな?という気がします。だからこそ一か八かで大きく動き痛いのでしょうが、それでもわたしらが本当に欲しい製品からは一線を引いたところにある製品しか出ないんだろうなぁと思うと、まぁつぶれない程度に頑張ってちょうだいとしか言えないですね。