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Channel: 録画人間の末路 -
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スマートテレビじゃないsmart TV

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昨日、スマートテレビがどうのこうのと書いているそばから、LG電子からその名もズバリ「Smart TV」というシリーズが発表されていたんですね、他のことにかまけていて気がつきませんでしたが。

LG、4.9mmベゼルなど「LG Smart TV」5シリーズ14種
−直感操作のマジックリモコン。“日本のLGTV”

うーん、やっぱりイメージと違うなぁ、「リモコンが直感的になりました」「配信サービスに対応、視聴が出来るようになりました」。こういうのがスマートテレビじゃダメだろ、って昨日書いたばかりなので、ただの多機能テレビにしか見えません。あくまで「Smart TV」というシリーズ名であって、これがスマートテレビという分野だ、とは一言も言ってないわけですが・・・。これから一般名詞にしていこうという分野名をシリーズ名にしてイメージをいただいてしまおうというあたり、うまい戦略というよりやってはいけない戦略と思います。
LG電子は日本でAV機器を展開している数少ない(と、いうよりほとんど唯一)の海外資本メーカーであり、その意味で貴重な存在ではあるのですが、海外のシェアに反して存在感ないからなぁ。地元の量販店じゃ滅多に見かけないし、それだけ日本の海外メーカーの排除方針が露骨だという証拠でもありますが。だから存在感をアピールしたかったんでしょうが、これでは・・・。今からでもシリーズ名、考え直してもらいたいものです。
直感操作型リモコンは面白そうですが、これどこかやるだろうとは思ってました。現在のスマートフォンなどに搭載されているなぞり方式がどうにもゲーム機のNintendoDSのタッチペン方式をベースにしたものにしか見えなかったので、テレビはどこかがWii方式を取り入れてくるだろうというのは容易に予想できましたから。ですが、Wiiリモコンは結局任天堂以外使いこなせなかった操作方法ですから、テレビの微妙な操作に向いているとは思えません。現物を見ないとわかりませんし、さすがにWiiそのものではないだろうとは思いますが、結局長年にわたって使われている従来型操作が一番使いやすい、となりそうな気がします。


一方、国内テレビメーカーの東芝は、4K2Kテレビの値段を少しでも下げるべく、3D機能を廃した新モデルを登場させるようです。

“4Kの痕跡”を生かす4Kテレビ、東芝REGZAから2D専用「55XS5」が登場

そもそも4K2Kテレビをほしがる層は3D映像に期待してませんからね。メーカーの方針としては、ハイクラステレビは全部に3D機能を搭載させることで知らないうちに普及させる方針だったようですが、ぼちぼち3D対応を謳うのはいまやマイナスにしかならないことに気がついたようです。それでも、まだ安いとは言い難いお値段ではありますし、サイズもでかすぎますが、あらたな第一歩として歓迎したいところです。ただ、このクラスをほしがる人は録画機能も不要だと思うので、まだ詰めが甘いように思います。次はさらなるスマート化をすすめ、無駄を省いて欲しいです。

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