ボーっとしている間にメルマガでやっと気が付いたのですが、LenovoからRyzen採用のThinkPad、A285が発売開始されたそうです。
以前最初にRyzenノートが発売されたときはideapadだったのでサイズには魅力があってもLenovoでありながらトラックポイントがないなど、若干物足りない部分もありました。が、今度はThinkPadということでトラックポイントが付き、HDMIも装備しながらUSBによる映像出力も可能な両天秤。またバッテリーも6セルに増えた(交換はできないようですが)ことでバッテリー駆動時間が延び、よりモバイルPCとして使いやすくなった印象です。ただし、ボディサイズはideapad720sとほぼ同じながらディスプレイが12.5インチに抑えられている、メモリは最大16GBながら1スロットで増設は不可、おそらくシングル仕様と思われるところが残念。また、なぜかカスタマイズできるAPUが全部"Ryzen 3"表記になっている(9/21現在)になっていますが、2700Uの表記も見えますので実際にはRyzen7が選べると思います。掲載価格は少し高めですがクーポンを入力すれば値段も手の届かないものではないものになるため、個人的にはなかなか良いモデルだと思っていますが、前に買ったBristolridgeモデルが全く不満なく使えていますので、まだまだこれでいいかな? 交換するならそれ以前に買ったE455の方。これも最近は仕事用で使っているのでこれ以上の性能も今のところ必要ないのですが、最近AMDのノートパソコン関連の動きがいいので、物欲を刺激されていてちょっと買い換えたい欲求も。やはり金銭関係がひと段落つくと次は物欲ですからね。ただし、先日モバイル向けRyzenに新APUが追加されています。
AMD、TDP 45Wのモバイル向け「Ryzen 7 2800H」と「Ryzen 5 2600H」
ここ最近のAMDは、モバイル向けには15Wなど低いTDPのAPUしか登場させていませんでした。おそらく認知度の低さからより低価格市場くらいしか使ってもらえないと判断し、ボディにさほどお金を掛けないPCでも使えるAPUに専念していたからだと思います。ただ、現行のRyzenに関してはデスクトップ向けがそれなりの成功をみせ、認知度は大きく上がったためにモバイル用でも大型の、それなりに凝ったボディ用のRyzenでも需要はあるだろうとみてTDP45WのAPUの追加に踏み切ったものと思われます。モバイル用といっても実質電源ケーブルをつなぎっぱなしのデスクトップ代用ノート用になるでしょうし、いくらAMDの待遇がよくなったと言ってもWindowsPC市場自体が弱っている現状、まして日本ではAMDのAPU採用PCをいち早く、という傾向にはならないでしょうからいつ使えるようになるか分からない、出てくるにしてもハイクラスのゲーミングPCになるので、わたしのようなユーザーには意味のないものになるのでないか・・・という懸念もありますので、まぁ現状のTDP15Wもので十分でしょう。調べてみると、むしろ低TDPモデルしかないからこそ、消費電力の割と低めでありながら様々な用途に対応できるだけのラインナップはそろっているみたいです。Lenovo以外のRyzenノートを調べてみました。
HP
Lenovo以外で唯一旧アーキテクチャ時代からAMD採用ノーパソを日本で発売していたメーカーで、 ENVY 13 x360と15-db0000がRyzenを採用しています。
Envyは13.3インチの小型モデルで、AMD採用機では珍しい360度回転モデル、タブレットのように使うこともできます。ただし、Windows10はWindows8.1と比べてタッチの操作性は低下しているため、タブレットモードが使いやすいとは思えないのですが。HDMIはありませんが、バッテリーは最大11時間とかなり持つようです。スピーカーもクアッドで割と凝っています。
15-db0000は15.6インチの大きな筐体のオーソドックスなモデル。その分安く、HDMIが付いているうえ、DVDドライブも内蔵しています。ディスプレイはちゃんと1920x1080で、HDDの他NNMe M.2のSSDも選べるなど大きな不足はありません。ただし、APUはRyzen3/5どまりで7がないのが残念です。どちらのモデルも価格.comモデルが安いので、探してみてください。
Dell
