わたしはAMDの製品を高く評価して贔屓目で見ています。が、別に関係者ではないのでこの記事は勝手な意見を書いているだけです。あらかじめご了承ください。
先日、AMDが一風変わったキャンペーン(と、言うか一発企画)を行いました。
古いビデオカードを「A10 APU」に無料交換！
AMDが驚きのキャンペーン実施
限定1,000名、始まったと思ったらすぐに終了
古いグラボをA10(発表当初はA10ｰ5800K)と、先着1000名に交換してくれるというものです。もちろん一方的に送りつけた着順で、ではなく、応募の先着1000名まで、ですし、｢古い｣と言っても燃えないゴミに捨てるしかないようなAGP用は対象外で、この2年くらい以内に発売されたRADEONもしくはGeForce、という条件付です。聞いた話では、応募の際に送るグラボのGPUの記入を求められた、とか。この2年程度のグラボをあまらせている人はそうそういないでしょう。わたしもGT640を持ってはいますが使っているのでたとえA10を持っていなくてもそれを応募用にする気は全くありませんし。にもかかわらず、あっという間に規定数(すなわち1000名)に達し、キャンペーンは終了したとか。いや〜世の中そんなにあまりグラボ持ち多いんですか。対象品を余らせている人が世の中に1000人はいるかも知れませんが、瞬殺に近い状態になるには対象者がその何倍も必要なはず。それほどいるとはねぇ。
と、ちょっととぼけてはみますが、多分そんなことはないでしょう。応募者のうちかなりの割合で、とりあえず応募だけしておいて、当選してから対象ギリギリの安いグラボを中古でもなんでもいいので買って送ろう、と考えた人がいたはず。その全員が確保できたとはとても思えません。クラスを上げたものだと値段もそれなりになりますので、送料まで考えると交換してもらう意味は無いと考えるはず。おそらく結構キャンセル･もしくはプレゼントする必要のない非対象品を送ってくるケースが出るでしょう。
多分AMDも、キャンセルがそれなりに出る可能性くらいはあらかじめ計算に入れているでしょう。なので、｢6月下旬頃から随時発送予定｣となっているわけです。多分正確な人数が分かってから倉庫に発注かけるんでしょうね。そうでないと用意しておいた1000個がムダになるわけですし。当初｢A10-5800K｣だったのが｢A10｣に変わったのは、万が一応募が殺到せず、本当に1000個近い対象品が送られてきた場合、A10-5800Kが足りなくなることを考慮に入れてのことだと思います。実際には瞬殺だったので、多分ほとんどの対象者にA10-5800Kが送られるでしょうね。それら全部を計算に入れて｢先着順｣にしたのだとしたら、AMDも相当したたかと言う印象ですが･･･。
いずれにしても、今回のキャンペーンの最大の目的は、どうにかしてAMDに目を向けてもらおうということでしょう。まもなくIntelの新CPU･Haswellが登場するからです。よくよく考えるとHaswellで伝わってくる情報は省電力機能にせよ内蔵GPUの強化にせよモバイル向けばかりで、そのどれも組立てPC用CPUには使われていないらしいという話も聞いています。蓋を開けてみたらLGAが変更になってマザーボードごと交換する必要はあっても、中身はSandyやIvyのマイナーチェンジで毛が生えた程度の性能だった、なんて可能性もあるわけです。ほぼ同時期に登場すると思われますAMDのRichlandは自他共に認めるTrinityのマイナーチェンジものですが、ひょっとしたら組立てPC向けに限って言えば、Haswellより変化の度合いだけなら大きなものになっている可能性も無きにしも非ず、です。ですが買ってもらい、使っても羅えなければそれも分かってもらえず。商業サイトあたりにいつものように不条理にボロクソ叩かれる程度ならまだいいほう、HaswellのことばかりでRichlandは取り上げてもらえない可能性だってあります。悪口言われるほうが無視されるよりまだマシというものです。後で評価が変わる可能性のほうが、無視から注目へ変わるより高いですから。もちろんそれだけRichlandの変化に自信がなければ出来ませんが。
正直その目的が達成できたかは微妙です。先日発表になった、おそらくAMDが特に売りたい(ただし個人より先にメーカーに)であろうKabiniやTemashが割りとよさそうなので、そっちだけでも結構目を引けていたような気がしてますが。ひょっとしたらデスクトップ向けは半分宣伝と考えて割り切っていているので、ああいうことをやるのかも。
