AMD 、COMPUTEX TAIPEI 2014でHEVCデコーダを発表していた

もっぱら4K関連の話題を提供したうえで終了しましたCOMPUTEX TAIPEI 2014。その反面PCのメインパーツに関しては情報が少なく、モバイル関係のCPUや今後の方針と言った内容に終始していたと報道されていました。特にAMDに関してはHEVC絡みで何かしら発表がある、とのことだったのですがそれがなく、少々ガッカリさせられたという人も少なくないのではないでしょうか。ところが、実は日本での報道が全くなかっただけで少なくともHEVCのデコードに関する展示はあった、という情報を頂きましたので、こちらで報告します。

http://prohardver.hu/hir/computex_2014_amd_stand.html

海外のサイトの情報なので正確な情報は読み取れませんが、KaveriをもちいたHSAによるデコードで、4KのHEVC動画をCPU負荷率10〜20％程度で再生出来ていた、とのこと。エンコードに関する情報は残念ながらここでも見当たりませんが、これだけでも大きな話です。スムーズな再生が出来ていたのでしょうか。
記事から見るにAMDのブースはあまり目立たず、展示物も少なかったようです。おそらく日本の報道はメインブースでの大きな発表をただ報告するだけで、各社のブース、特にAMDのブースまででかけていって話を聞いたり展示物を取材したりはあまりしなかったのでしょう(コンパニオンのお姉さんの写真は除く)。意図的なものがないとしたら酷い手抜き取材だったということになります。日本の取材陣らしい話ではありますが、我々の知りたい肝心なことを教えてくれないのでは何のために出かけていったんだ？　と罵倒したくなりますね。

最近IntelのHD GraphicのドライバにもHEVCに関する情報があり、ソフトがあればデコード出来るようになっているのではないか？という報告もありますし、いよいよHEVCが身近なものになってきました。早くGPUデコードだけでも手元に来て欲しいですね。個人的には出来ることならWindowsMediaPlayerで再生出来るようになるといいなと願っているのですが。