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パナソニック、「可能性はゼロでは無い」がプラズマテレビ撤退報道を肯定せず

新聞もテレビも、マスコミ関係はほとんど決定事項扱いにしていたパナソニックのプラズマテレビ撤退話。本日、津賀一宏社長による説明会で「可能性はゼロでは無い」と、すくなくとも現状では肯定しない発言をしたそうです。

パナソニック、「プラズマ撤退可能性はゼロでは無いが頑張る」
事業部制導入の新中期経営計画。大坪会長退任


新聞あたりは「日本企業の落日」とか銘打って、日本のメーカーはもうだめだ、みたいな記事を大々的に書く材料にしたかったのでしょうが、サラリとかわされた格好になりました。正しい判断と思います。
仮に「プラズマテレビ撤退!液晶に注力」と発表したとしても、いままでパナソニックのプラズマテレビの購入を考えていた顧客がそのまま同社の液晶テレビに関心を移す、など考えられません、パナソニックテレビの顔はプラズマであり、他社の液晶と同じではありませんから。プラズマテレビを検討してパナソニックのテレビを調べたけど、やっぱりここの液晶にしようと考えることはあるでしょう。が、プラズマ撤退を大きく謡ったら、むしろ積極的にパナソニックを敬遠し、他社に流れていくことでしょう。縮小し、少々無理をしてでもプラズマを続けた方が、将来のテレビ事業の再編に希望を残せるのです。

もちろんだからと言ってわたしもプラズマテレビの開発がこれからも続けられ、高性能化するとは思っていません(現状のHD解像度が続く限りその必要もないですが)。おそらくラインナップに存在する、ほとんど飾りのように量販店にはおかれる程度の存在になり、4Kが当たり前になったり有機ELテレビの量産が可能になったりした時点で、いつの間にか製品が投入されていないことに気が付く、というような道がとられると思います。それは年末かもしれませんし来年かもしれません。ひょっとしたら3年くらい先かもしれません。プラズマが欲しい人は早い段階で決断すべきでしょう。



欲しいなぁ・・・。


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