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Channel: 録画人間の末路 -
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走れ!Windows8 行こう無限の地平線

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ウチの弟のBからの電話。

B「お客のWindowsXPパソコンがさすがに限界に達したんで、Windows7のパソコンを買ってもらうことになったんだけど、使っている3DCADソフトのうちの一本が動かないらしいんだよね。Windows7のXPモードとかでなんとかならない?」
k「XPの互換モードでの起動とかでもダメ?XPモードって一応動くけど遅いよ。」
B「問題は、付属のハードを装着しないと、ソフトが起動しないようになってるってことなのよ。今でもUSBのドングルつけないと動かないソフトがあるけど、あれと同じだと思う。高価なソフトだからコピー防止のためだろうね。で、これどうやって付ければいいの? 見たことない形状なんだけど、細長くて穴が二列にたくさん空いてる」
k「みないと分からん。写真でも撮って転送してくれ」

(数分後)

k「Bちゃんよ〜」
B「なんだね」
k「今時のパソコンにパラレル端子(D-sub25ピン)はねぇよ!」
B「またまた〜。あーたならなんとかする方法の一つくらい知ってるでしょ」
k「組み立てPC用のマザーですら最近付属してなくて、あっても別売りオプションだったりするんだぞ。何よりXPモードはUSBしか外部周辺機器をサポートしてない。他社のバーチャルPCみたいなソフトなら動くかも知れないけど、業務用パソコンに勝手にソフト入れられないだろ。それ、対応のOS何よ?」
B「えーと、正式対応のOSは、WindowsNT4.0って書いてある」
k「古っ!そんなの動かなくても当たり前だろ。XPで動いていたことだけでもたいしたものだわ。おとなしく最新版にバージョンアップすべきでしょ。必要なものなんだから、いくら高いったって・・・」

B「でも、300万円以上するんだぞ、これ」

・・・予想と一桁違いました。でも、10年以上使うことを考えたら、300万円出すのもしょうがないような。


ってなもんで、ソフトの互換性というものはパソコンを扱う上ではやはり重要です。それを考えたらWindowsは外せません。そのWindows、次期バージョンは「仮称Windows8」でしたが、その仮称が外れ、正式にWindows8となったようです。

Microsoftの「Windows 8」、製品エディションは4つに


わたしらのように録画にパソコンを使っている人間は、すぐに飛びつく必要はないと思います。録画には安定が重要ですから、ある程度枯れたOSこそふさわしい分野ですから。なのでわたしもすぐにWindows8に変えてしまうことは無いと思います。ですが、わたしはWindows8には大変期待しているのです。デスクトップPC向けではなく、スレートPC用として。

どこかで、ARM用Windows8はx86x64用ソフトが動かないから、Windows8は期待はずれ、みたいな記事がありましたが、ARM版Windows8が互換性が低いのは仕方のないことです。その将来予測される混乱を避けるためか、ARM版Windows8からは"8"の文字が外れた「Windows RT」となるようです。存在としてはWindows8そのものというよりそれとWindowsPhoneの中間的なものになるのでしょうか。
と、いうわけでわたしらがそれほど注目するものではありません。わたしが期待しているのはあくまでIntel・AMDCPU上で動くWindowsのUIがスレート向けとなることです。今までのWindows7でもスレートPCはありましたが、お世辞にも使いやすいというものではありませんでした。にも関わらず、そのスレートPCの一つであるONKYOのTW3A-A31C77Hやそのシリーズ、これはAtomでなくUltraBook向けCore i7など比較的高性能なCPUを積んだものですが、なんと予約開始から一ヶ月もしないうちに完売、だそうです。もっとも、法人向けに販売したにもかかわらず、ほとんど個人しか買わなかったらしいので、物好きが飛びついただけのようですが・・・。それでも、Windowsの使えるタブレット〜スレートPC〜の潜在需要は決して少なくないことを伺わせます。

問題は大きさですね。先のONKYOのPCは大きすぎますし、重すぎます。Windows8の解像度は、タブレット利用時は1366×768が最低限必要という話もあり、このくらいの大きさは必要なのかも知れません。が、Windows8とは言え、タブレットなら7インチ程度に納めて欲しいもの。なんとか解像度条件を緩め、7インチスレートPCが登場出来るようになることをを期待したいものです。わたしはAndroidなら7インチは大きすぎると思っていますが、Windowsなら7〜8インチでも許せます。それだけ、Windowsの過去の資産というのは妥協を許せる強力な武器なのです。

あるいは、リモートディスプレイというのはどうでしょう。USB接続のタッチ対応ディスプレイをクローンモードで動かすとあたかもミニPCを使っている気分になりますが、これを無線で行えるようにするのです。タブレットでなければ1024x768が最低条件だそうですから、その分サイズを落とせます。ディスプレイと本体の1対1の無線LANを使い、画面はもちろん出来れば音声も転送してくれれば、あたかもミニディスプレイのWindowsPCを動かしているようになります。そもそも7インチ以上のタブレットなんて気軽に外に持ち出す気にはなりませんから、家で使えればそれでいいのですよ。それだけでも、可能性は無限に広がります。

krmmk3はWindows8を全力で応援しています。

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