今日は評論家気取り口調で。
ウチの休日は世間様で言うところの土日は難しく、平日になることが普通。その際に遠出の予定が無いときは街の中心地巡りをすることが、趣味と実益を兼ねて多くの時間を量販店で費やす。客がどんなものを求めているか、本当に報道通りのものが売れているか、そういう空気を得るのに、電機製品だけでなくブランド品も普通に取り扱っている地元にある大手量販店は最適なのが実益の方だ。もちろんそっちに割く労力はせいぜい10%で、90%は趣味であるが。
ここ最近の注目株を言えばややりiPhone5s。なんでも発売の前後はiPhoneネタを書くとそれだけでブログの検索優先度が上がるらしくて多くのブログでiPhoneが取り上げられたようだ。そのピークもどうやら過ぎたらしいので、ウチでもiPhoneを取り上げるとしよう。
世界的に見れば失望感を味わわせたらしいiPhone5sも日本では話が別。ドコモがiPhoneを扱い始めたこともあって話題も売り上げも独占状態のようである。ただ、個人的な意見で言えばドコモがiPhoneを扱うことは反対だった。ドコモがソフトバンク同様のiPhoneの売り方をさせられることによって、それまで培ってきた日本独自の携帯電話向けサービスが全て潰される可能性があったからである。
少なくともソフトバンクにおいてAPPLEから要求されたiPhone売り上げのノルマは厳しいものだったと思われる。売り場は他社の製品と決して一緒にならず、色使いも配置も違いかつスペースも確保された特別扱いコーナーのみで売られている。それだけ見てもAPPLEの要求の仕方が他社と全く違うことが分かる。ノルマの面ははっきりとはしないが、以前本気で買うつもりでソフトバンクの携帯電話コーナーに行き、フィーリングの合う機種を見つけて「これにしようかな?」と弄っていたら販売員に「おすすめはiPhone」と聞いてもいないiPhoneの説明ばかり聞かされて辟易したことがある。買う気なしで東京でブラリとやはりソフトバンクの売り場に立ち寄り、Androidスマートフォンで遊んでいたときも販売員に話しかけられ、こっちは今使っている機種を褒めても「iPhoneはもっといいですよ」「iPhoneも試してください」と触っていた他社スマートフォンを取り上げられ、iPhoneを渡されたことも数回ある。もちろん説明は最初に触っていた機種のことは無視してiPhoneばかりだ。普通こんなことはやらないだろうから、今は多少違うかも知れないが特に数年前の当時は相当ノルマが厳しかったのだろう。
APPLEは絶対にiPhoneにキャリア独自サービスのアプリをプリインストールしたり専用回路を取り付ける設計にすることを許さず、キャリアにはただの接続サービスであることを要求するのは確実。ドコモがiPhoneを取り扱い、一部では販売数の50%とまで言われたノルマ達成を優先したら、たちまちドコモの独自サービスはもちろんおサイフケータイなども使われなくなり、瞬く間に潰れてしまう。それは許されないだろうと思っていたのだ。
で、地元の量販店である。ドコモコーナーはさぞiPhone一色になっているだろうと思いきや、今までと大して変わらない雰囲気しかない。ドコモの色である赤を主体とした売り場にところ狭しと各社Androidスマートフォンが並ぶいつもの光景しかなく、そこにはiPhoneは当然ない。むしろGalaxyが大々的に売られていた。これはご存知ドコモツートップ戦略の片割れながらXperiaほど売れず(いろいろ事情はあるだろうけど)次は外されると言う噂と関係があるのかそれともドコモに来るiPhoneへの対抗か、どっちにしてもテコ入れだろう。肝心のiPhoneはと言うと・・・。ああ、あったあった。よく見るとコーナー一番入り口のところがiPhone専用コーナーになっている。ただそのコーナーはどちらかと言うと通るだけで見ない・・・ルーターとかタブレットのような非スマートフォンが置いてある売り場で、メインコーナーとはほど遠い場所だ。もちろん広くない。専用コーナーと言っても単に新製品だからとりあえずコーナー作ってあります感すら漂っている。今までの売り場レイアウトを急に変えたくない変えられないという理由もあるだろうが、今までのAPPLEならこんな売り方をさせることなど考えられない。初日から売り場の半分ほどをiPhone専用コーナーにさせ、目立つ場所を占領させるはずである。
