この2〜3日。ちょっと先の新製品の仕様の一部が公開される傾向が出ており、いろいろ楽しみになってきています。
AMDがAPUの目的として押しているHSAの取り組みと成果に関して学術イベント「Hot Chips 25」で発表するというのがまずひとつ
AMD,GPUとCPUで同じプログラムが動く「HSA」の最新動向を公表。Javaへの対応計画も明らかに
大体は今まで公開された内容で、それが具体的に研究成果として公開されるだけのようですが、"HSAでは,その面倒くささを取り除いて,同じプログラムでGPUとCPUを扱えるようにしようとしている"とはっきり書かれていると、少しワクワクするものがあります。APU内蔵のGPUが実質CPUをマルチコア化したのと同じ効果があるソフトが出るとなると、CPU単体など比較にならない処理能力が発揮されるかも知れないということですから。また、強力な外部GPUを併用した場合と比べても、AMDが言うところのhUMA、つまりCPUとGPUでメモリをシームレスに扱うのは外部GPUシステムでは無理ですから、よほど大容量のメモリをグラボ自体が持たない限りAPUの方が足回りが良くなる可能性も十分あるということです。もちろん実践されなければ絵に描いた餅ですが、AMDがFXシリーズの次の影を見せないところを見ると、当分HSA対応APUで十分パフォーマンスは稼げるという手ごたえを感じているのかも知れません。何はともあれKaveri待ちということで。
もうひとつのお楽しみがマイクロソフトの新型ゲーム機、Xbox One。こちらも同じHot Chips 25で利用するチップ、すなわち今まではっきりしていなかったCPU(AMDのAPUであることくらいは既出でしたが)の仕様が公開される模様です。
Microsoftが「Xbox One」のチップ概要をHot Chipsで発表
予想通りPS4と同じくJaguarをベースに8コアしたカスタマイズ仕様ですが、エンベデッドメモリを32MBも搭載するなど大幅なカスタマイズが図られ、単純にPS4のAPUと数字だけを見て同一視できない内容となっているようです。なんかサーバーCPU並みのでかさになってしまった、という恐ろしい話も見えてますが、個人的にはPS4よりこっちに期待しています。PS3はPCの相棒としてもバッチリの有能な動画プレイヤーでしたが、自爆によってその地位を投げ出しています。後継たるPS4のAV機能はいまだ明らかになっていません。それに対してXbox Oneは主にアメリカでではありますが、CATVのSTBとしてもしくはSTBとの連動性を非常に大事にして設計された機器であり、ゲーム機のおまけ扱いでなく、AV機器の中枢としての使命をも背負った機械になるらしい、とされています。当然動画プレイヤーとしてもそれなり・・・おそらくはRADEONの機能やWindowsのノウハウを生かしてPS3(の、一番良かったころ)を超えるものにしてくると思われます。ただ、残念なことにわが国日本は世界一動画、特にテレビ番組の取り扱いにうるさく、ちょっと個人利用しただけで法で罰せられる可能性があり、それも年々強化される一方という国です。ひょっとしたら、Xbox Oneは、さすがに日本で売らないとは言わないでしょうが、AV機能を大幅に削減された日本カスタマイズ仕様になってしまう可能性は少なからずあります。実際登場も日本は送れるようですし・・・。やはり究極の動画プレイヤーはパソコンということになるかもしれません。早くKabini搭載の小型ベアボーンとか出ないかな?
チップだけでなく、メーカーに目を向ければ、パナソニックがベルリンで開かれる「IFA 2013」で4K関係の新製品を公開するらしいのです。
パナソニック、IFAで「4K新製品」「新BDレコーダー」など公開へ
話だけはあった「20型4Kタブレット」とか「4K有機ELテレビ」なんてのも後者は参考出品ですが展示されるようです。かなり前にパナソニックとソニーが有機ELで協力、なんて話も出てましたがその後音沙汰なし、気がついたら4K4Kと液晶の強化を狙うばかりで「ケッ、しょせんどこも機能より効率優先で液晶一色でいたいのかよ。あんな小手先の技術で水増しした仕様しか選択肢がないなんで売れなくて当たり前よ」と居酒屋の隅で何本も徳利倒しながら管巻いているしかなかった現状ですが、少なくとも有機ELはまだ忘れられていなかった、ってだけでうれしいものです。ただ、気になるのは「その他の4K」ですねぇ。考えられるのは、すでに東芝・シャープ・ソニーと出ているのにパナソニックだけ具体的な製品がない4Kテレビ、それに液晶プロジェクター、4K放送対応レコーダーってとこでしょうか。4Kのプラズマ・・・は無いんでしょうねぇ。やっぱりバーの隅でウイスキーのボトル空けて管を巻く日々はまだまだ必要な気がしてなりません。
あとはちょっとしょぼいんですが
情報通信研究機構、TV周波数帯を通信に利用できるAndroidタブレットを開発
いわゆるホワイトスペースを通信として使えるようにした、ってことでしょうか。Androidタブレット端末を開発した、となっていますが、それは受信側だけの話で、開発は基地との一体でしょうから。あくまでUHF波ですから最近たびたびあげているモバキャスやV-LOWにすぐ使える技術ではありませんが、ドコモが最終的にモバキャスの帯域で狙っているのはやはり通信利用じゃないかな、と考えてますので、そこに一歩近づいたといえるかも知れません。今回のホワイトスペース技術にしてもまさか無線LANの利用のために使おうなどと考えていないでしょうから、将来的にはやはり通信利用でしょうしね。
