Microsoftは出なくなっても、それでもCES、ということでnVIDIAのTEGRA4やそれを使ったAndroidゲームビジネス、IntelのY版Core i7(と言ってもモバイルなので2コア4スレですが)など、面白そうな発表が続いています。とはいえ、AMD贔屓のわたしとしましては、やはりAMDの次の動きこそ最大の注目ポイントです。なんかIntelは長引きそうなので。
AMD、コンシューマ向けAPUラインナップを一新
〜初のx86クアッドコアSoCや28nmのKaveriなど
この間Trinityが出たばかりと言うのにもう、という印象もありますが、この間でたのはあくまでデスクトップ板、モバイル版は昨年の5月でしたから、そろそろ出てもおかしくない時期なんです。Richlandは、確かCPUはpiledriverのままでGPUのみ世代交代する、という話だったんですが、この記事だと据え置き。となると、Trinityの細部を変更しただけのマイナーチェンジということになるのですが、"22〜40%ビジュアルパフォーマンスが向上"とあることからまだGPUが新コアに変更の可能性は捨て切れません(追記:やっぱり変更なしだそうです、ただの最適化)。省電力性能が増しているだけでもありがたいとも言えるのですが。
本当の次世代APUといえるのが、ようやく製造プロセスが28nmになるKaveri。CPU・GPUともTrinityより一世代進むとあって、全面的な性能向上が期待できます。ただし、出荷予定は2013年下期。しかも最近AMDは製造を依頼するファウンダリに難儀しているという話ですから、これは「早くて」の一言が必要になるでしょう、遅れるのはいつものことですし。しかも、おそらくTrinityと同じくモバイルが優先でしょうから、デスクトップ向けはおそらく来年・・・ということにまだまだ遠いなぁ。おそらく時間稼ぎにRichlandのデスクトップ版も出るでしょうが、A10-5800Kから変更したくなるような機能を備えているかどうか、少々疑問ですし。それくらい現状のTrinityの感触はいいってことなんですが。
たとえモバイルでも市場に出てくれればまだいいんですが、日本ではまずAMD採用機はメイン市場向けに出ることはなく、海外メーカーが通販専用でラインアップを用意すれば御の字という状況ですから。なにせわたしが聞いたときのノーパソのAMDシェアはわずか4%。組立て市場のシェアは多少改善されたようですが、ノーパソは、ほとんど変わってないんだろうなぁという空気ですから。
一方、その4%を支える柱なのが機能を抑えて省電力を狙うBrazos。低価格だけどビデオの再生は十分出来る、というCPUをIntelが用意してないものですから、国内メーカーも後腐れなくAMDを採用してやってもいいという空間になっているわけです。ある意味AMDの生命線。その後継なら少しでもいいものを、と出来る限りの力を入れてくるのも当たり前。Temashはメインストリーム向けAPUに先駆けてGPUをGCNコアに変更を表明、Kabini(Kaveriと紛らわしいなぁ)にいたってはついにクアッドコア化です。どちらもC/Z/Eシリーズから大幅な強化が確実ですし、多分製品も出てきますので、楽しみかと。ただ、Atom Z2760を搭載した富士通やAcerのWin8タブレットの感触がなかなか良いので、AMDが食い込むのはちょっと難しいかも知れません。
新しいパーツを用意してくれるのが一番ですが、二番目は採用製品が出てくれること。AMDの前途はまだまだ多難なようです。最近なんとなくIntelがこちらにそっぽを向き始めたような気がしてきてますので、もう少しがんばって欲しいものです。
別に書こうと思ったのですが、こっちに追記しときますね。
ソニー、56型有機ELや65/55型液晶など「4K」積極展開
有機ELで4K、しかもまだ家におけるかも知れないという希望が持てるサイズの56型と、大変期待の持てるテレビが出展されていますが、残念ながら参考展示で、発売未定とのこと。とても部屋に入らない80型4Kテレビよりわたしはこういう4Kテレビが欲しいです。北米は液晶ですが55型4Kテレビも出すというのに・・・すっかり日本企業も日本市場にはまともな製品を出す気がなくなったんですね。ひょっとして有機ELも北米のみでしょうか。もちろん日本に出たとしても手の届く値段にすぐなるとはとても思えませんが。
