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Channel: 録画人間の末路 -
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BD再生用PCのケース変えてみた

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以前相続した際に株も一部は売却したものの大半はそのまま受け継いだのですが、当然ながらその中身は証券会社の知るところとなりました。喪が明けてからやたら「投資して資金を増やしましょう」という矢のような営業攻撃を各社から受けまして・・・。わたしゃ父の半分しか収入ないんですけど・・・。その際に
「国債とか新興国とかは信用できないからやらないよ」
「趣味の延長上にあるような企業以外は興味持てないよ」
「値上がりの可能性が高くても、まわりまわって本業と敵対するような事業を行っている企業は買わないよ」
「好き嫌いある方だから嫌いな企業には投資しないよ」
とわがまま放題言いまくったのですが、あちらさんからすれば進める企業を絞れるいい指標になったようなもの、上記の条件を満たす企業や投資信託をいくつも持ってきまして(国債だけは何度「買わない」と言っても持ってくるんですが・・・。よほど売らないと困るんですかねぇ)、しょうがないのでいくつか米国の株とかを買いました。少額ですが今の私はMicroSoftやAlphabet inc.、Broadcomの株主であります。株の銘柄の打ち合わせの際に各社に何度か
「IntelとかAMDとかは今どうなの?」
と聞くと、なんか首を傾けて言いたくない雰囲気を醸し出します。で、「調べてきます」と一度帰った後、今度はなぜかNvidiaの資料を持ってくるんですよねぇ。自動運転の展望がどうのこうのって。出入りしてる証券会社、いくつかあるんですがどこも反応一緒です。この2社には「今買わない方がいい」理由があるみたいです。どちらも新CPUを控えているのもあるのでしょうが、だから買い時、って気がしなくもないですが。ちなみにNvidiaは「保留」と言って買ってません。

その新CPU、Intelはもう少し具体的なものが出てくるまで時間がかかりそうですし、AMDもすぐに新製品が出そうなのはモバイル向けで、わたしが欲しがっているデスクトップ向けAPUはまだ先のそうです。その中身は、GPUがどうやら新型のNaviではなく従来のVEGAを7nmにしたもの、いわばRADEON VIIの下位版になるのはほぼ確実なようですが、CPU部分に関してはまだ未知数。果たしてモバイル版のように8コアモデルを出して現行のRyzen7の域までカバーしてくるか、それとも従来通り4コアモデルまでで下位に留まるかは予想するしかありません(Zen2は4コア1単位なので最上位6コアは新設計になってしまうので無いと思う)。なのでもうちょっと現在使っているZenコアのRyzenGで粘りたいと思います。
このRyzenG、普段使いのデスクトップ機としてRyzen5 2400G機を、それ以外に専ら動画再生用としてRyzen3 2200G機を二台持っています。一台は自室に置いてあるLenovo製のやつで、もう一台は映画観賞用に奥の部屋で使っているBDドライブを内蔵させて組み立てたやつです。が、後者がどうにも調子が良くない。電源を入れても起動せず、じゃぁ切ろうとして電源ボタン長押ししてもうんともすんとも言わないことがしばしばあるようになりました。ちゃんと電源が入ってPCが起動することもあるので、どうも電源がヘタれた気がします。じゃぁ電源ユニットだけ交換すればいいのですが、生憎とこのPCが入っているSD101は独自仕様に改造してあるもので、ユニットだけ交換というには骨の折れる仕様になっているのです。じゃぁいっそのことケースごと交換しようか。と思い立ったはいいのですが、現状のMini-ITXは肝心のBDドライブを入れる5インチベイのあるものが少ないのです。昔探したときは"ぱすっ"っと出てくるモバイル用ドライブなら搭載している、というケースが多かったのですが、今はそれすらないケースが多いようです。今はその分小さくする方が主流なのでしょう。確かにわたしもソフトウェアはダウンロード購入ばかりで光学ドライブを使わなくなって久しいのですが、映像メディアは別。配信動画や衛星放送はレンタルDVDの代わりにはなっても購入ディスクの代わりにはなりません。マニアなB級映画から新しい映画の安定高画質環境まで鑑賞するにはやはりBDドライブが必要です。と、いうわけで取り寄せたのがIN WINのMini-ITXケース、IW-BP655B/300Hであります。

IN WIN Mini-ITX Mini-DTX 超スーパー ミニタワーPCケース 黒 IW-BP655B/300HIN WININ WIN

他にも候補はあったのですが、なんとなく"ポツン"とした写真が妙にそそりまして。とりあえず電源ユニット付属というのがいいです。一般的なTFX電源がくっついているだけなのでもしヘタれれば交換できますし。

