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Channel: 録画人間の末路 -
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テレビ以上に進むPCの4K化

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ちょっと屈み方を間違えて腰を痛めました。と言っても床座りが少しきついくらいで大したことはないのですが。
・・・そういえば去年も同じ6月に中腰姿勢のとりすぎて腰痛めたっけ。ひょっとして6月って腰が痛みやすい季節なんでしょうか。気を付けましょうね。


先日から始まり、今なお続いているTAIPEIのCOMPUTEX。IntelやAMDの新CPUの発表などもありましたが、そんなものは些細な報告と思うほど他の分野、具体的には4Kの分野における発表が相次いでいます。

AcerとASUSが多数の4K液晶ディスプレイを展示
〜4Kキャプチャカードを展示するメーカーも


ご存じのとおり、昨年の終わりごろから急速にPC用ディスプレイに4Kモデルが登場し、市場を沸かせています。Dell、ASUS、Philipsと言ったいずれも海外メーカーですが、主に28型を中心に4K解像度のディスプレイを発売しています。しかもいずれも10万円以下という十分に手の届く値段。28型はPCとしては大き目ですが、部屋におけないサイズというわけでもありません。もっと小型がほしければ東芝の発売した4Kノートパソコンもあります。これから後追いするメーカーも出るでしょう。7以前よりも高解像度をアンチエイリアシングに利用できる機能を持ったWindows8.1が出たことでようやくPCは、それこそモバイルにも遅れた感じがしますが解像度=文字数の関係から脱却できる高解像度ディスプレイの活用に出られたことになります。4Kのキャプチャーボードもどうやら登場するようですね。もちろんわたしらの望む使い方ができれば、の前提は必要なんで、ちょっと長い目で見る必要はあるでしょう。こんなのもでるようだし。
一方、報道関係の語る4Kと言えばテレビ。ですが、4Kテレビはサイズも値段も個人が「買おうかな」と思うレベルに達しておらず、興味はあっても買う予定はないというアイテムのトップに名を連ねる存在となっていると思います。もちろんHDMI2.0に対応した4Kはテレビしかないなど進んでいる面は多くありますが、そこらへんを補いうるのがPCの能力でもありますので。わたしは4Kの映像ソフトは放送やパッケージより配信がメインになる可能性が高いと考えています。HEVCを使えば20〜25Mbpsくらいで4K映像の配信することができますからね。まだPCの能力は4K映像を軽々再生できる域には達していませんが、近いうちにソフトハードの両面で環境を整えてくることは確実ですし、今年の後半くらいからはHEVCも当たり前にPCで使われ始めるでしょう。逆を言えば、PCが今後活路を見出す一番の道は、映像関係しかないように思うのです。いくらPCが文章を書く、絵を描く、何かを作る、そういう創造に便利と言っても、今後人はモバイル機器を使って内輪向け以外には自分からはネットに発信を行わない受け身のみの使い方になっていく流れは止めようがないからです。受け身で使ってかつPCの処理能力が生かされるとしたら、映像が一番ですね。モバイルは容量による速度制限もありますしなにより無線では安定性に限界がありますから。PCにおいて4Kが活性化してきた背景は決してそういうものと無縁ではないと思うのです。

果たして今後の4K映像を取るのは、従来通り放送主体のテレビか、ネット配信を活用できるPCのどちらなんでしょうか。一つ言えるのは、日本だけはPCは除外される可能性が一番高いということです。

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