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Channel: 録画人間の末路 -
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今年のベスト買い

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毎年思うのですが、なんでプリンタの連続印刷というのは、途中まで印刷したことを忘れることがしょっちゅうあるのでしょうか?

たとえば
・30枚刷りたいのにハガキが25枚しかない→知らずに投入、用紙が尽きる→足りないことをモニターの表示から知ったので、印刷中止&プリンタ停止→ハガキ買ってくる→プリンタにハガキ投入→印刷ソフトから、まだ刷っていない五件を選択→印刷をクリック→最初の30枚の一枚目からなぜか印刷開始→気がついて悲鳴!

今年もこれで無駄な手数料を使いました orz


さて、さすがに今年も残り少なくなりました。ニュースの報道なども極端に少なくなり、芸能人の離婚なども行われだすこの年末。ぼちぼち一年のまとめに入る時期ですね。毎年まとめパターンは変えているんですが、今年は個人的環境を優先したまとめから入って周辺を振り返り、数回に分けていろいろ書いていく方式をとります。

・PC用パーツ
今年のベスト買いはズバリ、アイオーデータのBRD-U8DMでした。DTCP-IP対応の録画ファイル転送ソフト、DTCP-IP Disc Recorderを添付し、PCの前にいながらNASに録画した番組を手元に移動できるという画期的機能は、従来の面倒だったレコーダーとPCの前を行ったりきたりする手間を省いてくれました
。発表当初はスカパー!HDに非対応であり、電話で問い合わせたわたしを落胆させたのですが、発売前にアイオーサイトに突然スカパー!HD対応のアップデートファイルが出現。敏速な対応に驚かされたのを覚えています。のちにDTCP-IP Disc Recorderは単品ダウンロード販売が行われますが、相性問題のないBRD-U8DMをを使う方が安心できます。書いてはいませんが、実際他のBDドライブで試して失敗したことがあるのです。NASから録画ファイルは消え、BDにも書き込まれなかったという悲惨なことに(涙)。ちょうどいいことにAACSのpassがかなり高レベルまで解析されたこともあり、快適な自由化に貢献。レコーダーの書き込み機能が不要になってしまったという人も結構いるのではないでしょうか。

・CPU
Intel・AMD両方とも新アーキテクチャのCPUが発売されるという話題の尽きない年でした。ただ、その明暗は現在ハッキリと分かれてはいますが。
Intelはただでさえ高性能だったCore i7/5/3をさらに進化させ、SandyBridgeという強力なCPUを発売しました。CPU性能のオマケ扱いではありましたが内蔵オプション機能の充実ぶりも見逃せません。内蔵GPUはIntel製とは思えないほど高性能でしたし、エンコーダーはSpursEngineを完全に凌駕する速度をみせつけました。その性能の前には初期チップセットの不具合なにするものぞ、とばかりの人気ぶりでしたね。当初はCore i7 2600Kとi5 2500Kだけに性能が集中しすぎでそれらだけ売り切れ・他は駄々あまり状態でしたが、現在は上から下まで、年末に発売された6コアのSandyBridge-Eから低発熱モデル、低価格のCeleronまで隙がないビッシリのラインナップを見せています。それでも一番人気は2600Kであり続けましたが。
一方のAMDは、まず今年半ばごろAPUが登場しました・・・が、小型モデル向けとして期待されながらTDP100Wと高いものか、65Wでも3コア/2コアの低価格低性能のものばかり。とうとう最後までTDP65Wの4コアモデルのA8-3800は組み立て市場向けに登場することはありませんでした。最高性能のA8-3850も市場から枯渇し、ある程度パフォーマンスを重視するユーザーは買うものがない状態が続いています。どうやら今日から新CPUのA6-3670KやA8-3870Kの発売も開始されたようですが、今度は買いやすくなるのでしょうか。
同じくほめられた対応でなかったのがBulldozerコアのAMD-FX。遅れに遅れた上、期待された8コアモデルの発売は後回しというこれまた期待に応えようとしない対応を見せました。肝心の性能も、一説によるとサーバー向けに最適化されたためにデスクトップ向けとしては詰めが甘く、大味な構成になっているためにあまり性能が上がっていないとあって評判はまったくよくありません。それでも最高性能のFX-8150は売れましたが、これまたあっという間に姿を消し、代理店の人からは「8150は忘れましょう」といわれる始末。性能と流通の両面でAMDはユーザーを裏切り続けた2011年といっても言い過ぎではないでしょう。それでもSandyBridge用チップセットが不具合回収された前後はシェアが4割を超えた、とまで言われたのですが、いまや2割をきっているとか。
個人的使用感でも、SandyBridgeは何も苦労せずに性能が出ますが、Bulldozerは苦労させられています。どうも扱いづらいですね。
他にはHDDの大容量化・低価格化とそれに反発するような高騰、HDCP無視のHDMIキャプチャーボードの相次ぐ登場などが印象深いですね。