作業は思ったよりしやすいです。Mini-ITXケース、それも5インチベイ付きとなりますと、モノによっては組み立てパズルのような複雑な工程が取り外しに必要だったり、ベイが外せなくてマザーボードを固定させるのが難しかったりしますが、本機はただねじ止めされているだけなので、ネジさえ外してしまえば(PC組み立てによく使うネジより少し小さなネジが使われているのでやや小型なドライバーが必要)取り外せば比較的作業スペースは広めです。フロントパネルを外した時、電源スイッチがケースに斜めについていてビビりましたが、これはフロントパネルのデザインのために最初から斜めにつけてあるだけでした。組み立てにかかった時間はわたしが組み立てたPCの中で最短、と思うほど簡単に終わりました。すでに動作検証の終わっているパーツを移すだけだったことやMini-ITXということで装着するドライブの数が少ないこともありますが、あまり余計なことはやらずシンプルにした設計が作業効率をよくしたのでしょう。その分多少難もありますが。

・やや奥行きがある


パーツを抜き出し済のSD101との比較ですが、若干奥行きがあります。これはSd101のようにマザーボードの上に光学ドライブが来る設計になっていないためです。その分高さは低いため、どちらがいいかは好みがあるでしょう。個人的には普段使うには奥行きはない方が好きです。ただ、組み立ては断然しやすく、特にCPUクーラーの上がちゃんと空いていて上部のフィルター越しにファンが見えるようになっており、空気の周りは良さそう。使っているCPUクーラー、NH-L9a-AM4だとかなり余裕があるので、もう少し厚めなクーラーでも使えそう。

・フロントUSBが2.0
3.0対応マザーも最近は一般的になっているところに2.0やや古さを感じます。が、3.0の追加端子を持たないマザーもまだある一方、2.0追加端子がないマザーはほとんどない(ひょっとしたら3.0しかないマザーはあるかも知れない)ことを考えると無難ではあります。

・2.5インチベイがなく、3.5インチベイが薄い
3.5インチのベイはありますので、2.5インチドライブを付けたい場合は変換アダプタを使えってことなんでしょう。実際3.5インチのHDD用ベイは2つ分ネジ穴が用意されているものの、ちょっと薄いのでHDD2台は多分無理です。事実上少なくとも片方は2.5インチのアダプタ専用になるでしょう。

・フロントオーディオケーブルが少し短い
多くのMini-ITXマザーではフロントオーディオ用のコネクタは電源から一番遠い隅にありますが、本機のケーブルはかなりギリギリです。入らないわけではありませんが、ちょっと窮屈に感じます。フロントオーディオなんか結局使わないという人も少なくないと思いますので、届かなければ使わないのも手でしょう。

・排気ファンの意味があまりない
3ピンコネクタの排気ファンがついています。あまり音がしないのはいいんですが、電源ユニットと光学ドライブに囲まれた部分についているので、組み立てた際に余ったケーブルの押し込み場の位置からの排気になってしまうので、排熱効果はさほど期待できません。使わなくてもいいかも知れません。

・拡張スロットの使い道が薄い
もちろんMini-ITXは拡張スロットを一つしか持てない規格ですが、グラボの場合大抵二枚以上の厚みを持たせ、装着に2スロット分使う設計なのでそれができないと選択肢が少なくなります。まぁグラボ増設したい人はそもそもMini-ITX使うべきではないでしょう。APUやCoreのようなGPUを内蔵したCPUを使うべきです。

と余計なことをしていない分割り切りは必要ですが、用途が決まっている人ならむしろいい選択になると思います。付属電源ユニットも、SD101みたいな小型にはありがちなマザー供給電源が4ピン一個しかないなんてこともなく、ちゃんと4ピンx2の8ピンになっているものなので必要十分ではありますしね。今のところ起動しない、という問題は起こっていません。
動くことが第一なので買いかえてよかったと思います。前のSD101はもともとAMDの企画のために買ったケースなのでだいぶたってますしね。当時もらって貼っておいたTEAM REDのステッカーだけちょっと惜しいですが、しょうがないです。これで当時の部品はほとんど交換してしまいました。残っているのは外部のマウスくらいなものです。こうやって部品を交換し続けた結果、全部の部品が変わってしまってこれは元組み立てたもののなれの果てと思っていいのか、ってなパラドックスをテセウスの船、とかいうんでしたっけ。アレ以降全部新品買って組み立てたことが一度もないんですよ。完成品を買うか、一部部品だけ交換するか、ばかりで。次のAPU買うときはケースも交換して新品気分を味わおうかな。

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