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Channel: 録画人間の末路 -
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遅れながらも、Ryzen 9 3950x発売

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当初は9月発売! という話でしたが歩留まりの問題や製造委託先であるTSMCの生産ラインの混み具合などから大幅に遅れていたAMDのAM4向け最上位CPU、16コアのRyzen 9 3950xが11月ギリギリで発売されたようですね。

AMDの新CPUを求め秋葉原に約200人が殺到、Ryzen 9 3950Xは即完売

10万円近い高額なCPUながら秋葉原では午前中から人が押し寄せ、整理券が配布されてあっという間に売り切れたとか。わたしも試してみたいですが、価格といい品薄の空気といいこりゃあきらめるしかないですねぇ。わたしが入手できることにはとっくにしゃぶりつくされていて、もう書くことなんか残ってないでしょうし。

面白いのはIntelも「CascadeLake-X」18コアのCore i9 10980XEを、それも一日前の29日に発売したこと。

Intelの最上位CPU「Core i9-10980XE」が遂にデビュー、18コア/36スレッドで税込138,000円

これは誰がどう見てもRyzen 9 3950xを意識して投入時期を調整してきたCPUでしょう。3950xが一般向けマザーで動作するCPUなのに対し、ハイクラス向けのマザーで動作といった違いはありますが、多コアCPUでは大量の電力&高熱は避けられませんから、安定して動作する、という点でいえばハイクラスマザーでしか使えないという仕様はそれほど悪いとは言えません。値段も絶対価格でいえば高価ですが、これまで20万円超え当たり前だったIntelのHEDT向けCPUの初物とは思えないほど安いです。それまでの「Skylake-X」最上位だった9980XEも大幅に値段を下げていますから、多コア処理のハイクラスにこだわるのならIntelも悪くない選択肢になってきました。これこそ健全な「競争ある世界」ですよね。ひょっとしたら3950xと同時発売になったAMD側のHEDT向けRyzen Threadripper 3970X/3960xの早い段階での値下げもあるかも。

手に入れた方はおめでとうございます。わたしは次はZen2のノーパソの登場を待つことにしましょう。


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