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Channel: 録画人間の末路 -
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NEC、4Kリアルタイムエンコーダを12日より発売

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冬季オリンピック、ダイナミックに進行してますね〜。夏季にはないスピードと高さが魅力な反面、ある程度悪天候も発生する場所でないと開催できないために、雪や空気の状態という不確定要素が勝敗を大きく左右する運の要素も強いので、予想外の結果も出てますね。それもまたスポーツ競技の醍醐味です。

今回は間に合いませんでしたが、次のスポーツ競技には間に合わせようとしているのが4K放送。日本は間違いなく4Kを放送の要素として押してくるでしょうが、果たして国際的にそれが受け入れられるかは少々疑問です。やはりソフトの販売や配信だけ4Kになるのではないか・・・という気がしますし。そうはあっても放送を推さなければならないのが今の日本の流れ。そして4K放送を行うにはほぼリアルタイムで4K映像をH.265/HEVC化するエンコーダーが不可欠ということで、NECがそれを販売にこぎつけました。

NEC、世界初4K/60pリアルタイムエンコーダ販売開始。4K放送に向けNTTと協力


ようやく登場、というよりまだ出ていなかったのかという印象です。なにせ昨年発表された試験放送を兼ねた4K放送は今年の予定なのですから。つまり、まだリアルタイムエンコーダーが発売されていない段階で半ば見切り発車的に4K放送の実施を決めた、ということになります。もちろん着々と開発が進んでいたことは総務省も知っていたでしょうが。そういえば日本放送協会の8Kだとかケーブルテレビの4Kだとか、実験段階はH.265/HEVCではなくH/264/AVC使っていたケースが少なくなかったですよね? これはHEVCエンコーダーが間に合わなかった時のバックアップ実験も兼ねていたんじゃ・・・と邪推したくなってしまいます。最近元気のない日本の半導体分野ですが、こういう映像処理の分野だけはまだ他国の追随を許さない印象がありますね。実際は必ずしもそうでもないようですが、イメージはまだまだ保ってます。ある意味日本のデジタル技術最後の砦になるのが映像処理分野なのかもしれません。

こういうものが我々一般まで下りてくるのはいつになるのでしょうか・・・一生来ないかもしれませんが。とにかく生放送で4Kを届ける条件はなんとか揃いそうです。早く生放送の形態での4K映像を一目見てみたいものですね。

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