Quantcast
Channel: 録画人間の末路 -
Viewing all 1571 articles
Browse latest View live

そういえば

$
0
0
例のApple Watchって確か予約者は昨日の時点で買えたんでしたっけ。発売前はあれだけ騒いでいた商業サイトが非常に静かなので全く気がつきませんでした。いやね、普段全く腕時計もしないお客さんがApple Watchらしきものをしてきたんですよ。これみよがしに左腕を少し前に出して、服も袖を少しめくり気味でだったので多分実物だろうと。わたしがこの手のにそこそこ詳しいのは知っているから「あ、それApple Watchですか」と驚かれるのを期待していたんでしょうかねぇ。気がつかないフリして通しましたけど(^^;)
もちろんわたしがApple Watchに失敗して欲しい、なんて考えていることは全く知らないでしょうから(口に出したことは一度もないので)単に気がつかなかっただけと思われたでしょうね。とりあえずApple Watchは実用性二の次で買われている印象ですが、二年後はどうなっているんでしょうか。デジタル機器として活用すること前提で購入したユーザーさんの話が聞きたいです。

ただ、普段腕時計をしない人がいきなり毎日腕時計をするようになるか、となると少々疑問。慣れるまでは結構重いし手首を動かしづらく感じますからね。慣れてしまうまで使い続けるか、それとも飽きてしまうかが今後スマートウォッチの普及のカギとなる気がします。使っている人にとっては既存の腕時計と手首のポジションを争うわけですし、「人に自分を見せる」役割もある腕時計の代わりとなり得るのでしょうか。「愛用の腕時計がすでにある人は逆の手にApple Watchを付ければいい」なんてWEBに書いていた人がいましたが、無茶であります。わたしは普段右手に腕時計をしています(よく「逆だろ」と言われますが、重い時計をするなら力のある利き腕にしたほうが楽じゃないですか?)が、空いている左手にもう一つ時計をしようなんて全然考えませんよ。窮屈だしなにより格好悪い! 腕時計は他人と談笑しているときにさりげなくチラリと見せることで印象を無意識のうちにプラスに持って行く面が少なからずあるわけなので、どこの何時計だろうと両手からそれぞれ時計が見えたら変なやつと思われるだけです。

個人的に失敗を望むのはもちろん先行きも今までのような未開の地を開拓するのとは違う、他人の土俵に割り込んで自分のリングに買えてしまおうというのがApple Watchですから、決して楽ではないでしょう。商業サイト・ライターからのプッシュも過去のApple.inc製品の異様な押しとくらべると少ない感じがしますし、やはり記事を書くのも難しいのかと。だからこそこれからが見物なのですが。

WOWOWのゴジラ特集 2000ミレニアムみどころ

$
0
0
昨年いっぱい日本映画専門チャンネルで放送を続けていたので"満を持して"の感はないのですが、今日のシネマでのGODZILLA、明日のプライムでの5作放送を皮切りにWOWOWで「史上初!全30作品一挙放送」を謳うゴジラ特集が始まります!
いやー前回特集の録画失敗を埋めるべく日映専版を最善を尽くして録画・保存・視聴したばかりなのにまた一から録画・保存・視聴のしなおしだ大変だなぁ♪

日映専では間に合わなかった2014年度版「GODZILLA」の放送が特集に組まれるのはもちろん1954年度版の第一作がBSプレミアム版以来となる"新リマスター版"となるのも本特集の特徴。是非小生過去記事の考察でも触れたクライマックスの山根博士の行動にも注目してくださいね。新マスター版なら細かい部分まではっきり見えるはずです。まだ新マスター版に入れ替わっていないBDよりも高画質な第一作を手に入れるチャンス。わたしもそうですがWOWOW会員で特撮に多少なりとも興味のある方はお見逃し無く。

