某所に書いておきましたが、昨日から今日にかけて温泉に行ってました。PHSは届かない(笑)にもかかわらずWiMAXは微弱ながらも部屋に届くので、風呂・飯・寝る・ネットのひたすら繰り返しでのんびりできるいい宿でした。ただ、もって行ったのはZ2 Plenueだけでしたので、書き込みには不便なので更新その他をやるには不便でしたが。ノーパソ持って行って「ネットつながりませんでした、ノーパソはただのお荷物」という悲しいオチになる可能性もありましたし。そんな恐ろしいことになったらくつろげません。
と、何もしてない割には少なからぬアクセスがあり、大変恐縮しています。別な意味で何も無かったからというところでしょうが、あっちの件で何か書いてあるかも、という期待も持たせてしまったのかも知れません。遅ればせながらメモをかねて書いておきます。
ファイルサイズが従来の2分の1になる新ムービー形式「HEVC(H.265&MPEG-H Part 2)」(Gigazine)
H.265/HEVCがようやく国際基準規格となるべく草案の提出が行われた、とのことです。MPEG-H Part2という別名も興味深いです。まだMPEGが標準規格制定グループ扱いだってことですから。
それはおいといて、リンク先の記事でも「半分の容量(≒ビットレート)でH.264/AVCと同等の動画を作ることができる」フォーマットとして書いていますが、我々としては、逆もまた真なりで「2倍のサイズの動画を同じビットレートで表現できる」可能性に注目したいものです。すなわち4K動画がH.265/HEVCを使えば家庭に届けることが可能を意味するわけですから。4Kは現在の1920x1080iの2倍ないしそれ以上ですが、今のデジタル放送はMPEG-2を使っているので、H.264/AVCがMPEG-2の2倍とすればH.265/HEVCはその2倍で4倍、すなわち4倍の解像度の動画をほぼ同じビットレートで送ることが、理論的にはできるようになるはずです。縦横ともに2倍の4Kの転送にはピッタリです。もちろん地上波では難しいですが、BSでは十分可能です。
しかし、ご存知のとおり日本における放送規格の旗振り役である日本放送協会はそのまた4倍の8K、スーパーハイビジョン(SHV)を普及させるべく開発中です。先のオリンピックのときの配信はIPを使い、280Mbpsで送ったとか。1080iのBS放送の14〜16倍程度なのでMPEG-2でもなんとかいけそうですが、説明員の話によればプログレッシブとのことでしたので必要圧縮率もう少し高まるため、H.264/AVCが使われたものと思います。それなら必要十分ですから。
高画質化も重要ですが、それに伴う圧縮技術やビットレートの確保のはそれと同じくらい重要なわけです。H.265/HEVCの規格化が大きく前進したのは大変朗報なわけで、これによって地上波でも将来の4K放送、それもプログレッシブ化の余裕を持って実行できる目が出てきました。ですが、日本放送協会の目論見はその4倍のSHVなわけで、4Kを飛ばそうとする可能性もあるわけです。仮に4Kを飛ばして8K化となると、地上波はもちろんBSでもチャンネルを減らして整理するしかありませんが、どうするんでしょうか。
個人的にはプレミアムチャンネルだけ4Kにして、後はせいぜい1080pあれば十二分の画質を提供でき、それ以上はもう必要ないとすら考えていますが、どうなることやら。録画の規制や先日の3Dを見るように、日本だけ映像のあり方が世界から孤立しつつあるのは事実ですし、テレビも日本だけのガラパゴス化が進んでいくのでしょうか。
と、何もしてない割には少なからぬアクセスがあり、大変恐縮しています。別な意味で何も無かったからというところでしょうが、あっちの件で何か書いてあるかも、という期待も持たせてしまったのかも知れません。遅ればせながらメモをかねて書いておきます。
ファイルサイズが従来の2分の1になる新ムービー形式「HEVC(H.265&MPEG-H Part 2)」(Gigazine)
H.265/HEVCがようやく国際基準規格となるべく草案の提出が行われた、とのことです。MPEG-H Part2という別名も興味深いです。まだMPEGが標準規格制定グループ扱いだってことですから。
それはおいといて、リンク先の記事でも「半分の容量(≒ビットレート)でH.264/AVCと同等の動画を作ることができる」フォーマットとして書いていますが、我々としては、逆もまた真なりで「2倍のサイズの動画を同じビットレートで表現できる」可能性に注目したいものです。すなわち4K動画がH.265/HEVCを使えば家庭に届けることが可能を意味するわけですから。4Kは現在の1920x1080iの2倍ないしそれ以上ですが、今のデジタル放送はMPEG-2を使っているので、H.264/AVCがMPEG-2の2倍とすればH.265/HEVCはその2倍で4倍、すなわち4倍の解像度の動画をほぼ同じビットレートで送ることが、理論的にはできるようになるはずです。縦横ともに2倍の4Kの転送にはピッタリです。もちろん地上波では難しいですが、BSでは十分可能です。
しかし、ご存知のとおり日本における放送規格の旗振り役である日本放送協会はそのまた4倍の8K、スーパーハイビジョン(SHV)を普及させるべく開発中です。先のオリンピックのときの配信はIPを使い、280Mbpsで送ったとか。1080iのBS放送の14〜16倍程度なのでMPEG-2でもなんとかいけそうですが、説明員の話によればプログレッシブとのことでしたので必要圧縮率もう少し高まるため、H.264/AVCが使われたものと思います。それなら必要十分ですから。
高画質化も重要ですが、それに伴う圧縮技術やビットレートの確保のはそれと同じくらい重要なわけです。H.265/HEVCの規格化が大きく前進したのは大変朗報なわけで、これによって地上波でも将来の4K放送、それもプログレッシブ化の余裕を持って実行できる目が出てきました。ですが、日本放送協会の目論見はその4倍のSHVなわけで、4Kを飛ばそうとする可能性もあるわけです。仮に4Kを飛ばして8K化となると、地上波はもちろんBSでもチャンネルを減らして整理するしかありませんが、どうするんでしょうか。
個人的にはプレミアムチャンネルだけ4Kにして、後はせいぜい1080pあれば十二分の画質を提供でき、それ以上はもう必要ないとすら考えていますが、どうなることやら。録画の規制や先日の3Dを見るように、日本だけ映像のあり方が世界から孤立しつつあるのは事実ですし、テレビも日本だけのガラパゴス化が進んでいくのでしょうか。