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今買うべきはNW-Z1000

過去記事の反省〜!
コメントで「実際の売り上げ的には黒字でもラインの償却費用の関係で赤字になっているようです」という情報をいただきました。つまり、わたしが「どこも口をそろえて"タイの洪水"、"円高"、"薄型テレビの不振"と言っているということは、日本のAVメーカーはどこも全部ダメということ」と書いたのは、ある意味釣られた可能性があるということでしょうか? つまり、その3点セットさえ言っておけば株主も「まぁしょうがないな」と赤字の責任を追及しにくくなるから、横へ習えで同じことを言っておいてここぞとばかりに赤字を大きく発表した、と。そういう可能性もあるって話ですけど、そう考えてみるとものすごーくありそうでイヤです。


さてさて、ウチの弟の「モバイル通信をどうするか」って話ですが、結局「当面保留、どうしても使いたいときはWiMAXを奪って使う」って話になりました。残念。いやね、熱心に調べたり勧めたりしたのは、わたしが自分のプレイヤーを買うときに連れて行って「同時に加入すれば値引き!」なキャリアに入らせれば安く買える、って言う悪逆非道な下心があったからなんですよ。さすがの弟Bもそこまでは読んでいなかったようですが〜普段が普段だから〜。と、いうわけで作戦失敗。しょうがないので値引きじゃなくてもいいので、普通に買いましょう。
てなわけで「ミニタブレットの代わりにモバイルオーディオプレイヤーがほしい」話。いよいよ買うことになりまして。でも、迷いました。本命はソニーのウォークマン、NW-Z1000シリーズだとしても、対抗馬になるうる存在としてCOWON D3plenueとLyumo AD501という2機種も存在します。D3には標準で多彩な動画フォーマットに対応している点や有機ELディスプレイの採用、AD501は5インチの大型サイズと価格の安さという利点があります。また、どちらもNW-Z1000では使えないmicroSDHCカードが使えるところも迷わせる一因でした。
でも、結局購入したのはNW-Z1000の最高容量モデル、NW-Z1070です。
まずD3ですが、もうじきマイナーチェンジの後継機が出るということなのでパス、となりました。人にもよるでしょうが、わたしは商品入れ替えのために安くなった機種より出たばかりで当分モデルチェンジのなさそうな機種の方が好きなのです。
その点AD501は出たばかりで当分モデルチェンジはありえないわけですが、迷っている際に目に入ったのがPS Vita。5インチのディスプレイで動画の再生ができ、ネットにWiFi接続できるという機種はすでに持っています。Android機種として一人前ならともかく、AD501は正直スペックは低めです。動画とネットと5インチ、がメインならVitaに見劣りしちゃいます。
なら、別に何も買わずにPS Vitaを使っていればいいのでは? とも考えました。PS Vitaは誰も買いたがらない、なんてボロクソいわれ出したVitaですが、少なくともゲームのカードさえ入れなければVitaはいい機種です。携帯用としてはアナログスティックが引っかかるとか、少し大きくて重すぎるという問題もなくはないですが、画面は大きいし画質はいいし操作は快適だしタブレット型ミニPCの代用品としても申し分ないです。
ただ、これを街中で使う最大の欠点は、ズバリ目立つことです。街角でPS Vitaを持って画面をにらんでいる人がいたら、どう思います? Vitaだと思わず、PSPだと思われるかも知れませんが、どっちにしても「お、ゲーム機を持っているな。ゲームでもやっているのか」とちょっと興味を持って、つい画面を横や後ろから覗きたくなってしまいませんか? 東京の秋葉原とかなら珍しくないかも知れませんが、地方都市では目立って仕方ないんです。その点、NW-Z1000なら見た目はスマートフォンと大して変わりません。地方都市でもスマートフォンは当たり前になっていますから、持っている機種を見ただけで覗こうという人はほとんどいないはずです。そういう点も利点なのです。

また、見た目だけでなく、性能面ももっともスマートフォンに近いデジタルプレイヤーはNW-Z1000です。と、言ってもCPUはTEGRA2の1GHzでしかありませんが。クアッドコアのTEGRA3が登場した今、旧世代に属するものでしかなく、今月の雑誌「特選街」でデュアルコアの中で唯一ダメ出しを食らった古い性能のCPUと判断されたものです。ただ、それでも他のデジタルプレイヤーに同等品はなく、なによりTEGRA2はいまだ多くのAndroidタブレットに採用されているCPUです。性能はまだまだ現役と言ってもいいでしょう。

タブレット・デジタルプレイヤー・スマートフォンというAndroidの採用されているカテゴリーの中でダントツで性能が高いのはスマートフォンです。タブレットの多くが1GHz程度で高くても1.2GHzなのに対し、スマートフォンのハイクラスは1.5GHzに達しています。周波数だけで単純な比較はできませんが、それでもスマートフォンだけ世代がひとつ先なのは確かです。これはスマートフォンを販売するキャリアが、後から高い通話料と通信料で利益を回収できるため、高価なチップを搭載しても十分元が取れるからでしょう。一時流行った100円パソコンで、「あれは割高な契約を結ばされているから安いんだ」と突っ込まれましたが、スマートフォンのハイクラスはみんな同じような状況なのでしょう。一方タブレットは3G契約をしなければならない機種もありますが、多くは買いきりで利益を出さなければならない機種ですから、枯れた安いチップを使わざるを得ないですね。ゆえにタブレットとほぼ同じ性能を持ってそれより安いNW-Z1000はお買い得なのです。TEGRA2を使えたのはタブレットと同じ部品を使うスケールメリットもあったかと思われます(ソニータブレットはTypeS・PともTEGRA2です)。
もちろん、APPLEのiPodTouchやiPadは例外です。OSに加えてマーケットの利益も独占してしまえるAPPLEはNW-Z1000より安いiPodTouchを発売でき、性能で妥協する必要のないiPad2を発売できる唯一のメーカー・・・いや、企業ですから。

そういうわけで購入したNW-Z1000。もちろんまず動画をいろいろ試しています。そこらへんのレビューは、もうちょっと使ってから書くことにしましょう。

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