おそらくドコモはソフトバンクほどiPhoneを売る気がない。「独自サービスもおサイフケータイなどの機能も要らないから兎に角iPhoneをドコモで使いたい」という人のために、一ラインナップとしてiPhoneも選べるというだけの売り方をしていると思われる。他のショップの売り方は知らないが、一つだけとはいえ、iPhoneのこんな売り方する店を許す辺り、APPLEもドコモに対して相当妥協したのは間違いないだろう。そうなるとむしろiPhone専用コーナーはメイン売り場を外された逆効果で、ガラケー同様隔離されたような扱いに見える。ちなみに同じ店のソフトバンクは売り場の半分以上をiPhoneとiPadに費やし、表面の目立つところは全部APPLE製品で"凹"の字で言えばへこんでいる部分それも通路からは見えない裏側でしかAndroidスマートフォンとガラケーをあつかっていないという徹底ぶりだ。それゆえ、単に新iPhoneがみたいというだけの人はみなソフトバンク売り場を見ていた。平日と言うこともあってお客が少ないこともあるが、これではただiPhoneという人はソフトバンクに行くのも仕方がない。ちなみauは両社の中間くらい。iPhoneが一番目立つところに置いてはあるが売り場面積はソフトバンクの半分くらい。ドコモよりずっと広いが以前より少し狭く感じた。
現状、大雑把にみてiPhone5s/cのほぼ半分近くがソフトバンクで残りをauとドコモが分け合っているらしい。まぁドコモとソフトバンクではiPhoneに賭ける気合いが全く違う。むしろあの売り方でドコモが実績のあるauと同等以上の販売数(数は相変わらず公表されないけど)な方が驚きである。少なくともドコモは日本独自のサービスを投げ出してまでiPhoneを売る気はないようで一安心。こういう扱いなら特に問題はない。ただ、予想通り5cは売れてないようなので、テコ入れがあるかも知れないし、それによってドコモが対応を変更させられる可能性もないではない。
さて、記事のスペースは割いたものの別にiPhoneだけを見るためにこの店に来たわけではない。増税前にテレビを買うための下見に来たのである。大雑把に眺めるだけの時と本気で買う予定がある時では製品の見方がまるで違う。自分が買ってもいい製品を魂で見極めるぜ!
・・・ダメ。ひどい。酷すぎる。
部屋におけるのはあくまで40型クラスが限界。なので39〜47型を中心にデモ映像を見たのだけど、見るに堪えないものが多すぎる。特にひどいのが4倍速モード持ち。BD収録のVFXアクション映画でデモっていたので一見横の倍速止まりと比べて非常にヌルヌル動き、液晶にありがちな残像感もほとんどなくて買うならこちら、と遠目には見えるものの、ちょっと近づいて家で視聴する距離を保ってみると途端に画面が破綻しているのが分かる。俳優の顔が蝋人形の表面を溶かしたから、あるいは油絵を上書きしたかのごとくのくずれっぷりで、言うならばHD解像度のままコンポジット画質にしたようなもの。BD映像なのにインターレースの縞のようなものまで時折確認出来るひどさである。この崩れかたは実写部分がひどいがVFX部分はそんなことはない(多分アニメも)。ゆえに実写とVFXの質感の違いが普通に見るよりはるかにクッキリとわかりやすく、チラ見しただけでも映像で撮影した建築物と後からCGで描いて足した建築物が簡単に判別できるくらいで、これだったらミニチュア合成の方が何倍も格好いいと思う。かと言って倍速に落としたり倍速までしかない液晶テレビだと今度は残像が気になってやっぱり見るに絶えない。一時は進化して結構画質も良くなったと思っていた液晶テレビがここまで退化していたとは・・・。とはいえ55型以上の超大型ではこういった破綻は感じられなかったので、多分40型クラスまでは安物の補正回路やパネルを使っているのだと思われる。つまり、一時の32型以下の手抜き品質が40型クラスに採用されているのである。これなら確かに部屋のスペースの問題に目をつむってでも55型以上が欲しくなってしまう。相変わらず映画のBDは売れていないという話を聞くが、こんなテレビで見たら映画ファンはBDに失望して当然である。見る前は先日テレビCMを拒否されたのが話題になったパナソニックのホーム画面テレビを候補の一つにあげていたのだけど、あの画質を買うのは魂が許さない。カムバーック、プラズマテレビ!!!!
