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Nexus6触りつつ乗り換えPHSを考える

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来年4月になればWiMAXは帯域の2/3を2+に明け渡して速度が1/3になり、同時に2+は三日/1Gを超えたユーザーに制裁を加えるための速度制限を導入する。名目上は「することもあります」なだけに「しないかも知れない」と売り場の説明員は口をそろえて言うが、導入というだけでWiMAXユーザーには腹立たしい話なのだ。正直速度制限付きになる2+にWiMAXの文字を使ってほしくないと最近では思う(なので今後なるべく「2+」もしくは「UQの2+」などの表現を使うことにする)。

そういう状況を察知してか、キャンペーンに力を入れているのがUQもライバル視してことあるごとに比較対象としてきたイーモバイルの血を引くワイモバイルだ。「最新機種305ZTに限る」「キャンペーンの期間中なら」「手続きは必要」「アクセスはワイモバの回線の場合」などの条件付とはいえ
・一月7GBオーバーの速度制限の無料回避方法の提示
・三日/1GBの制限の撤廃
を行っているのはありがたい。一月7GB上限はひょっとしたらいかないかもしれない(わたしのモバイルの使用量は最近増えてきたがそれでも家のWiFi利用こみで一月3GBくらい)が、PCを使う時もあるので三日/1GBは月に二・三回、確実に超える。これは絶対受け入れたくないのでUQが制限を入れるというのならワイモバイルの方が用途に合う。仮に後になって「やっぱり三日/1GB入れます」と言い出したとしても、同じ条件ならPHSとの併用で割引が効きそうなワイモバイルの方がいいだろう。そこで本気の乗り換えを検討するため地元量販店へ。ワイモバイルコーナーを覗くと、さっそく説明員が「ワイモバイルのスマホ、如何でしょうか」と声をかけてくる。ちょっとお金がないのでこの場で買うつもりではないものの、本気の相談をするつもりだったので声をかけてくるのはいいが、PHSの使えるスマホはあまりいいものではないし。それにもうじきNexus6が出るし。

k「だったもうすぐ6出るし、それまでワイモバイルのスマホは見送りでしょう」
店「その言葉を待っていました。本日一台だけ実機を試用用に入荷できていますので、さっそく体験してみてください」

おお、買えるのは11日でも触れるのは今日からか。ということで案内に従ってNexus6を触らせてもらう。

・・・うーん、何か思ったより小さい。思わず自分のポケットに手を伸ばし、FonePadNote6と手触りを比べてしまった。ということは、Nexus6は当初の予想とは違い、わたしの理想の端末ではなかった、ということになる。
本当にいいものに触れている時に他の同系統のものを思い出すことは決してない。買う前はその良さを感じて「欲しい」と思うのみ。そして買ってからは逆に良さを感じることは全くなくなる。自分の手の延長・体の一部のようになり、ただそれを持つことが自然で空気のような存在になるだけだ。利用しているものを褒める時に「使うたびに良さを感じる」と言う表現を使う人がたまにいるが、良さを感じるということは不満点も同時に存在しているということを認めているということだ。それが比較対象になっているから良い部分が引き立つのである。少なくともわたしは、ほかの機種を触ったとき以外にFonePadNote6のを良さを実感することはない。たとえばもっと大きなサイズのタブレット。手にもって人に見せるように持てば、手の小さなわたしだって片手で持てる。だが自分に画面が見えるように持つと、どうしても手首が不自然になってわずかだが負担を感じ、それがストレスになる。結局長時間使う気にならない。FonePadNote6はわたしにとってその負担を感じないギリギリのサイズ。それゆえに手に馴染み、それが当たり前になっていてもう好い悪いを感じることすらないのだ。
Nexus6の画質などは確かに良くてFonePadNote6も比べれば見劣りするかも知れないが、動画の再生をしない限り落胆する差はないように思う。サイズは5.95インチ。6インチのベストサイズとほぼ同じだが、ベゼルが狭いために手にすっぽり入り、握りしめるように持てる。まだサイズに余裕がある印象だ。これなら6.2インチくらいないと逆に物足りない。また、予想とは違い裏はツルツルしていて薄い、デザイン優先の作りになっていた。薄くて軽いはキャッチになりやすいし見た目もいいが、持ちやすい使いやすい端末になるには、少々厚みがあって角をもった時の負担が分散した方がいいし、ある程度の重みがあった方がむしろ安定する場合だってある。見た目なんか美しくたって三日で慣れる。少々不格好でも持ちやすい方がわたしは好きだ。残念ながら「物足りない」端末であった。

