今年も残すところ、あと二週間となりました。年末年始になると昔は海外旅行も当たり前、芸能人となればハワイに行くのとこっそり離婚を発表するのが恒例行事、なんて時期がありましたが今はどうなんでしょうね。戦後二番目に長い景気拡大が続いていてそれを超えるのも確実視されておりますが、世間の景気はどのくらい回復してるんでしょうね。少なくとも景気拡大という言葉は必ずしも好景気を示す言葉ではなさそうですが、どんなもんなんでしょ。
と、いうわけで昨日、店の休日を利用して久々に量販店のテレビ売り場を見学してきました。残念ながら世間的な休日である日曜日ではなかったのでテレビ売り場には全く人がなく、流れが見えなかったのですが、代わりにじっくりとテレビそのものを見ることが出きます。当然のようにテレビ売り場は超大型の4K押し、70型も当たり前、60型を切ったらテレビにあらず、そんな展示の仕方です。その一部のテレビで先日から始まった4Kと8Kの放送が映っています。聞いた話では「民放系は4Kと言ってもほとんどがアップコンバートで4Kの映像は一部だけなのに対し、NHKBSは基本4Kでは4K、8Kでは8Kの映像を使う」とのこと。それに合わせてか、ちょうどNHKBSの4Kと8K放送で、空手とフィギュアの再放送をやっています。スポーツ系は現状の放送の実力を見るのにちょうどいいですね、ちょっと見てみましょう・・・。うーん、噂とはかなり遠い画質、としかいいようがありません。4Kの空手道はなぜか人物のあちこちに紫色が浮いていて、まるで全身青タンだらけです。細部もにじんで潰れています。もちろんその潰れ方は地上波より解像度が高い分弱めではありますが、思ったほど美しくありません。8Kに至っては液晶特融の残像がひどく、美しいどころかガッカリレベルでした。量販店の明るい照明の下でかなりの至近距離で見るのと、そこまで明るくない一般家庭の部屋である程度距離をとってみる映像ではもちろん違いはありますが、新次元の映像とはいいがたいものでした。実はどちらもネイティブな4K8K映像ではなかった、ことも考えられますが、わざわざスポーツ番組の再放送にアップコンバートを使うかな? とも思いますし。
こういう印象を感じるのは前から言ってますようにわたしが4K8K放送に対して悪印象を持っているからでしょうし、8K放送を映していたのが8Kテレビではなく4Kの液晶テレビであったこともあるでしょう。せめて有機ELテレビで見てみたかったところですが、有機ELは専用のデモ映像しか流してくれていませんでした。少なくとも、現状の4K8K放送はわたしが昔、秋葉原のバブリックビューイングと称したロンドンオリンピックの映像で感じた「不気味の谷の域に達した」には遠く及ばない状況です。まぁあの時は映像もじっくりと時間をかけてエンコードされたうえ、映像機器も最高のものを使っていたでしょうから、年月が経っているとはいえ、普及用の映像パネルと将来に向けたテストを兼ねたエンコードの映像じゃ比べ物にならないのも仕方ないかも知れません。まだ4K8K放送は限りなく試験放送に近い実験段階で、実用的じゃないってことです。初期段階から付き合って変化していく様を楽しみたいというのならともかく、新しい放送に期待して買うには早すぎると断言していいでしょうね。
話ちょっと変わって。
最近はそうした量販店にばかり客を取られてなるかと小規模店も最近は徒党を組んで疑似大規模店みたいな形をとって仕入れ値を下げたりしているようです。それでもポイント還元などでどうしてもかなわないところがあるため、そこは機械の販売だけにとどまらないサービスや営業と言ったものでカバーしているようです。いわば昔ながらの街の電気屋さんの良さを強化しながら価格を下げる、という矛盾に挑んでいるわけです。