・レコーダー系
放送のデジタル化によって製品の進化が停滞。メーカーのレコーダーはスマートフォンでも受信できるとか3番組まで同時録画可、さらには全番組録画機能を押し出してきましたが、全部録画規制のためにウリに見えるだけで規制さえなければPCで容易に実現するものばかりで、購入意欲を満たさないものばかりでした。むしろBDのディスクに記録された映像を再生する際に、D端子出力からD1出力しかできないように制限が設けられたこと、レコーダーに自動CMカット・スキップ機能が搭載されることが禁止されたことなどマイナス面の印象が強かったように思います。だいぶ前のような気がしますが、いずれも今年の出来事ですよ。
PC用としてもPT2生産終了の後はほぼPLEXSHOPのチューナーが孤軍奮闘状態。わたしが買ったのはPX-W3U2です。これはUSBの外部チューナーでありながら地上波x2・BS/CSx2の4チューナーを実現し、パソコンを問わない録画視聴環境を実現してくれた、という点では画期的なモデルでした。現在は性能はそのままに外見が少し変更になったPX-W3U3が後継機として発売されています。
ただし、この業界では老舗のFriioから久々の新製品、FriioSKYが登場したのは久々に明るいニュースでした。初めて公にスカパー!HDのPCでの録画をうたった製品の登場に沸き立ちましたが、別の話題に関心を奪われてしまったようにも思います。また、スカパー!HDは基本的にチューナーとICカードがセットで登録されているため、別のチューナーに差し込むと視聴はできてもEMM更新などがうまくいかず、新チャンネルの登録ができなかったり後で本来のチューナーに戻した時に映らない可能性もあるなど、必ずしも便利なことばかりではないようです。スカパー!HDが分配できない仕様になっていることもあり、盛り上がりはもうひとつというところでしょうか。

・モバイル
あまり動画と関係ないけどモバイル。今年は一般にはスマートフォンの年とみなされているようですが、その一方で約40Mbpsをうたった各社のデータ通信サービスが彼杵を削った年でもあるのです。最高性能を誇るのはドコモのLTEのようですが、その性能をはっきできるのはまたしても東京のごく一部の地域に限られているようです。わたしは今年WiMAXに加入しました。性能は十分で、パソコンで受信している分にはモバイルであることをまったく感じさせない速度を発揮します。
来年はスマートフォンの3Gでは不足を感じる人は増えてくると勝手に予想します。auがWiMAX内蔵のスマートフォンを発売し始めたのはそれに対する先手でしょう。個人的には来年こそ小型タブレットがはやるのでは・・・と考えます。スマートフォンは各機種にそれぞれ魅力がありますが、買うたびに通信会社と契約して通信料や基本料金を払い続けるのは出費負担が大きすぎると思うのですよ。その点タブレット+データ通信なら通信料一台分で、好きなタブレットを本体を買うだけで気軽に追加できますから、効率がいいのです。速度もデータ通信のほうが速いので、家で溜め込んだ動画を視聴するのも快適にできるはずです。
日本ではアメリカのようにタブレットPCが大流行、とは言えない状況のようですが、5〜7インチの、ポケットに入るサイズのタブレットが次々と出てくれば時代は動くと思います。Appleが5インチ前後のiPodTouchを出せば確実に市場は動きますね。PS Vitaはその未来を感じさせてくれる画質とサイズを持っています。これでタテ向きで使えればもう一段快適さがあがるのですが。
一方、先細りが噂されるノートパソコン。UltraBookが流行してパソコンに客が戻ってくる、という期待もあるようですが、今のような縦短液晶パネルを使っているのではなかなかパソコンの便利さに人は気がついてくれません。Windows8が登場し、ディスプレイの回転機能が標準搭載されて縦長で使えるノーパソやスレートPCが出るようになるまでは、当分スマートフォンに場合によってはタブレット押されるでしょうね。


とにかくチューナー系の停滞がどうしようもないことはよくわかった一年でした。動画が処理できなければ高性能なCPUも宝の持ち腐れです。ユーザーだけでなく、メーカーも新提案ができる世の中になればいいのですが、もはや日本では期待するだけ無駄でしょうか。

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