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Channel: 録画人間の末路 -
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ウィルコムのスマートフォンがお得がどうか真剣に考える

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長い割に中身ありません。


先日のことですが、愛用のPHS、Hybrid W-ZERO3が壊れました。トイレで落としたわけです。
普段は間違っても落とさないよう、PHSは棚の上に置いてから用を足しているのですが、その時はしゃがんでいたらたまたま電話が弟Bからかかってきたんで、手に持っていたんです。そこに店にお客さんが来まして。その時は店番が他におらず、わたし一人だったのであわてて電話を切ったところ、つるりと手から滑りました・・・。
幸い和式だったので直撃は避けましたが水没してしまったことに代わりはありません。症状は画面が映らないというものです。電源を入れれば入るし、音やランプの点滅状態から画面が映らない以外の動作は正常に動作しているように見えます。多分液晶パネルを交換してもらえばまた使えると思います。でも、一度トイレに落ちたものを顔に付けるのはいささか抵抗がありますね、洗うにも限度はありますし。
なお、不幸中の幸いHybrid W-ZERO3は最近のPHSにはないW-SIMカートリッジ方式なので、それさえ生きていれば別のW-SIM対応機に差し替えれば使用することが出来ます。なので以前使っていたWillcom03を久々に充電して差し替えたところ、オンラインサインアップさえすませれば使用することができました。電話帳などはW-SIMにバックアップを取ってあったのでそこから本体に移してやれば問題なし。古い機種なので画面が小さく、違和感はありますが昔は普通に使っていた電話機ですから操作は慣れており、すぐに普通に使えるようになりました。ただ、何年も放っておいたせいか、暗証番号入力時に節電モードに入ろうとするとできず、解除しても節電モードや電源オフを一切受け付けなくなりリセットしなければならなくなるなど、さすがにいろいろ弱っていて買ったころの動作は期待出来ない感じです。
こうなると他の新しい電話機への買い換えを検討する必要が出てきます。わたしはあまり通話では利用しませんが月に一〜二度くらい長電話をする時があり、その相手はそのためにPHSをメインに使っている(PHS同士は連続2時間45分までなら何度電話し合ってもオプションなしで無料)ようなものですから、買い換えると言ってもPHS以外にすることは考えていません。その中であえて選ぶとしたら・・・。
第一の選択肢は「ガラケー」タイプのPHSです。最近は「実はスマホよりガラケーの方が高性能で使いやすい」ことがバレつつあります。わたしに言わせれば今のスマートフォンというのはW-ZERO3系などと違って「キャリアがやっていた有料サービスをOS提供側が奪い取って代わりに行う」電話機でしかないですしね。ただ、ウィルコムのガラケーはそこまで高機能なものはないです。そのうえ料金プランが新定額プランSしかありません。PHSなのでメールはどう使っても無料ですが、それ以外のネット接続を行うとパケット料が発生します。それも33333パケットで上限の2800円に到達してしまうので、月に数回電話機からネットにアクセスすればまず間違いなく料金は満額払いになるでしょう。自分に置き換えると、事実上2800円は固定料金です。
それ以外の料金プランだと、Androidスマートフォンを選択するしかありません。ウィルコムの料金プランで契約出来る現行スマートフォンは三機種ですが、どのうち一機種はウィルコムのプランが使えるだけで通信も通話もソフトバンク回線なので問題外。残りは「やや機能は高めだがPHSが通話しかできない」DIGNO DUAL 2と「PHSでも通信として使えるが機能がやや低い」AQUOS PHONE es。機能の高低と言ってもCPUなどは他社に比べればどちらも低めで、それほど大差ありません。解像度と4Gに対応しているかどうか、くらいしかわたしにとっては実質的な差はないでしょう。
ただ、DIGNO DUAL 2はpdxメールを受け取れませんが、AQUOS PHONE esはPHS回線を使い、リアルタイムでなければ今までのpdxメールも使えると言うことなので、こっちが有力です。
肝心の料金プランは1GBまでしか速度制限のない通信が出来ないLiteと7GBまでのD+がありますが、わたしはWiMAXユーザーでもありますので、ソフトバンク回線の接続は別になくても困りません。全く使えなくてもいいくらいなので安い方がいい、ということで選ぶとしたらLiteだけです。Liteのパケット料は宣伝でも使っている1980円ですが、ウィルコムユーザーが機種変で契約した場合、この値段なのはたった半年だけで、その後は2980円に値上げされてしまいます(ウィルコムなのでどうなるか分かりませんが)。1980円で2年間契約出来るのはドコモやauと言った他キャリアからのMNPによる乗り換えの時だけ・・・と言いたいところですが、実は量販店ではなく、ウィルコムプラザで機種変すれば既存ユーザーでも2年間1980円のまま使えます。