そこの人とちょっと話をしたのですが、やはりメーカー側としては大型のテレビを売りたいらしく、どうしても仕入れがそっちに偏るため、チラシの作成の時もそちらを前面に押し出してのやり方になるよう。ちなみにテレビの在庫が常時あるのは一番小さいので32型、それ以下はほとんど扱うことができず、取り寄せで28型の旧型をなんとかそろえるのがせいぜいだとか。さすがに実際の売れ行きまでは聞き出せませんでしたが、やはりその情事取り扱える最少のサイズである32型が一番取扱量が多いのではないでしょうか。
地域によって違うかも知れませんが、我が街の場合テレビのサイズの主力はいまだ32型です。最近中古品を扱う我が店でもようやくテレビの扱いが増えてきました。一時テレビと言えば2010年ころの製造、つまりエコポイントばらまきの時にで買ったすでに古い24型くらいばかりで、基本断っていたのですが、今年に入ってからはこの1~2年買ったばかり、というテレビの持ち込みが増えてきました。多分ちょうど買い替えの時期なんでしょう。その8割が32型で、より小さいものはゼロになりました。先に書いたようなお店で32型未満の取り扱いがほとんどないことも影響しているのでしょうが、だからと言って数年前と比べて家が大きくなったわけでもなし、超大型の値段が下がろうと買うのは32型が部屋における限界、な家がまだまだ多いのでしょう。自動車を使わないと持ってこられるテレビのサイズは32型がせいぜい、というのもあるかも知れませんが、売れてない商品は基本複数の人から持ち込まれることはないので、やはり売れるとしたら32型が続いているんだと思います。取引先の人から「Kさん、テレビない?」って聞かれることがありますが、その人たちが欲しがるのも32型です。40型だと大きすぎていらないって言われます。
というわけで4K放送を普及させたいのなら32型の4Kテレビを作るのが不可欠だとわたしは思っていますが、今のところ42型までしか見かけません。PC用では42型を下回る4Kの液晶ディスプレイは存在しているのでやろうと思えば作れないことはないのでしょうが、付加価値の望める超大型を売りたいんでしょうね、やっぱり。超大型だと頑張ってもリビングのテレビになってしまい、自室でテレビに部屋を占拠されずない程度に映画みたりゲームやったりには不向きなので台数に限界があると思うんですけどねぇ。普及させたくないならそれでわたしは全く構わないのですが。
と、いうわけで昨日、店の休日を利用して久々に量販店のテレビ売り場を見学してきました。残念ながら世間的な休日である日曜日ではなかったのでテレビ売り場には全く人がなく、流れが見えなかったのですが、代わりにじっくりとテレビそのものを見ることが出きます。当然のようにテレビ売り場は超大型の4K押し、70型も当たり前、60型を切ったらテレビにあらず、そんな展示の仕方です。その一部のテレビで先日から始まった4Kと8Kの放送が映っています。聞いた話では「民放系は4Kと言ってもほとんどがアップコンバートで4Kの映像は一部だけなのに対し、NHKBSは基本4Kでは4K、8Kでは8Kの映像を使う」とのこと。それに合わせてか、ちょうどNHKBSの4Kと8K放送で、空手とフィギュアの再放送をやっています。スポーツ系は現状の放送の実力を見るのにちょうどいいですね、ちょっと見てみましょう・・・。うーん、噂とはかなり遠い画質、としかいいようがありません。4Kの空手道はなぜか人物のあちこちに紫色が浮いていて、まるで全身青タンだらけです。細部もにじんで潰れています。もちろんその潰れ方は地上波より解像度が高い分弱めではありますが、思ったほど美しくありません。8Kに至っては液晶特融の残像がひどく、美しいどころかガッカリレベルでした。量販店の明るい照明の下でかなりの至近距離で見るのと、そこまで明るくない一般家庭の部屋である程度距離をとってみる映像ではもちろん違いはありますが、新次元の映像とはいいがたいものでした。実はどちらもネイティブな4K8K映像ではなかった、ことも考えられますが、わざわざスポーツ番組の再放送にアップコンバートを使うかな? とも思いますし。