AMDがAPUの目的として押しているHSAの取り組みと成果に関して学術イベント「Hot Chips 25」で発表するというのがまずひとつ
AMD,GPUとCPUで同じプログラムが動く「HSA」の最新動向を公表。Javaへの対応計画も明らかに
大体は今まで公開された内容で、それが具体的に研究成果として公開されるだけのようですが、"HSAでは,その面倒くささを取り除いて,同じプログラムでGPUとCPUを扱えるようにしようとしている"とはっきり書かれていると、少しワクワクするものがあります。APU内蔵のGPUが実質CPUをマルチコア化したのと同じ効果があるソフトが出るとなると、CPU単体など比較にならない処理能力が発揮されるかも知れないということですから。また、強力な外部GPUを併用した場合と比べても、AMDが言うところのhUMA、つまりCPUとGPUでメモリをシームレスに扱うのは外部GPUシステムでは無理ですから、よほど大容量のメモリをグラボ自体が持たない限りAPUの方が足回りが良くなる可能性も十分あるということです。もちろん実践されなければ絵に描いた餅ですが、AMDがFXシリーズの次の影を見せないところを見ると、当分HSA対応APUで十分パフォーマンスは稼げるという手ごたえを感じているのかも知れません。何はともあれKaveri待ちということで。
もうひとつのお楽しみがマイクロソフトの新型ゲーム機、Xbox One。こちらも同じHot Chips 25で利用するチップ、すなわち今まではっきりしていなかったCPU(AMDのAPUであることくらいは既出でしたが)の仕様が公開される模様です。
Microsoftが「Xbox One」のチップ概要をHot Chipsで発表
予想通りPS4と同じくJaguarをベースに8コアしたカスタマイズ仕様ですが、エンベデッドメモリを32MBも搭載するなど大幅なカスタマイズが図られ、単純にPS4のAPUと数字だけを見て同一視できない内容となっているようです。なんかサーバーCPU並みのでかさになってしまった、という恐ろしい話も見えてますが、個人的にはPS4よりこっちに期待しています。PS3はPCの相棒としてもバッチリの有能な動画プレイヤーでしたが、自爆によってその地位を投げ出しています。後継たるPS4のAV機能はいまだ明らかになっていません。それに対してXbox Oneは主にアメリカでではありますが、CATVのSTBとしてもしくはSTBとの連動性を非常に大事にして設計された機器であり、ゲーム機のおまけ扱いでなく、AV機器の中枢としての使命をも背負った機械になるらしい、とされています。当然動画プレイヤーとしてもそれなり・・・おそらくはRADEONの機能やWindowsのノウハウを生かしてPS3(の、一番良かったころ)を超えるものにしてくると思われます。ただ、残念なことにわが国日本は世界一動画、特にテレビ番組の取り扱いにうるさく、ちょっと個人利用しただけで法で罰せられる可能性があり、それも年々強化される一方という国です。ひょっとしたら、Xbox Oneは、さすがに日本で売らないとは言わないでしょうが、AV機能を大幅に削減された日本カスタマイズ仕様になってしまう可能性は少なからずあります。実際登場も日本は送れるようですし・・・。やはり究極の動画プレイヤーはパソコンということになるかもしれません。早くKabini搭載の小型ベアボーンとか出ないかな?
チップだけでなく、メーカーに目を向ければ、パナソニックがベルリンで開かれる「IFA 2013」で4K関係の新製品を公開するらしいのです。
パナソニック、IFAで「4K新製品」「新BDレコーダー」など公開へ
話だけはあった「20型4Kタブレット」とか「4K有機ELテレビ」なんてのも後者は参考出品ですが展示されるようです。かなり前にパナソニックとソニーが有機ELで協力、なんて話も出てましたがその後音沙汰なし、気がついたら4K4Kと液晶の強化を狙うばかりで「ケッ、しょせんどこも機能より効率優先で液晶一色でいたいのかよ。あんな小手先の技術で水増しした仕様しか選択肢がないなんで売れなくて当たり前よ」と居酒屋の隅で何本も徳利倒しながら管巻いているしかなかった現状ですが、少なくとも有機ELはまだ忘れられていなかった、ってだけでうれしいものです。ただ、気になるのは「その他の4K」ですねぇ。考えられるのは、すでに東芝・シャープ・ソニーと出ているのにパナソニックだけ具体的な製品がない4Kテレビ、それに液晶プロジェクター、4K放送対応レコーダーってとこでしょうか。4Kのプラズマ・・・は無いんでしょうねぇ。やっぱりバーの隅でウイスキーのボトル空けて管を巻く日々はまだまだ必要な気がしてなりません。
あとはちょっとしょぼいんですが
情報通信研究機構、TV周波数帯を通信に利用できるAndroidタブレットを開発
いわゆるホワイトスペースを通信として使えるようにした、ってことでしょうか。Androidタブレット端末を開発した、となっていますが、それは受信側だけの話で、開発は基地との一体でしょうから。あくまでUHF波ですから最近たびたびあげているモバキャスやV-LOWにすぐ使える技術ではありませんが、ドコモが最終的にモバキャスの帯域で狙っているのはやはり通信利用じゃないかな、と考えてますので、そこに一歩近づいたといえるかも知れません。今回のホワイトスペース技術にしてもまさか無線LANの利用のために使おうなどと考えていないでしょうから、将来的にはやはり通信利用でしょうしね。