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Channel: 録画人間の末路 -
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Windows8、発売直前

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Windows8の発売解禁は26日の午前0時だそうで、つまりもうまもなくです。
おそらく今回のWindows8は試練の連続となるでしょう。かつてのXPのごとく便乗発売の感のあるAMDのFX-8350はともかく(WindowsXPと関係ないとはしてましたがAthlonXPという名に関係を感じない人はいなかったでしょう)、あきらかにWindows8の影を薄くするためにその直前に発表された新iPad+iPad mini(+Macいろいろ)のおかげで、IT系ニュースサイトの中身はWindows8一色とはなりそうになく、最初から波乱を予感させます。

なにより、今回のWindowsほど評価が真っ二つに分かれているバージョンもなかったでしょう。保守的な傾向のある従来からのWindowsユーザーからは大幅なUIの変更を嫌われてボロクソ扱い。一方、メーカーからは「Windows95以来の大変革」として上げられて気体の星。今日はいくつかのテレビニュースでも取り上げられています。これもWindows95以来と言ってもいいかも知れません。
Microsoftからしてみれば、従来のWindowsユーザーの反感を買ってでもWindows8のUIは変更する必要があったのは言うまでもないでしょう。ただ、多くの人にとってOSはおそらく「変更したばかり」の感があるため、Windows8への移行にためらいがある、というところではないでしょうか。実際にはWindows7の登場からすでに3年がたち、新しいOSが出てきても別に不思議ではないほどの時間がたっているのです。問題は、そのさらに前のWindowsXPの時代が長すぎたこと。さらに言えば間のWindowsVistaがあまりに酷評されたために多くのユーザーや企業がXPからVistaに変更せず(実際のパフォーマンスはそこまで言われるほど悪いものではなかったのですが)、事実上Vistaの期間もXPの時代とみなされたため、きわめて長期間に及ぶものとなってしまいました。多分MicrosoftとしてはVistaと7で一時代、と計算したのでしょうが。

・XP〜2001年10月25日  ・Vista〜2007年1月30日  ・7〜2009年10月22日

このようにVistaの二の舞にならないためか、7も8も成功例のXPの発売日に準じた発売日を設定されています。意気込みは感じるのですが、組み立てPC向けとしては、やはり様子見という人が多いのではないでしょうか。場合によってはディスプレイの買い替えの必要もあるわけですから。
メーカー製として発売予定なのは、タブレットとノーパソの兼用中型の機種が多く、みんな右へ倣えで際立ったものがないような気がします。こんな時代だからこそ、新しいUIやタッチパネルが採用されたから出来る、というWindowsならではのパソコンを期待したいところです。他に選択肢が出来ても、Windowsこそもっとも動画の再生が快適であり、多くのWEBサイトが最適化されてみやすいOSであるという事実に変わりはないのですから。

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