AMD関連ではあまり目立たず、ほぼノーマークだったのですが旧世代のAPU採用モデルも存在しているDellのRyzen採用PCがNew Inspiron 15 5000 (AMD)です。15.6インチのオーソドックスモデルですがRyzen7 2700Uが選べ、メモリも最大16GB、何よりSSDが512GBの大容量でかつPCIe接続なのがハイクラス仕様。もちろんDVDドライブとHDMIも付きます。ただ、メモリがデュアルという表記がなかったのでシングル仕様の可能性が高いのが気になります。
NEC
あまりにひっそりと、下位のかつ世代落ちのAPUのみを採用したノーパソを出し続けていたNECでは珍しいハイクラス寄りのAPU採用ノーパソが出ています。2018年夏モデル LAVIE Direct NS(R)です。
最近のNECと言えば実質Lenovoなわけですが、棲み分けを狙っているのかideapadやThinkPadとは全く違うものになっています。もちろん国内生産です。15.6インチのオーソドックスモデルではありますが、APU機のなかで唯一メモリがデュアルチャンネルであることを明言しているノーパソであり、内蔵光学ドライブにブルーレイを選択できるノーパソでもあります。つまり、ソフトの追加は必要ですがハードウェアだけならFluidMotionVideoを自己完結できる唯一無二の存在です。もちろんRyzen7 2700Uを選択可能。ただし、メモリの最大が12GB(この時は4GB+8GBの変則デュアルになる模様)、SSDが256GBでSATA接続である点はDellに比べて見劣りします。が、APU機としては一方のハイクラスであるのは間違いないでしょう。
すべて通販専用モデルで店頭販売されている様子はなく、売られていることをなかなか知ることができないというのは相変わらずですが、その中身は意外と個性があって、かつ低価格というより価格性能比の良いモデルとなっているのが目立ちます。動画再生という点ではIntel内蔵はもちろんGeForce採用機よりも概ね優れていますので、どれも「必要になったのでとりあえず買ってみるPC」としては非常に良いのではないでしょうか。個人的には目的が決まっていない場合は後でいくらでも強化できるミニタワー機を買うべきだと思ってますが、そうでない人は世の中多いので。
以前最初にRyzenノートが発売されたときはideapadだったのでサイズには魅力があってもLenovoでありながらトラックポイントがないなど、若干物足りない部分もありました。が、今度はThinkPadということでトラックポイントが付き、HDMIも装備しながらUSBによる映像出力も可能な両天秤。またバッテリーも6セルに増えた(交換はできないようですが)ことでバッテリー駆動時間が延び、よりモバイルPCとして使いやすくなった印象です。ただし、ボディサイズはideapad720sとほぼ同じながらディスプレイが12.5インチに抑えられている、メモリは最大16GBながら1スロットで増設は不可、おそらくシングル仕様と思われるところが残念。また、なぜかカスタマイズできるAPUが全部"Ryzen 3"表記になっている(9/21現在)になっていますが、2700Uの表記も見えますので実際にはRyzen7が選べると思います。掲載価格は少し高めですがクーポンを入力すれば値段も手の届かないものではないものになるため、個人的にはなかなか良いモデルだと思っていますが、前に買ったBristolridgeモデルが全く不満なく使えていますので、まだまだこれでいいかな? 交換するならそれ以前に買ったE455の方。これも最近は仕事用で使っているのでこれ以上の性能も今のところ必要ないのですが、最近AMDのノートパソコン関連の動きがいいので、物欲を刺激されていてちょっと買い換えたい欲求も。やはり金銭関係がひと段落つくと次は物欲ですからね。ただし、先日モバイル向けRyzenに新APUが追加されています。
AMD、TDP 45Wのモバイル向け「Ryzen 7 2800H」と「Ryzen 5 2600H」
