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Channel: 録画人間の末路 -
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国産ゴジラ復活! 新作は2016年に

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今朝になって飛び込んできたニュース。今年最後にして最大の衝撃でした。


元祖「ゴジラ」完全新作として製作決定!2016年に12年ぶり復活


夏に公開されたアメリカのGODZILLAの続編の方ではありません。日本の東宝が製作する国産のゴジラ映画です!以前のトライスター版ゴジラがゴジラミレニアムシリーズの呼び水になったように、こたびのレジェンダリー版もやはり「日本のゴジラ」復活の呼び水となってくれたようです。
ハリウッド版GODZILLAに関する評価は、専門誌など専門家のものはほぼ賞賛一色。ただし、多くの寄稿文がどこか「奥歯に物が挟まった」かのような、実はもっと言いたいことがあるんだよ、という裏を読んでもらうことを意識して書かれていた印象も強いものでした。実際、わたしが見た限り、見たい物を見せない、怪獣映画の醍醐味を外し続ける映像演出には映画の冒頭部分でこれ以上ないほど高まった期待を鬱憤に換えるには十分なものでした。そういった期待感を感じなくて良かった二回目こそ「ああ、こういうのもアリか」と冷静な評価を下せるようになりましたが。
ただ、VFX主体の演出になることを臭わせる会見になったのが少々不安。CGの多様はあらゆる表現を可能にする代わりに奥行きを感じないペラペラ感を生み出す危険性も含まれています。実際レジェンダリーGODZILLAもそこから逃れられなず、迫力を半減させるカットも多く見られましたし。あくまでミニチュアを用いた、計算で出せない存在感を残してこそ日本の怪獣映画は何十年たっても見応えのある作品になり続けているものだと思うのですが。いずれにしても、日本で作られる怪獣ものは円谷プロのウルトラシリーズだけになって久しい日本映画界。ゴジラ2000ミレニアムではたった三年間ミニチュアを多様する特撮映画を撮らなかっただけでミニチュアの多くが処分されてしまって足りなくなり、VFXによる実景合成を多様するしかなかったのですから12年もやっていない以上、とても東宝社内だけで特撮が出来るとは思えません。多分特撮部分の多くは外注を使う、従来とは違う作り方をすることになるでしょう。むしろハリウッドで作られるより従来とは大きく異なったゴジラになるかも知れません。
もちろんレジェンダリー版ゴジラの新作も予定されており、日米制作のゴジラが併存することになるわけです。かつてハリウッド版ゴジラが作られると最初に決まった時、当時のファンが期待したのがその様だったんですよ。それこそ一~二年おきくらいにアメリカゴジラと日本ゴジラが交互に公開される世界。そんなかつての夢がついに実現することになりました。今度こそ期待を裏切らない、見たい物が存分に見られるゴジラになることを首を長くして待ってます。

記事の最後にのってる来年4月に作られる実物大ゴジラヘッドも楽しみ。写真撮りに行こう(^^)

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