http://mm.willcom-inc.com/monthly/201309/kisyuhen1980.asp

2年間割引になるW-VALUEは以前なら基本料金も対象でしたので、ポイントの付く量販店での一括払いとどちらが得か迷うところですが、今は基本料金は割引の対象外となり、オプションや通話料などの利用料金か本体価格の分割料金しか対象にならなくなったため、プラザでやった方が得でしょう。その場合、先の新定額プランSと比べますと、あちらが基本料金1450円+パケット料金2800円で4250円事実上毎月掛かるのに対し、980円+接続料315円+パケット料1980円で、3275円と、こちらの方がぐっと安くなります。2年経由して2980円になったとしても4275円でほぼ同額です。もちろん本体料金は違いますが、全くWEBを使わないならともかく少しでも使うのなら、ガラケータイプよりスマホを使った方がウィルコムの場合毎月支払う料金が安くなるわけです。最近は格安SIMも出回っていますので1GB2980円ではちっとも安く感じませんが、1980円なら「スマホ一台で使える」「別途ルーターが必要ない」など使い勝手で上回り、まぁどちらがいいか考えどころになるわけです。それに1GBと一口で言えば小容量に見えますが、パケットに直せば8388608。838万8千6百08パケットになりますので、「アプリをダウンロードする」「アプリをアップデートする」「動画配信を見る」「パソコンのモデムの代用品にする」などをWiFiのみで行い、3GはWEB閲覧やSNSだけにしか使わないのなら、そう簡単に使い切る容量でもないわけです。Hybrid W-ZERO3の3G接続は速度制限まで1000万パケット(ドコモ開始当初は無制限・ソフトバンク開始当初は500万パケ)でしたが5250円かかるなうえ7.2Mbpsまでしか出ませんでしたから。常に電車で移動して暇さえあればスマホを弄っている都会人ならともかく、せいぜい通勤通学の行き帰りくらいしか電車やバスを使わない田舎者なら足りてしまうはずです。ましてわたしは自営業ですしね。わたしがWiMAXを併用しているのはパソコンでも使うからです。

