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Channel: 録画人間の末路 -
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おめでと・・・ おめでとう わたし・・・(パチパチ) 七周年

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東京から引き上げて、ひとっ風呂浴びて、さーて、留守の間にたまった録画番組でも見るかな?と思っていたら・・・。思い出しました。今日でブログ開始まるまる七年じゃないですか。忘れてました。一応記念日である以上、自分の区切りとして何か書いておきましょう。

と、言っても今回書くことないんですけどね。今年前半の動きは7月24日に書いてしまっています。それに、八年目を迎える気も当初ありませんでしたし。この一年、ブログ終了の延期を繰り返してきましたが、それはいずれもマイナス要因によるものでした。エコポイントによる強引な普及とケーブルテレビによるデジアナ変換の反動、BS時代が来るかと思えばWOWOWが常時ロゴ入れに変えてしまうことで"裏"のうさんくささの臭いが漂い、不透明な手段による著作権法改定、それを背景にした逮捕者の続出。それなのに都心部の地方と番組格差は全く埋まらず、同時放送される番組といえばトークバラエティが中心で時間は拡大するばかり。あまった時間は通販で埋め、フルデジタル化されれば実現されるはずだったニュース速報の字幕化も推進されず、相変わらずMPEG2-TSに直接埋め込まれています。地上波はフルデジタル化になってよくなった部分が何一つありません。BSではチャンネルが増えたことやHD放送が増えたという良くなった分野もあるのが救いですが、有料放送でも見たいという人以外にはそれほど大きな進歩ではありませんですしね。

本当なら、このブログもさっさとやめるべきなんでしょう。10月からは、審議なき通過を果たした最強最悪の著作権改定法が施行されます。特に違法ダウンロード罰則化は、先行して導入されたドイツではおそるべき破壊力をかもし出していると聞きます。

違法ダウンロード刑事罰化:日刊スポーツが音事協のプロパガンダを垂れ流してる件(P2Pとかその辺のお話@はてな)

他国の例のうち、唯一ダウンロードに罰則を用いているドイツの例をごらんください。あまりの刑事告発の多さに、検察が被害総額が一定以上に満たない訴訟を受け付けないという方針を打ち出したほどです。それも、訴える側)著作権側)は、ユーザーの情報を得るために警察利用しようともくろんだからです。自分たちでなく、警察の捜査力でネットの利用者を特定させ、民事訴訟をしやすくするためにやったためです。とうとう法廷によって"ユーザ情報取得を目的とした刑事訴訟は重大犯罪を除いて認められない"という判断を出さざるを得なくなる事態にまで発展しました。
それだけでは済みません。インターネットを探り、ユーザーに警告文を発して訴えを退ける代わりに金額を要求するという詐欺まがいの行為が、ドイツでは法律事務所によって当たり前のように行われていることも記載されています。その数は2010年度だけで60万件。もはや一大ビジネスと化しているのです。これが日本で行われないわけがありません。過払い請求取り戻しビジネスはそろそろ限界に来ていますので、次はターゲットとしてこっちに力を入れてくる可能性があります。一度請求されてしまえば相手は法律と屁理屈のプロ、絶対素人じゃかないません。相手にしなければ、本気で訴訟を起こすでしょう。日本の場合、振り込め詐欺の存在がこれに輪をかけます。ネット経由の要求では詐欺まがいなのか本当の詐欺なのか区別するのは難しいため、被害はこれまでとは比べ物にならないほど増大することでしょう。

警察・著作権業界・マスコミ・法律事務所・非合法組織・・・。著作権改定によってわたしらは10月以降、絶えずこれらの恐怖におびえながら過ごさなくてはなりません。詐欺かと思って無視すればなぜか逮捕され、いつの間にか個人情報をマスコミの手によって勝手にさらされ、今後の人生に支障をきたす人も大勢現れることは間違いありません。別件逮捕の道具としても重宝されるでしょう。ネットで活動、特に著作物やその法に関して意見を述べ続ける人は、いつか必ず遭遇するでしょう。当然わたしの手にもいずれかが及んでくることが予想されます。だからこそ、逃げたくない、まだ抵抗し続けたいとも思うのです。

特に期限は設けませんが、このブログ、もうちょっと続けようかと思ってます。すでに惰性でズルズルやっている存在でしかありませんが、お付き合いいただけたら幸いです。

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