ざっと見ただけだと、なんとか候補になりそうなのは弟にも推薦した三菱と、あとはシャープと東芝の一部・・・くらい。恐ろしいことにソニーとパナソニックは全然ダメなものしかその店には置いていなかった。もっとも他メーカーはアニメのBDでデモっていたので画質の破綻が分からなかっただけかも知れない。本気で買うときは自前のBDソフトで画質確認出来る店で買うことにしよう。
この年末モデルがまともなテレビを買える最後のチャンス・・・と前に書いたが、すでに遅かったような気がする。あとはメーカー最後の奮起に期待するしかないが、ダメなら、PC用大型ディスプレイでどうにかするしかないのかも知れない。
ウチの休日は世間様で言うところの土日は難しく、平日になることが普通。その際に遠出の予定が無いときは街の中心地巡りをすることが、趣味と実益を兼ねて多くの時間を量販店で費やす。客がどんなものを求めているか、本当に報道通りのものが売れているか、そういう空気を得るのに、電機製品だけでなくブランド品も普通に取り扱っている地元にある大手量販店は最適なのが実益の方だ。もちろんそっちに割く労力はせいぜい10%で、90%は趣味であるが。
ここ最近の注目株を言えばややりiPhone5s。なんでも発売の前後はiPhoneネタを書くとそれだけでブログの検索優先度が上がるらしくて多くのブログでiPhoneが取り上げられたようだ。そのピークもどうやら過ぎたらしいので、ウチでもiPhoneを取り上げるとしよう。
世界的に見れば失望感を味わわせたらしいiPhone5sも日本では話が別。ドコモがiPhoneを扱い始めたこともあって話題も売り上げも独占状態のようである。ただ、個人的な意見で言えばドコモがiPhoneを扱うことは反対だった。ドコモがソフトバンク同様のiPhoneの売り方をさせられることによって、それまで培ってきた日本独自の携帯電話向けサービスが全て潰される可能性があったからである。
少なくともソフトバンクにおいてAPPLEから要求されたiPhone売り上げのノルマは厳しいものだったと思われる。売り場は他社の製品と決して一緒にならず、色使いも配置も違いかつスペースも確保された特別扱いコーナーのみで売られている。それだけ見てもAPPLEの要求の仕方が他社と全く違うことが分かる。ノルマの面ははっきりとはしないが、以前本気で買うつもりでソフトバンクの携帯電話コーナーに行き、フィーリングの合う機種を見つけて「これにしようかな?」と弄っていたら販売員に「おすすめはiPhone」と聞いてもいないiPhoneの説明ばかり聞かされて辟易したことがある。買う気なしで東京でブラリとやはりソフトバンクの売り場に立ち寄り、Androidスマートフォンで遊んでいたときも販売員に話しかけられ、こっちは今使っている機種を褒めても「iPhoneはもっといいですよ」「iPhoneも試してください」と触っていた他社スマートフォンを取り上げられ、iPhoneを渡されたことも数回ある。もちろん説明は最初に触っていた機種のことは無視してiPhoneばかりだ。普通こんなことはやらないだろうから、今は多少違うかも知れないが特に数年前の当時は相当ノルマが厳しかったのだろう。
APPLEは絶対にiPhoneにキャリア独自サービスのアプリをプリインストールしたり専用回路を取り付ける設計にすることを許さず、キャリアにはただの接続サービスであることを要求するのは確実。ドコモがiPhoneを取り扱い、一部では販売数の50%とまで言われたノルマ達成を優先したら、たちまちドコモの独自サービスはもちろんおサイフケータイなども使われなくなり、瞬く間に潰れてしまう。それは許されないだろうと思っていたのだ。
で、地元の量販店である。ドコモコーナーはさぞiPhone一色になっているだろうと思いきや、今までと大して変わらない雰囲気しかない。ドコモの色である赤を主体とした売り場にところ狭しと各社Androidスマートフォンが並ぶいつもの光景しかなく、そこにはiPhoneは当然ない。むしろGalaxyが大々的に売られていた。これはご存知ドコモツートップ戦略の片割れながらXperiaほど売れず(いろいろ事情はあるだろうけど)次は外されると言う噂と関係があるのかそれともドコモに来るiPhoneへの対抗か、どっちにしてもテコ入れだろう。肝心のiPhoneはと言うと・・・。ああ、あったあった。よく見るとコーナー一番入り口のところがiPhone専用コーナーになっている。ただそのコーナーはどちらかと言うと通るだけで見ない・・・ルーターとかタブレットのような非スマートフォンが置いてある売り場で、メインコーナーとはほど遠い場所だ。もちろん広くない。専用コーナーと言っても単に新製品だからとりあえずコーナー作ってあります感すら漂っている。今までの売り場レイアウトを急に変えたくない変えられないという理由もあるだろうが、今までのAPPLEならこんな売り方をさせることなど考えられない。初日から売り場の半分ほどをiPhone専用コーナーにさせ、目立つ場所を占領させるはずである。
