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Channel: 録画人間の末路 -
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Windows8タブレットは成功して欲しいけど

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関係のない話から。

今日、スカパーから「アニバーサリーサービス」と書いてある青い紙が送られてきたんです。なんでもあたくしがスカパー!に加入して12周年だとか。12年か・・・。さらに言うとあちきはその前3年ほどディレクTVに入ってましたから、ざっと15年も有料衛星放送と契約しているってことになります。長いなぁ。ちなみにディレクTVに加入していたのはAT-XとSFチャンネルがディレクでしか放送してなかったからです。名目上のチャンネル数はスカパーの方が多かったんですが、大半のチャンネルはディレク・スカパー両方で放送していたうえにスカパー専用チャンネルに両チャンネルの比較になるような魅力のあるチャンネルは無かったんで。

で、アニバーサリーサービスって何かと見てみますと、
「27日までに申し込むと最大3チャンネル、上限4200円まで1ヶ月間見放題!」
ただのお試しキャンペーンじゃん。もちろんほうっておくとそのまま有料契約扱いになっちゃうんでしょう。1ヶ月限定ならもっとたくさんのチャンネルが見られるようにしてくれればいいのに。ちなみにあくまでスカパー!に入ってから12年ということなので対象はスカパー!プレミアムサービス(旧スカパー!HD)のみ。用紙にはスカパー!と書いてありますが、現状のスカパー!(旧スカパー!e2)は対象外です。ややこしい。
うーん、最近のHD化の流れのせいで視聴録画のメインは扱いやすいスカパー!のほうになってまして、スカパー!プレミアムサービスは契約チャンネル数を整理して減らしたんですよ。いまさらプレミアムで契約しようと言われてもなぁ。送られてきた用紙はペラではんくちょっと厚い紙で印刷風なのに、中の文章にはわたしの苗字や番号がしっかり記載されている丁寧な仕事。これを見るとつい・・・なんて思ってしまいますが、まぁやらなくてもたいした損にはならないでしょう。


さて、テレビでもネットでも、MicrosoftやIntel、ついでにAMDやHPも含めてパソコン業界が減収減益だ、ってなニュースが嫌でも飛び込んできます。その中でお約束のように語られる一言が

「パソコンからスマホやタブレットに移行する流れが止まらず」

本当かよ? と思います。本当にパソコンの利用をやめてスマホやタブレットに切り替えた人がそんなにいるんですか? わたしには考えられません。まぁわたしは所謂スマホは使ってないわけですが、代わりにスマホと形状や性能の近いメディアプレイヤーを使ってます。起動が早いので手軽にひょいっとネットを確認する程度なら確かに便利でついつい使ってしまいますが、これをパソコンを差し置いて本格的に利用しようなんて気は全く起こりません。ネット利用だけでも本気で情報を調べたり自分で書いたりするのにパソコンの大きな画面とキーボードは必要です。
タブレットに至っては、そこまで売れているとはあまり思えません。先日発売されたNexus7は通販を中心に売れているという話も聞いていますが、まだ出たばかりでパソコンの売れ行きを左右するほどではないでしょう。それ以外のタブレット、それも店頭でiPad以外が売れているのを地元じゃ見たことありませんし、そのiPadにしたところで発売日から数日の間だけです。大型の電気屋はたいていパソコンコーナーのそばにタブレットコーナーがありますが、弄っている人はよくいますけど、まともに店員の説明受けている人は皆無です。まだパソコンの方が買う気を持って店員に接しているお客さんの数は圧倒的に多いように見えます。
まぁそれはわたしが鈍いだけなのかも知れませんが、使い勝手も現在の機種がノーパソより良いとはちょっと思えません。量販店に並んでいる主力は10インチクラスですが、軽くても大きいので長時間持っていると肘の裏とかそれなりに疲るでしょうから、結局持ち歩くわけでもなく家に置き、机において使いたくなるでしょう。家で使うのなら持たなくてもいいノートパソコンとかの方がずっと具合がいいですし、使いやすい。文字入力にしたところでタブレットはスマホよりは使いやすい程度でしょう。タブレットにキーボードをつけたら、画面までに距離が出来てしまい、タッチ操作がやりにくくなるだけです。

どう考えても、わたしには「移行している」のではなく「前のパソコンをそのまま使っていて、それと同時にスマホやタブレットも使っている」人が増えただけとしか思えないのです。あくまで買い替え需要が低下しただけ。うがった見方をすると、マスコミが「パソコンは時代遅れでスマホやタブレットを使うほうがかっこいい」とPCを見下したいだけにも感じられます。
ただ、パソコンもやや進むべき方向を見失っているようにも見えます。最新のCPUはたいていの人にはオーバースペック、さらに法律の改悪により最新CPUの性能が必要な分野がひとつつぶされようとしてますから、ますます買い替えの必要は薄くなってきています。Windows8発売を控えての買い控えも少々あるでしょうが、買い替えの必要性を感じなくなっていることの影響も決して小さくないと思ってます。インターネットの利用においてはスマホの利用が多くなったためにこれ以上CPU性能を必要とするデザインにすることも出来ないでしょうから。

買い替え需要を起こすには、それなりの理由がすでに必要になっています。CPUの強化とかそういうものではなく、見た目に分かりやすいものが。Ultrabookはそういう目的もあってIntelが推しているのでしょうが、もうひとつ乗り切らないのは時期が悪かったせいや、国内PCメーカーより一般になじみの薄い台湾メーカーが中心である点が量販店にPCを見に来る普通の人にはハードルが高く感じられるからでしょうか。そこでWindows8+タブレットです。Windows8がタブレットで使うことを考えて作られたOSなのは間違いない話ですし、見た目も大きく変わっています。それこそ以前からの熱心なPCユーザーから嫌われるのは覚悟の上でやっているんでしょう。タブレットと言っても多くのWindowsタブレットは専用キーボードと取り外しが可能です。タッチ操作だけで使うことを前提にしたAndroidと違ってマウスとタッチ操作を併用すれば、画面までの距離があってもさほど問題にならないでしょう。

世間的はともかく個人的にWindowsタブレットには大変期待しています。ただ、現在のところ各メーカーから発売予定のWindowsタブレットはみ10型以上のサイズであり、持ち歩くには大きすぎるように思います。家で使うのなら、画面を指タッチ操作できるようになっただけのただのノートパソコンですから、あまり意味はありません。
一方Androidタブレットは、少しずつ「脱10インチ」が始まっているように見えます。Nexus7が売れているのは低価格高性能に加え、7インチであることもはずせない要素のように見えます。個人的にはまだ大きく感じる7インチですが、大きなスマホくらいの感覚で使うにはちょうどいい大きさなのかも知れません。iPadも7インチとまでは行かずとも8インチ前後まで小型化したモデルが出るらしいですし、タブレットは小型モデルがもっと普通になっていくでしょう。もっと認知度も上がるかも知れません。
それと比べると、10インチ以上ばかりのWindowsタブはだいぶ野暮ったく見えてしまうでしょう。Windows8を使う最低限度の解像度の条件が1024x768以上、今となっては7〜8インチの実現が不可能なほど厳しい条件とは思えません。キーボードの着脱ではなく、ワイヤレスキーボードを使うなどでより小型化を実現しないと、パソコンの再浮上させるほど見た目の新しさを出せないように思うのです。普段は持ち歩いて使い、机において使うときは背後にスタンド・下に滑り止めでもつけて簡単に斜め設置できるようにしておけば置き方としては十分、そんなWindowsタブレットが、わたしは欲しいです。

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