明日「ゴジラの日」で作品として注目していただきたいのが「ゴジラ2000ミレニアム」。内容がゴジラとエイリアンに二分していてまとまりがないこともあってあまり評価は高くない本作ですが、特撮のゴジラ表現に関しては大胆で見応えのあるものとなっており、安易に見過ごすにはもったいない作品となっております。熱線の使用やそれに伴う背びれの発光がVSシリーズと比べると比較的抑えられている点は54年度版・84年度版と同様ですが、その背びれ発光自体が武器になる、という扱いは当時ビックリさせられたものです。確かにエイリアン部分が他作のパクリに近いのですが、だからこそクライマックスに怪獣化したエイリアン"オルガ"(某外国人プロ野球選手の夫人の名前からとったのでは? という指摘が当時ありましたが真相不明)がかわいそうに見えてくるのです。自分の体を取り戻すつもりで全力を尽くし、ついに再生したと思ったら怪獣になり、しかも目の前のゴジラが敵意むき出しで襲いかかってくる。パワーと生命力は互角なものの、生粋の戦闘生物ゴジラに勝てるわけがない、素人がいきなりすごい自動車に乗せられてプロのドライバーと競争させられるようなものですから。やられボコボコにされ痛めつけられ、しかも傷はどんどん再生していくので死ぬことも出来ない。きっとゴジラと戦いながら体を取り戻したことを後悔していたはずです。それだけにラストの特攻はむしろ最後の望みを賭けて死ににいったように見えてどこかもの悲しいのです。2014年度版の敵、ムートーとデザイン的共通点も多くてモデルになったのでは? と個人的には思っている怪獣ですのでもう一度評価して欲しいものです。

ソニー、ヘッドマウントディスプレイの生産を終了

$
0
0
非常にイライラすることがありまして、つい腕をブンブンと子供のように振り回したところ強くぶつけてしまい、色がちょっぴり気持ち悪くなって少し腫れてしまいました。と、言っても強く押したりもう一度ぶつけたりしなければ特に痛くもないので大したことはないのですが、腕時計が引っかかって外れなくなりました(涙)。放っておくわけにもいかないので無理やり外しましたが、その時は腫れを強引に押し込めて腕時計をずらしたのでさすがに痛い・・・。しばらく腕に時計はつけられません。かと言って逆手にはつけたくないので2~3日腕時計なしの生活にするしかないです。みなさまも、くれぐれも自分の腕や足にあたったりしませんようご注意を。


世間様はゴールデンウィークまっさかり。言うまでもなくゴールデンウィークとは日本の映画界が作った用語で、夏休みや年末年始と並ぶ集客を見込める映画を上映する期間であるというのが本来の意味です。せっかくなので映画の一つも見に行ってはいかがでしょう。映画館で見る映画は雑音だらけの家のテレビで見る映画とは没頭感が全く違って10倍楽しめること請け合いです。ちなみにわたしはゴルデンウィークと言っても一切休日ないので行く予定が取れません。
その家と映画館の没頭感の差をある程度埋め、家でも映画に没頭しやすい映像機器と言えばソニーのヘッドマウントディスプレイ。解像度はやや低いながら有機ELのパネルを使い、目の前に巨大スクリーンの再現はもちろん3Dもやってくれるとして注目を集めましたが、実際使ってみると思ったほど視点のいい部分に映像がこないとか、矯正視力の人は使いづらいとかいろいろありましてわたしもあまり注目しなくなっていったのですが、とうとう生産中止だそうです。

ソニーのHMD「HMZシリーズ」、“選択と集中”で生産終了。Morpheusなどは開発継続

面白そうな機器ではありましたが、やはり出荷は伸びていなかったのだと思います。PS4用のMorpheusはむしろ推すようですから一応そちらでBDの視聴もできると言えばできるのでしょうが、汎用性は落ちますね。ソニーもテレビ事業をようやく黒字に持っていったという話ですし、清算の取れない市場の整理をするということなのでしょう。儲ってないときのほうが面白い製品を出すのが最近の傾向なのが日本メーカーですから、まぁ仕方ないですね。これ以上日本でテレビを販売できるメーカーに減られたら困りますし。