ここ最近のAMDは、モバイル向けには15Wなど低いTDPのAPUしか登場させていませんでした。おそらく認知度の低さからより低価格市場くらいしか使ってもらえないと判断し、ボディにさほどお金を掛けないPCでも使えるAPUに専念していたからだと思います。ただ、現行のRyzenに関してはデスクトップ向けがそれなりの成功をみせ、認知度は大きく上がったためにモバイル用でも大型の、それなりに凝ったボディ用のRyzenでも需要はあるだろうとみてTDP45WのAPUの追加に踏み切ったものと思われます。モバイル用といっても実質電源ケーブルをつなぎっぱなしのデスクトップ代用ノート用になるでしょうし、いくらAMDの待遇がよくなったと言ってもWindowsPC市場自体が弱っている現状、まして日本ではAMDのAPU採用PCをいち早く、という傾向にはならないでしょうからいつ使えるようになるか分からない、出てくるにしてもハイクラスのゲーミングPCになるので、わたしのようなユーザーには意味のないものになるのでないか・・・という懸念もありますので、まぁ現状のTDP15Wもので十分でしょう。調べてみると、むしろ低TDPモデルしかないからこそ、消費電力の割と低めでありながら様々な用途に対応できるだけのラインナップはそろっているみたいです。Lenovo以外のRyzenノートを調べてみました。
HP
Lenovo以外で唯一旧アーキテクチャ時代からAMD採用ノーパソを日本で発売していたメーカーで、 ENVY 13 x360と15-db0000がRyzenを採用しています。
Envyは13.3インチの小型モデルで、AMD採用機では珍しい360度回転モデル、タブレットのように使うこともできます。ただし、Windows10はWindows8.1と比べてタッチの操作性は低下しているため、タブレットモードが使いやすいとは思えないのですが。HDMIはありませんが、バッテリーは最大11時間とかなり持つようです。スピーカーもクアッドで割と凝っています。
15-db0000は15.6インチの大きな筐体のオーソドックスなモデル。その分安く、HDMIが付いているうえ、DVDドライブも内蔵しています。ディスプレイはちゃんと1920x1080で、HDDの他NNMe M.2のSSDも選べるなど大きな不足はありません。ただし、APUはRyzen3/5どまりで7がないのが残念です。どちらのモデルも価格.comモデルが安いので、探してみてください。
Dell
AMD関連ではあまり目立たず、ほぼノーマークだったのですが旧世代のAPU採用モデルも存在しているDellのRyzen採用PCがNew Inspiron 15 5000 (AMD)です。15.6インチのオーソドックスモデルですがRyzen7 2700Uが選べ、メモリも最大16GB、何よりSSDが512GBの大容量でかつPCIe接続なのがハイクラス仕様。もちろんDVDドライブとHDMIも付きます。ただ、メモリがデュアルという表記がなかったのでシングル仕様の可能性が高いのが気になります。
NEC
あまりにひっそりと、下位のかつ世代落ちのAPUのみを採用したノーパソを出し続けていたNECでは珍しいハイクラス寄りのAPU採用ノーパソが出ています。2018年夏モデル LAVIE Direct NS(R)です。
最近のNECと言えば実質Lenovoなわけですが、棲み分けを狙っているのかideapadやThinkPadとは全く違うものになっています。もちろん国内生産です。15.6インチのオーソドックスモデルではありますが、APU機のなかで唯一メモリがデュアルチャンネルであることを明言しているノーパソであり、内蔵光学ドライブにブルーレイを選択できるノーパソでもあります。つまり、ソフトの追加は必要ですがハードウェアだけならFluidMotionVideoを自己完結できる唯一無二の存在です。もちろんRyzen7 2700Uを選択可能。ただし、メモリの最大が12GB(この時は4GB+8GBの変則デュアルになる模様)、SSDが256GBでSATA接続である点はDellに比べて見劣りします。が、APU機としては一方のハイクラスであるのは間違いないでしょう。
すべて通販専用モデルで店頭販売されている様子はなく、売られていることをなかなか知ることができないというのは相変わらずですが、その中身は意外と個性があって、かつ低価格というより価格性能比の良いモデルとなっているのが目立ちます。動画再生という点ではIntel内蔵はもちろんGeForce採用機よりも概ね優れていますので、どれも「必要になったのでとりあえず買ってみるPC」としては非常に良いのではないでしょうか。個人的には目的が決まっていない場合は後でいくらでも強化できるミニタワー機を買うべきだと思ってますが、そうでない人は世の中多いので。