おそらくドコモはソフトバンクほどiPhoneを売る気がない。「独自サービスもおサイフケータイなどの機能も要らないから兎に角iPhoneをドコモで使いたい」という人のために、一ラインナップとしてiPhoneも選べるというだけの売り方をしていると思われる。他のショップの売り方は知らないが、一つだけとはいえ、iPhoneのこんな売り方する店を許す辺り、APPLEもドコモに対して相当妥協したのは間違いないだろう。そうなるとむしろiPhone専用コーナーはメイン売り場を外された逆効果で、ガラケー同様隔離されたような扱いに見える。ちなみに同じ店のソフトバンクは売り場の半分以上をiPhoneとiPadに費やし、表面の目立つところは全部APPLE製品で"凹"の字で言えばへこんでいる部分それも通路からは見えない裏側でしかAndroidスマートフォンとガラケーをあつかっていないという徹底ぶりだ。それゆえ、単に新iPhoneがみたいというだけの人はみなソフトバンク売り場を見ていた。平日と言うこともあってお客が少ないこともあるが、これではただiPhoneという人はソフトバンクに行くのも仕方がない。ちなみauは両社の中間くらい。iPhoneが一番目立つところに置いてはあるが売り場面積はソフトバンクの半分くらい。ドコモよりずっと広いが以前より少し狭く感じた。
現状、大雑把にみてiPhone5s/cのほぼ半分近くがソフトバンクで残りをauとドコモが分け合っているらしい。まぁドコモとソフトバンクではiPhoneに賭ける気合いが全く違う。むしろあの売り方でドコモが実績のあるauと同等以上の販売数(数は相変わらず公表されないけど)な方が驚きである。少なくともドコモは日本独自のサービスを投げ出してまでiPhoneを売る気はないようで一安心。こういう扱いなら特に問題はない。ただ、予想通り5cは売れてないようなので、テコ入れがあるかも知れないし、それによってドコモが対応を変更させられる可能性もないではない。
さて、記事のスペースは割いたものの別にiPhoneだけを見るためにこの店に来たわけではない。増税前にテレビを買うための下見に来たのである。大雑把に眺めるだけの時と本気で買う予定がある時では製品の見方がまるで違う。自分が買ってもいい製品を魂で見極めるぜ!
・・・ダメ。ひどい。酷すぎる。
部屋におけるのはあくまで40型クラスが限界。なので39〜47型を中心にデモ映像を見たのだけど、見るに堪えないものが多すぎる。特にひどいのが4倍速モード持ち。BD収録のVFXアクション映画でデモっていたので一見横の倍速止まりと比べて非常にヌルヌル動き、液晶にありがちな残像感もほとんどなくて買うならこちら、と遠目には見えるものの、ちょっと近づいて家で視聴する距離を保ってみると途端に画面が破綻しているのが分かる。俳優の顔が蝋人形の表面を溶かしたから、あるいは油絵を上書きしたかのごとくのくずれっぷりで、言うならばHD解像度のままコンポジット画質にしたようなもの。BD映像なのにインターレースの縞のようなものまで時折確認出来るひどさである。この崩れかたは実写部分がひどいがVFX部分はそんなことはない(多分アニメも)。ゆえに実写とVFXの質感の違いが普通に見るよりはるかにクッキリとわかりやすく、チラ見しただけでも映像で撮影した建築物と後からCGで描いて足した建築物が簡単に判別できるくらいで、これだったらミニチュア合成の方が何倍も格好いいと思う。かと言って倍速に落としたり倍速までしかない液晶テレビだと今度は残像が気になってやっぱり見るに絶えない。一時は進化して結構画質も良くなったと思っていた液晶テレビがここまで退化していたとは・・・。とはいえ55型以上の超大型ではこういった破綻は感じられなかったので、多分40型クラスまでは安物の補正回路やパネルを使っているのだと思われる。つまり、一時の32型以下の手抜き品質が40型クラスに採用されているのである。これなら確かに部屋のスペースの問題に目をつむってでも55型以上が欲しくなってしまう。相変わらず映画のBDは売れていないという話を聞くが、こんなテレビで見たら映画ファンはBDに失望して当然である。見る前は先日テレビCMを拒否されたのが話題になったパナソニックのホーム画面テレビを候補の一つにあげていたのだけど、あの画質を買うのは魂が許さない。カムバーック、プラズマテレビ!!!!
ざっと見ただけだと、なんとか候補になりそうなのは弟にも推薦した三菱と、あとはシャープと東芝の一部・・・くらい。恐ろしいことにソニーとパナソニックは全然ダメなものしかその店には置いていなかった。もっとも他メーカーはアニメのBDでデモっていたので画質の破綻が分からなかっただけかも知れない。本気で買うときは自前のBDソフトで画質確認出来る店で買うことにしよう。
この年末モデルがまともなテレビを買える最後のチャンス・・・と前に書いたが、すでに遅かったような気がする。あとはメーカー最後の奮起に期待するしかないが、ダメなら、PC用大型ディスプレイでどうにかするしかないのかも知れない。