まだまだ国内メーカーの有機ELテレビの国内投入は先、遠ざかったように感じます。

速度制限の総合百貨店、ワイモバイル305ZTを使う人

$
0
0
サービス開始当初は近接アクセス容量による速度制限なしとしてPC利用を前提としたユーザーに薦められてきたワイモバイルのPocketWiFiルーター、305ZTが一部地域では3月から、4月からは全国一斉に1GB/3日容量による速度制限を急に実施、最高ルーターと高かった評価がものすごい勢いで落下、現在では最低ルーターとしてしか評価されていないのは当ブログでも取り上げましたしご存じの通り。ネット上にたっぷり高評価の記事をみんな喜んで書き込んでいた後の仕打ちですから悪意を感じます。ただ、最低評価を下しているユーザーの多くが規制開始以前の段階では月に数十ギガ単位でのアクセスをしていた、通常のネット回線をすべて305ZTで行った人のように見えます。中には数百ギガ・テラバイトのアクセスを行ったことを公言している人もいたりして、そりゃそう人からすれば全く使い物にならないわけですから低評価も当然ですが、ごく一部ですが「1GB/3日にかかってない」という書き込み報告もなくはなく、近接や先月のアクセス量が決して多くないユーザーの場合多少は速度制限を勘弁してもらえるケースもあるのではないか? 3月以前の状態からそういう淡い期待がなくもなかったわけです。実際わたしも3月には余計な速度実験とかしたおかげで月のアクセス量が10GBを超えていたため、「近接のアクセス量が多すぎるユーザー」扱いになっていて速度制限が実行された、という可能性もまだ残っていたわけなんです。なにせdocomoもauも近接3日制限は緩めており、月制限さえかければ近接3日制限はそれほど熱心にかける必要はない、が業界の流れですからソフトバンクもワイモバイルという別ブランドを分けている以上、万が一・・・にかけたわけです。

そこで先月は速度制限で遅くて使い物にならないということもあってあまり使わず、容量を6GB/1月程度におさえ、今月に入ってからも外でのメールやTwitterのチェック以外にはほとんど使わないという生活を一度送り、そのうえで外出先でルーターのみでPCを利用したと仮定して数時間ほど一台のノートPCを305ZTだけで利用して過ごしました。今回もその数時間のアクセスは1GBで止めています。それまでの5日半でアクセス容量は150MB。そのうちの半分は3日以上前の速度テストによるものであり、ほとんど使ってないと同じです。さて、これでもし「悪質なユーザー」指定から外され、短期間集中くらいなら大丈夫になってくれれば、と翌日の午後アクセスしてみたら・・・。


遅いです。

速度をはかったら案の定1Mbps未満しか出てません。


これではっきりしました。ワイモバイルは結局ソフトバンクモバイル。それまでや先月のアクセス量に全く関係なく1GB/3日だけを杓子定規に守り、それを少しでもオーバーしたユーザーはすべて悪質なユーザーとみなして制裁として速度制限を実施するキャリアです。

しかし、305ZTの速度制限はこれだけではありません。7GB/1月をオーバーした場合、制限解除を要求しなければ速度制限を受けますし、3日/1GB制限以前からかけられていたYouTube制限ももちろん続行中です。現在・少なくとも今日5月7日時点でもワイモバイルは305ZTを「さよなら速度制限」を謡って売っていますが、実際はほかのあらゆるサービスと比較してももっとも多くの速度制限が行われるルーターであり、むしろ速度制限の総合商社、百貨店と呼ぶべきでしょう。305ZTを速度制限なしとして褒める記事の多くはいまなおネット上に残っており、その一部はわたしが書いたものです。その責任として、一ユーザーとして多くの速度制限が実施されている305ZTの実態を書いておく必要があるでしょう。

1.1月/7GB速度制限
・毎月1日から数え、その月の累積アクセス量が7GBを超え、一旦アクセスが途切れた時点をもって解除予約が入っていなかった場合、速度制限が実施される
・速度はダウンで128Kbps以下。アップは制限を受けない
・解除申請を行えば500MB単位で制限を解除できる。これは制限が実施されてからではなく、残りが200MBを切った時点からあらかじめ予約を入れておくことによって速度制限を回避できる
・解除料は通常500MBごとに500円だが、キャンペーンによって2015年5月7日現在すべてのユーザーが解除料金無料で利用できる。305ZTが速度制限なし、を謡って売られているのはこのため
・PCからフルオートで予約申請・解除が行えるソフトが個人によって作られ、配布されていた。
・この制限を受けた場合、PCはもちろんAndroidOSのタブレットでもほとんどインターネットは使えないと言っていいほど遅くなる