ついでなので「PHSからの乗り換えの場合、電話番号やメールアドレスは維持できるか」と聞いたところ、「電話番号は可能だがメアドは無理」だそうだ。やはりPHSをキープした方がよさそう。ただ、ワイモバイルは最近カタログや公式サイトでPHSの文字を使いたがらない傾向にある。かなり小さい文字以外では"ケータイ"ばかり。ひょっとして近々PHSを切りたがっているのでは・・・。まぁさすがにそれは言わないことにして、モバイルに関してもあれこれ言っていると

店「お客様の用途でしたら、ルーター305ZTとPHSの最新機種CRESTIA 402KCの組み合わせはいかがでしょう。家族割扱いにすればPHSの基本料金は無料です」

と勧めてきた。わたしはPHSを機種変する場合、本命をWX12Kと考えていた。WX12Kはちょっと前調べた時点での現行PHS機種で黒耳並の下り400KbpsがPHS回線で出せる機種で、かつBlueTooth利用により外部のAndroid機種などのモデムとして利用が可能。他にもBlueToothが使えるPHSはあるが、Androidスマホで受信した電話を受けるための利用が主で、モデムルーターの代用品として活用できるかどうかは不明。これに"スーパーだれとでも定額"のオプションをつけると+1500円で電話とPHSのパケットが使い放題になる。このままでは少々高いがルーターとセットなら基本料金は無料になるのでHybrid W-ZERO3の新定額プラスGSに近い運用ができる。まぁ新定額プラスGSを割引の対象にしてもらえるならそれがベストだが、ワイモバイルにとって盲腸にも等しい旧ウィルコムのプランをそのまま割り引くなどということはしないだろう。そういうわけでWX12Kは料金も含めてガラケーではあるもののHWZ3の後継としてもっともふさわしい機種でもある。だが、これはすでに在庫のみの旧式で402KCが後継だというのだが、パッと見には両機種の見分けがつかない・・・。なんのことはない、402KCのハードはWX12Kそのまま。"WILLCOM"のロゴが"Y!mobile"に張り替えられ、ソフトがバージョンアップしてショートメールに対応しただけの機種であった。実はPHSはライトメールというPHSだけで通用する似たようなサービスがあったためにショートメールにはほとんどの機種が対応していない。最近はショートメールで送られてきた認証番号を打ち込まないと入会できない、なんてサービスが増えてきて、実際つい先日それでちょっと困ったこともあったので対応はありがたい。ショートメールも受信だけなら無料だし、これでPHSから移行したほうがいい用件が一つなくなった。もっともWX12Kも手動でソフトをバージョンアップすることでショートメール対応にすることは可能だが、どうせ値段変わらないしそれなら新しい方がいい。新契約するとしたら機種は402KCできまり。
ただし、一つ懸念がある。ルーターは二年縛りだが、PHSのケータイプランは三年縛りなことだ。正直三年は長い。縛りと割引を保ったまま一年に一回新機種に交換できるオプションもあるが、実質本体料金がかからない代わりに保険こみで毎月500円の他、機種のみ変更手数料5000円かかる。たぶん毎年一回もPHSで高機能型の新機種が出ることはないので、このオプションも保険以外の価値は薄い(もっとも毎年新しい402KCに交換することは可能、5000円払う価値があるかどうかは別にして)。ルーターとPHSの縛り期間の差がどうもあとで乗り換えをややこしくする気がする。

今回はこれだけ確認とったところで帰ることにした。まぁほとんど両乗り換えで心は決まっているが、PHSの契約更新月は9月だしルーターは6月。どうやっても解約料が発生してしまうのでまだ踏ん切りがつかずにいる。さすがにダブル解約料は痛いが6月まで一月/7GB制限のキャンペーンが続いている見込みも薄い。やはりさっさとやってしまって、なんとかPHS解約料は勉強してもらえないだろうか? くらいの交渉をするのが一番いい気がする。

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