AMD、コンシューマ向けAPUラインナップを一新
〜初のx86クアッドコアSoCや28nmのKaveriなど
この間Trinityが出たばかりと言うのにもう、という印象もありますが、この間でたのはあくまでデスクトップ板、モバイル版は昨年の5月でしたから、そろそろ出てもおかしくない時期なんです。Richlandは、確かCPUはpiledriverのままでGPUのみ世代交代する、という話だったんですが、この記事だと据え置き。となると、Trinityの細部を変更しただけのマイナーチェンジということになるのですが、"22〜40%ビジュアルパフォーマンスが向上"とあることからまだGPUが新コアに変更の可能性は捨て切れません(追記:やっぱり変更なしだそうです、ただの最適化)。省電力性能が増しているだけでもありがたいとも言えるのですが。
本当の次世代APUといえるのが、ようやく製造プロセスが28nmになるKaveri。CPU・GPUともTrinityより一世代進むとあって、全面的な性能向上が期待できます。ただし、出荷予定は2013年下期。しかも最近AMDは製造を依頼するファウンダリに難儀しているという話ですから、これは「早くて」の一言が必要になるでしょう、遅れるのはいつものことですし。しかも、おそらくTrinityと同じくモバイルが優先でしょうから、デスクトップ向けはおそらく来年・・・ということにまだまだ遠いなぁ。おそらく時間稼ぎにRichlandのデスクトップ版も出るでしょうが、A10-5800Kから変更したくなるような機能を備えているかどうか、少々疑問ですし。それくらい現状のTrinityの感触はいいってことなんですが。
たとえモバイルでも市場に出てくれればまだいいんですが、日本ではまずAMD採用機はメイン市場向けに出ることはなく、海外メーカーが通販専用でラインアップを用意すれば御の字という状況ですから。なにせわたしが聞いたときのノーパソのAMDシェアはわずか4%。組立て市場のシェアは多少改善されたようですが、ノーパソは、ほとんど変わってないんだろうなぁという空気ですから。
一方、その4%を支える柱なのが機能を抑えて省電力を狙うBrazos。低価格だけどビデオの再生は十分出来る、というCPUをIntelが用意してないものですから、国内メーカーも後腐れなくAMDを採用してやってもいいという空間になっているわけです。ある意味AMDの生命線。その後継なら少しでもいいものを、と出来る限りの力を入れてくるのも当たり前。Temashはメインストリーム向けAPUに先駆けてGPUをGCNコアに変更を表明、Kabini(Kaveriと紛らわしいなぁ)にいたってはついにクアッドコア化です。どちらもC/Z/Eシリーズから大幅な強化が確実ですし、多分製品も出てきますので、楽しみかと。ただ、Atom Z2760を搭載した富士通やAcerのWin8タブレットの感触がなかなか良いので、AMDが食い込むのはちょっと難しいかも知れません。
新しいパーツを用意してくれるのが一番ですが、二番目は採用製品が出てくれること。AMDの前途はまだまだ多難なようです。最近なんとなくIntelがこちらにそっぽを向き始めたような気がしてきてますので、もう少しがんばって欲しいものです。
別に書こうと思ったのですが、こっちに追記しときますね。
ソニー、56型有機ELや65/55型液晶など「4K」積極展開
有機ELで4K、しかもまだ家におけるかも知れないという希望が持てるサイズの56型と、大変期待の持てるテレビが出展されていますが、残念ながら参考展示で、発売未定とのこと。とても部屋に入らない80型4Kテレビよりわたしはこういう4Kテレビが欲しいです。北米は液晶ですが55型4Kテレビも出すというのに・・・すっかり日本企業も日本市場にはまともな製品を出す気がなくなったんですね。ひょっとして有機ELも北米のみでしょうか。もちろん日本に出たとしても手の届く値段にすぐなるとはとても思えませんが。