2.3日/1GB速度制限その1
・月は関係なく、近接3日間のアクセス容量が1GBを超えた場合、翌日の午後から速度制限が実施される
・速度はダウンで1Mbps以下。アップは制限を受けない
・近接3日であるため、1日でアクセス量が1GBに達した場合、翌日から3日間速度制限を受ける
・制限の実施は午後0時~午前1時の13時間。残り午前中の11時間はこの制限を受けることはない
・これは当初実施されておらず、一部ユーザーは3月から、残りのほとんどのユーザーは4月に入って急に行われ始めた
・店頭ではこの3日/1GB制限は「行われていません」あるいは「全くないわけではありませんが、特別集中した場合に限られます」、「制限があったとしても気になるほど低下することはありません」という案内が4月以前には行われていた
・急に速度制限が実施された理由として「ユーザーが急増し、帯域が確保できなくなったため」としているが、ネットユーザーの間ではワイモバイルがソフトバンクモバイルに吸収されたため、そちらのルールが適用されたからと言われている
・批判が集中し、「契約違反」として解約や契約そのものの破棄を求める人が続出した。少なくとも月数十ギガ単位のアクセスを行っていたユーザーの多くが解約したものと思われる
・MVNOでは混雑する時間帯の場合速度が出ないようだが、ベンチマーク上では305ZTの速度制限はそれと似たような速度になる
・ソフトバンクモバイルの場合、こうした速度低下時には特に画像の再圧縮が高い密度で行われるため、写真は汚くなるもののテキスト主体のWEBアクセスならなんとか使える体感速度は確保される。ただしSNSゲーム、特にPCで行われるブラウザゲームは全くお話にならない速度しかでない。ゲームによっては長時間待たされたり途中でエラーが出て実行できないほど遅い

3.動画サイト限定速度制限
・今年に入ってから21時~午前1時くらいの時間帯で1時間ないし2時間、動画サイトでの動画アクセスに限って速度制限が行われるようになった
・速度は推定で128Kbps。速度測定サイトやソフトでは測定できないが、規制時間内にCraving Explorerでダウンロード(ちなみにYouTube上の305ZT速度制限検証動画)をかけたところ、14KB/sを超えなかったところからの推測。かなりおおざっぱな数字しか出ないため推測の域を出ない
・これはYouTubeで最低の画質モード、かつソフトバンクモバイル特有の再圧縮がかかってなお視聴に支障が出る速度。実質動画はとびとびでなければ見られない
・2時間速度制限が出ると言っても連続はあくまで1時間。1日に2回規制時間が回ってくるというもの
・ルーターの電源を入れなおすなどで回避できる場合もある
・個人的に確認できたのはYouTubeだけだが、他サイトでも制限を受けたという話もある
・近接のアクセス量とは全く関係なく行われる

4.3日/1GB速度制限その2
・「3日/1GB制限はあらかじめ契約書や説明文にある」としてワイモバイル側を弁護する声もあるようだが、その中身は「当日6時から翌日6時までの24時間制限が行われる場合がある」というもの
・つまり現在実施されている速度制限とは中身が異なるものなので、現在行われている制限説明を可能性との前提であったとしても、あらかじめ受けて3月以前に契約したユーザーは皆無である
・逆を言えばこちらが後日契約書通り別に実行される可能性は十分残っている
・これが実行された場合、過去の例からして速度は128Kbps/24時間。実質何もできないし解除もできない


そういえば総務省の通達で机上の空論に過ぎない「最大○○○Mbps」という速度ではなく実行速度でルーターの宣伝は行うようになるとかなんとか。その場合、通常の実行速度の測定と同じくらいの大きさの字で速度制限時の実行測定速度を必ず書くことを義務付けてほしいですね。