こういう印象を感じるのは前から言ってますようにわたしが4K8K放送に対して悪印象を持っているからでしょうし、8K放送を映していたのが8Kテレビではなく4Kの液晶テレビであったこともあるでしょう。せめて有機ELテレビで見てみたかったところですが、有機ELは専用のデモ映像しか流してくれていませんでした。少なくとも、現状の4K8K放送はわたしが昔、秋葉原のバブリックビューイングと称したロンドンオリンピックの映像で感じた「不気味の谷の域に達した」には遠く及ばない状況です。まぁあの時は映像もじっくりと時間をかけてエンコードされたうえ、映像機器も最高のものを使っていたでしょうから、年月が経っているとはいえ、普及用の映像パネルと将来に向けたテストを兼ねたエンコードの映像じゃ比べ物にならないのも仕方ないかも知れません。まだ4K8K放送は限りなく試験放送に近い実験段階で、実用的じゃないってことです。初期段階から付き合って変化していく様を楽しみたいというのならともかく、新しい放送に期待して買うには早すぎると断言していいでしょうね。
話ちょっと変わって。
最近はそうした量販店にばかり客を取られてなるかと小規模店も最近は徒党を組んで疑似大規模店みたいな形をとって仕入れ値を下げたりしているようです。それでもポイント還元などでどうしてもかなわないところがあるため、そこは機械の販売だけにとどまらないサービスや営業と言ったものでカバーしているようです。いわば昔ながらの街の電気屋さんの良さを強化しながら価格を下げる、という矛盾に挑んでいるわけです。
そこの人とちょっと話をしたのですが、やはりメーカー側としては大型のテレビを売りたいらしく、どうしても仕入れがそっちに偏るため、チラシの作成の時もそちらを前面に押し出してのやり方になるよう。ちなみにテレビの在庫が常時あるのは一番小さいので32型、それ以下はほとんど扱うことができず、取り寄せで28型の旧型をなんとかそろえるのがせいぜいだとか。さすがに実際の売れ行きまでは聞き出せませんでしたが、やはりその情事取り扱える最少のサイズである32型が一番取扱量が多いのではないでしょうか。
地域によって違うかも知れませんが、我が街の場合テレビのサイズの主力はいまだ32型です。最近中古品を扱う我が店でもようやくテレビの扱いが増えてきました。一時テレビと言えば2010年ころの製造、つまりエコポイントばらまきの時にで買ったすでに古い24型くらいばかりで、基本断っていたのですが、今年に入ってからはこの1~2年買ったばかり、というテレビの持ち込みが増えてきました。多分ちょうど買い替えの時期なんでしょう。その8割が32型で、より小さいものはゼロになりました。先に書いたようなお店で32型未満の取り扱いがほとんどないことも影響しているのでしょうが、だからと言って数年前と比べて家が大きくなったわけでもなし、超大型の値段が下がろうと買うのは32型が部屋における限界、な家がまだまだ多いのでしょう。自動車を使わないと持ってこられるテレビのサイズは32型がせいぜい、というのもあるかも知れませんが、売れてない商品は基本複数の人から持ち込まれることはないので、やはり売れるとしたら32型が続いているんだと思います。取引先の人から「Kさん、テレビない?」って聞かれることがありますが、その人たちが欲しがるのも32型です。40型だと大きすぎていらないって言われます。
というわけで4K放送を普及させたいのなら32型の4Kテレビを作るのが不可欠だとわたしは思っていますが、今のところ42型までしか見かけません。PC用では42型を下回る4Kの液晶ディスプレイは存在しているのでやろうと思えば作れないことはないのでしょうが、付加価値の望める超大型を売りたいんでしょうね、やっぱり。超大型だと頑張ってもリビングのテレビになってしまい、自室でテレビに部屋を占拠されずない程度に映画みたりゲームやったりには不向きなので台数に限界があると思うんですけどねぇ。普及させたくないならそれでわたしは全く構わないのですが。