先日、AMDが一風変わったキャンペーン(と、言うか一発企画)を行いました。
古いビデオカードを「A10 APU」に無料交換！
AMDが驚きのキャンペーン実施
限定1,000名、始まったと思ったらすぐに終了
古いグラボをA10(発表当初はA10ｰ5800K)と、先着1000名に交換してくれるというものです。もちろん一方的に送りつけた着順で、ではなく、応募の先着1000名まで、ですし、｢古い｣と言っても燃えないゴミに捨てるしかないようなAGP用は対象外で、この2年くらい以内に発売されたRADEONもしくはGeForce、という条件付です。聞いた話では、応募の際に送るグラボのGPUの記入を求められた、とか。この2年程度のグラボをあまらせている人はそうそういないでしょう。わたしもGT640を持ってはいますが使っているのでたとえA10を持っていなくてもそれを応募用にする気は全くありませんし。にもかかわらず、あっという間に規定数(すなわち1000名)に達し、キャンペーンは終了したとか。いや〜世の中そんなにあまりグラボ持ち多いんですか。対象品を余らせている人が世の中に1000人はいるかも知れませんが、瞬殺に近い状態になるには対象者がその何倍も必要なはず。それほどいるとはねぇ。
と、ちょっととぼけてはみますが、多分そんなことはないでしょう。応募者のうちかなりの割合で、とりあえず応募だけしておいて、当選してから対象ギリギリの安いグラボを中古でもなんでもいいので買って送ろう、と考えた人がいたはず。その全員が確保できたとはとても思えません。クラスを上げたものだと値段もそれなりになりますので、送料まで考えると交換してもらう意味は無いと考えるはず。おそらく結構キャンセル･もしくはプレゼントする必要のない非対象品を送ってくるケースが出るでしょう。
多分AMDも、キャンセルがそれなりに出る可能性くらいはあらかじめ計算に入れているでしょう。なので、｢6月下旬頃から随時発送予定｣となっているわけです。多分正確な人数が分かってから倉庫に発注かけるんでしょうね。そうでないと用意しておいた1000個がムダになるわけですし。当初｢A10-5800K｣だったのが｢A10｣に変わったのは、万が一応募が殺到せず、本当に1000個近い対象品が送られてきた場合、A10-5800Kが足りなくなることを考慮に入れてのことだと思います。実際には瞬殺だったので、多分ほとんどの対象者にA10-5800Kが送られるでしょうね。それら全部を計算に入れて｢先着順｣にしたのだとしたら、AMDも相当したたかと言う印象ですが･･･。
いずれにしても、今回のキャンペーンの最大の目的は、どうにかしてAMDに目を向けてもらおうということでしょう。まもなくIntelの新CPU･Haswellが登場するからです。よくよく考えるとHaswellで伝わってくる情報は省電力機能にせよ内蔵GPUの強化にせよモバイル向けばかりで、そのどれも組立てPC用CPUには使われていないらしいという話も聞いています。蓋を開けてみたらLGAが変更になってマザーボードごと交換する必要はあっても、中身はSandyやIvyのマイナーチェンジで毛が生えた程度の性能だった、なんて可能性もあるわけです。ほぼ同時期に登場すると思われますAMDのRichlandは自他共に認めるTrinityのマイナーチェンジものですが、ひょっとしたら組立てPC向けに限って言えば、Haswellより変化の度合いだけなら大きなものになっている可能性も無きにしも非ず、です。ですが買ってもらい、使っても羅えなければそれも分かってもらえず。商業サイトあたりにいつものように不条理にボロクソ叩かれる程度ならまだいいほう、HaswellのことばかりでRichlandは取り上げてもらえない可能性だってあります。悪口言われるほうが無視されるよりまだマシというものです。後で評価が変わる可能性のほうが、無視から注目へ変わるより高いですから。もちろんそれだけRichlandの変化に自信がなければ出来ませんが。
正直その目的が達成できたかは微妙です。先日発表になった、おそらくAMDが特に売りたい(ただし個人より先にメーカーに)であろうKabiniやTemashが割りとよさそうなので、そっちだけでも結構目を引けていたような気がしてますが。ひょっとしたらデスクトップ向けは半分宣伝と考えて割り切っていているので、ああいうことをやるのかも。