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Channel: 録画人間の末路 -
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ソニーとパナソニック、またしても共同開発。今度はディスクだ

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ソニーとパナソニックの共同開発と言えば有機ELテレビをやってる、という話がありましたが、アレどうなったんでしょうね。有機ELの歩留まりの悪さを解決するより国策でもあるし4Kテレビを相変わらずの液晶でやったほうがいいとなってあまり進んでいない印象もあるのですが、真実や如何に。

まぁ同じ共同開発と言ってもすでに立ち上がった技術を量産化することを目的とした有機ELと違ってこっちは一からの開発のようですが。

ソニーとパナソニック、光ディスクの次世代規格を共同開発へ

2015年を目処に300GB以上、1.5TBも視野に納めた光ディスクの開発を目指すとのこと。現状ではBDフォーマットの延長上にあるディスクを搭載したものになっているようですが、これから共同開発によって統一フォーマットを進めていくようです。ディスクの巨大容量化の技術の報道は年に数回あるほどどこの研究機関も開発に熱心ですから、そのどれかを使えば1TBオーバーも確かに夢ではないでしょう。ただ、光ディスクが本当に望まれているのか、どいう疑問の方が先に出てくるのですが。4Kソフトだって現行のBDをどうにかすれば収まる容量ですし、そのBDにしたところで日本以外では対して普及していないと聞いています。その日本でも映像ソフトはDVDで十分と考える人はまだまだ多いですし、この段階で次世代ディスクだ、と言われてもあまりピンと来ませんね。
ただ、4Kでも現状のBDのように「高圧縮フォーマットだからといって低ビットレートで十分という妥協はしない。高圧縮フォーマットでも容赦なく高いビットレートを割り振って望みうる最高画質を」となると話は変わってきます。ここ最近のイメージから「この先の映像販売の主力はネット配信になり、ディスク販売は廃れる」と言われています。音楽が(世界で一番CDが売れている日本ですら)そういう風潮なのだから動画も当然そうなる、という論ですよね。でも、わたしはそう思ってないんです。現状音楽の配信はダウンロードで、映像はストリーミングという大きな違いがあるからです。不安定で家によって受信状況が大きくことなるインターネットでは配信動画の画質に限界や差が出てしまいますから、それはマズイに決まってます。かと言って映像をダウンロード販売する気はないみたいですしね、DVDBBは何もしないうちに終わっちゃいましたし。もとより何時間かかるかわからない動画の巨大容量ダウンロード販売なんてどこもやらないでしょう。できるのはこの先もビットレートを絞った放送の代行品の配信がせいぜいです。となれば、画質を極めるならやはりローカルメディア販売、という需要はこの先も堅く存在するのはないかと思うのです。ですが、さすがにもう録画フォーマットとしての需要はないでしょうね。

となると、リンク先のものはまだまだ期待できるものではないです。なにせカートリッジに収めて利用するタイプですから。もう忘れられているでしょうが、最初期のBDはカートリッジタイプでしたが、すぐに捨てられました。ディスク入りカートリッジとしては例外的なほど普及したDVD-RAMですら結局切られてノンカートリッジに移行、それから数年のちにはDVD-RAM自体も切られています。カートリッジ入りに手を出すな。これが僕らの誓いです。となると、わたしらの眼中に入るようになるには、2015年どころかもっと先になりそうですね。そのころまで「ユーザーに高画質の映像ソフトを届けたい」という意思が業界に残っているのか、需要と関係なく効率を優先して配信ばかりになっていないか・・・。それが一番恐れることなんですが。

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