と、「現行品としては」一番安く使えると言ってもおかしくないウィルコムプランLiteですが、如何せん今使っている「新定額プランGS」と比べると分が悪い・・・。なにせ3Gを使わず、PHSだけでWEB接続するだけなら、ブラウザの利用はもちろんパソコンのモデムとしても無料で使えるのですから、いざという時これほど頼りなる、安心して使える電話機は他にありません。PHS同士以外ほとんど通話しないのなら、かなりヘビーに使っても基本料金の1450円+α程度だけで維持することが出来るという、非常に安い・・・というより狂った料金プランが、Hybrid W-ZERO3における新定額プランGS/Gなのです。いくらウィルコムプランLiteが現行機の中ではお得な方でも、キャンペーン価格でもほぼ2倍の料金になってしまいます。ただ、3Gがあまり使われなかったのは、料金の問題もありますが、Hybrid W-ZERO3の機能が低く、3Gの速度が生きるほどの処理能力を持っていなかったのでPHSと比べてお金を払うほど体感上の差を感じられなかった、というものもあるでしょう。
これでもウィルコムとしては頑張った方、Hybrid W-ZERO3ユーザーが乗り換えを検討出来るように繊細に作られた機種であり、料金プランであると思います。ウィルコム初のAndroidスマホであったDIGNO DUALの専用料金プラン、ウィルコムプランDは他キャリア並みの料金の高さだったためかなりの非難を、特に後継機を期待していたHybridユーザー(わたし含む)からは総スカンに近い非難を受けたはずです。この時期ウィルコムは「高いのにはわけがある」と題した臨時メルマガを何度も送信して寄越したほどですから。ただ、この料金プランもHybridユーザーの移行用にと考えていた形跡はあります。ただし、3Gを活用していたユーザー向けですが。実際にはHybridで3Gをバリバリ活用していた人など、あの時期には全くいなかったでしょう。そういう人はすでに他キャリアへ移行していたはずです。それと比べると、ウィルコムプランLiteはPHSしか使っていないHybridユーザーに近い料金設定になっていますし、AUOS PHONE esもPHS通信が出来る点・PHS回線でパソコンのモデムとして使える点など使い勝手が近づけてあります。「それなら3Gのパケット料を基本無料にして使った分だけ料金が発生するプランも使わせろ」と言いたいところですが、それは無理でしょう。だいたいOSもCPUもデフォルトでPHSに対応したものなどないのですから、開発はそれなりに難航したはずです。それをまた最低限度の基本料金だけで使われたらウィルコムとしてもたまったものじゃない、また倒産の元です。「ギリギリまで絞ったから、このくらいで勘弁してくれ」という声のする料金にはなっています。さすがにもうHybridの機能で満足、PHS通信だけでバリバリ使っているという人もいないでしょうから「千数百円の追加でそれほど使い勝手の落ちないAndroidスマホに乗り換えられますよ、今度はそれ以上の追加料金なしでもっと速い3Gが使えます」というのはそれなりに説得力があります。

と、ウィルコムの事情を納得したところで、自分の環境に合わせて考えます。この端末、当然Androidなんですが、この2年間で「Androidみたいなモバイル向けOSは複数持っていてもしょうがないなぁ」という気分になっています。パソコンのWindowsのように、命令をインプット(笑)したら、後は任せてほったらかしという時間が長い機械は複数台持つ意義がありますが、AndroidはそういうOSじゃありませんしそういうソフトを走らせることもありません。直接操作してナンボの類ですから一台いいのがあれば十分。となると、Androidはスマートフォンとして契約利用しなくてもデジタルオーディオプレイヤーだったり安いタブレットだったり他に入手手段はいくつもあります。これが別のOS・・・例えばWindows PhoneとかFireFoxOSとか・・・だったら面白そうだったんですが。だって、使える容量は1GBですからブラウザとかSNSしか使い道ありませんし、そんなアプリどのOSでも最低限は用意されているでしょう? どうせなら使ったことないOSを使ってみたいものですよ。iOSはもちろんiPodTouchで十分ですし。

今のところ、Willcom03にW-SIMを差し替えたものと、Androidウォークマン+WiMAXの併用でほとんど足りている感じですしねぇ。今までは各種メアドに届いたメールを全部Hybrid W-ZERO3に置くって確認していたのですがWillcom03のメールはHTMLが使えずタグだらけになってなにがなんだかわからなくなってしまうので、転送先をGmailに変更し、Gmailからの転送をウィルコムメールにすることにしました。これで、メールの受信はPHSの音やバイブで確認、HTMLだったらAndroid端末を使ってGmailで確認という二重構造ができあがっています。とりあえずこれで様子を見ておきましょうか。なにせ、わたしのHybrid W-ZERO3は買って3年と1か月なんですわ。ここら辺このブログで記録とっているんで間違いないです。新定額プランGSの縛りが切れるのはちょうど3年ですから、まさに縛りが切れたばかり・・・の一か月後に交換というのもなにか損した気分。壊したのが先月なら機種変手続き2100円が不要だったので迷わなかったのに・・・。と、言っても前回のWillcom03を交換したときも縛りが切れる2年と1か月で機種変したんですけどね。ということで、とりあえずHybrid W-ZERO3を直せないかどうか聞いてきます。修理費かかるようなら、機種変考えるってことで。

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