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Channel: 録画人間の末路 -
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M715q続き

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一月ほど前に動画再生用として購入しましたLenovoのThinkCentre M715q Tiny、概ね良好ですが、"オプションのHDMIが2.0ではないようだ"と"内蔵HDDを追加して電源アダプタで電力は大丈夫なのか"の二つの項目の後のことを書いてなかったので、再報告。

前者、HDMIはやはり1.4らしく、ここから3840x2160の解像度ではどうやっても30Hzどまりでした。ただ、M715qにとってHDMIはあくまでオプション、メインの出力端子はDisplayPotrです。なら、ここからつなげれば60Hzもできるのでは? と考えてはいましたが、再生する動画はどうせ1920x1080までのもの、ディスプレイの方で拡大してくれるんだからそれで必要は満たせるわけだしいいか・・・。とつい一か月近くも放っておいてしまっていました。が、試すだけでも試そうと先日テレビを見に行った際にPC関係の売り場にも立ち寄ってDisplaPort用ケーブルを購入、もちろん4K対応を謡ったものです。こいつをM715qと4Kディスプレイの接続に使ってやりますと・・・。最初HDMI同様30Hzまでしか選べず、ビビりましたが、ディスプレイ設定を弄るのを忘れていました。設定を見ると、案の定DisplayPortが1.1になってます。これを1.2に切り替えてやれば、あっさり60Hzにすることができました(ちなみにHDMIの設定はもちろん2.0にしてあります。が、それでも30Hzまでしか出ないのです)。ただ、念のために買ってきたDisplayPort→HDMI返還アダプタを経由してだと画面は出ませんでしたので、サウンドバーをパススルーして音声を出すことはできませんでした。なので、現在はPCとディスプレイをDisplayPortで、PCとサウンドバーをHDMIでつないでいます。サウンドバーのパススルー付にこだわった意味があまりなくなりましたが、より優れた環境が手に入ったのだからよしとしましょう。
1920x1080の設定にした時と違い、映像の拡大はPC側にゆだねられることになります。ディスプレイ側で拡大した時と比べると若干精細さに欠ける感はありますが、ディスプレイ拡大の時にはしばしば見られた謎の色ムラがなくなり、映像の品質は総合力で一枚上になっています。
HDMIが2.0(できれば2.0a)に対応していれば一番よかったのですが、そもそもAMD用のマザーでHDMI2.0に対応したものは限られており、特にわたしにとって必要なMicroATXのフルサイズでない小型マザー(幅22cm以下)ではわたしの調べで皆無。DisplayPortに対応したものも少なく、DisplayPortとHDMIが両方ついてかつ4K60Hz両対応なのはゲーミング用の高性能ATXマザーの一部にあるくらいです。ゲーミングのATXマザーなんてAPUではなく単体CPU+別グラボで運用すべきものですからあまり出力機能は必要ないし、逆にMicroATXの小型機はHDMIの高機能は必須だと思うんですが現実には逆・・・。今使ってる組み立てPCのAPU機、せめてMicroATXのフルサイズが入ってかつ水平方向のSATAが使えるケースに交換すべきかなぁ。横置きでそれなりのサイズがあって作業スペースが十分ある、そんな都合のいいケースはないか、今度探してみよう。

それはさておきM715qに話を戻し。ディスプレイへの出力機能がイマイチなものが多いAMD環境の中で、2つのDisplayPort+オプションのHDMIが使えるM715qはそれだけでも選ぶ価値があるモデルです。

もう一つの懸念、内蔵HDDを増設しても電力は足りて安定動作するか? です。わたしのM715qはM.2.SSDにOSを入れているので一個ある2.5インチのドライブベイはそっくり空いています。ここに2.5インチの2TBのHDDを入れて動画をたっぷりと入れておこうという腹なのですが、果たして2200GEという比較的パワーのあるAPUを搭載していて、それら全部を付属のノートPC用電源アダプタ(65W)で補いきれるのか? と若干不安に思ったわけですが、現在2TBのHDDを積んで運用は問題なくできています。どうやら電力不足は心配しなくてもよさそうです。

概ねどころかほぼ予定通りの環境がM715qで出来上がりました。次はデスクトップPCの方を交換して新しい環境にしたいです。

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