こうした速度制限が行われてなお305ZTを問題なく使える人ってのは
・午後は寝ていて午前中しか活動しない人
・通話はガラケーがいいのでPHSとの併用で小型タブや格安スマホをネット用に使いたい人
・動画はみない、ネットゲームはしない人
・アップの方が大事でダウンは二の次という使い方の人
・金は取られるけど使えないサービス契約を結んでいることを気にしない人
こういう条件を満たす人だけなんでしょう。わたしはPHSとの併用割引がまだ捨てられないため、もうしばらく速度低下を我慢して使うことにしますが、もしこれ以上のサービス低下が(ルーターだけでなくPHSにおいても)導入されるとしたら、その時は何を置いても解約するでしょうね。

AMDの新CPUコア、Zenの情報の一部が発表

$
0
0
当ブログはAMDを応援しているのでその話はIntelより積極的に取り上げているのですが、このタイミングで発表というのがどうにも先日Xeonに関心を取られまいとするっぽくて実はやるべきじゃなかったんじゃない? と感じてしまう話でありますのでどうしようかと思ったんですが、やはり見ておきましょう。


IPCが40%向上したAMDの次世代CPU「Zen」と2017年までのロードマップ

AMD、次世代のハイエンドデスクトップCPU「FX」を2016年に投入
~新開発の“Zen”コアを採用、AM4プラットフォームへ


ここ最近のAMDには珍しく「APU」ではなく「CPU」の話です。もちろん将来的にはAPUのCPUコアとしても採用されるのでしょうが、現状では新アーキテクチャのzenはCPUを優先して採用されるとのこと。特徴は

・SMT採用
・IPCの向上
・AM4の採用

の3つであります。あまり具体性ないですね。前者2つは予想にありましたし、予想外であったAM4は、実質的予想されたFM3の名前変更~APUもAM4と写真にある~と言えなくもないですし。一方例のx86とARMを共通のsocとして使えるSkyBridgeがキャンセルになったことでARM路線が大きく後退しました。ARMに力を入れられてもPC使いには別に面白くもなんともないですしね。PC路線に全力を注いでいただきたいものです。

ただ、新CPUに若干の不安もあるのですよ。商業サイトではさんざん叩かれましたが、現行のBulldozer系CPUコアの性能は決して低いものではありませんでした。特に動画エンコードに関しては実はIntelを凌駕する性能を発揮していたのは当ブログで公開した通り。まぁIntel現行のHaswellには明らかに劣りますが、これはFXがいまだ第二世代のPiledriverコアしか採用していないためです。第三世代のSteamrollerコア採用のFXが出ていればHaswellすら超えていてもおかしくないんですが・・・。ただCarrizoがより省電力・低クロックに舵を切っているところからSteamrollerはPiledriverと比べるとクロックが上がらなくて性能はそれほど上がらない、という可能性もありますが。
新アーキテクチャの採用はいいです。クロックを上げるのも現アーキテクチャではいい加減限界が来ていましたからね。ですが、第一世代CPU採用&APU採用見送りというパターンはかつてBulldozer&Llanoで見られたパターンです。SMT採用はAMDとしては初めてですし、Pentium4からという長い歴史を持つIntelのHTにいきなり拮抗しうる存在が出てくるとは思えません。今回は第一世代ゆえのテストパターンで、本領は第二世代以降・・・となるような予感はあります。まぁそれでももう古くなっていた現行FXを交換する絶好の機会ではありますけどね。H.265に使えるエンコード能力に期待しましょう。

ひっそりですがCarrizoの型番とKaveriの値下げも発表になっています。

AMD、CarrizoのSKUを発表、4コアで最大2.5GHz駆動
~デスクトップ向けのA10-7850Kは127ドルに値下げ


TDPかなり低いですね。大丈夫なんだろうか。Kaveriのモバイル版もかなり発熱量は低いんですが。

さて、ボチボチGodaveriは来ないのかな~と。

ゴジラデジタルリマスター版三大放送ビットレート比較

$
0
0
先日のWOWOWプライムに続き、シネマでも「ゴジラ」第1作の放送がありました。もちろん4K新リマスターをベースに2Kにしたもので、過去のどのゴジラパッケージよりも高画質・高音質です。これを見た後だと、最初に視聴したときには感激した日本映画専門チャンネル版も、今みると全体的に暗く、人物の周囲にはゴーストのようなノイズが浮いて見えるほど違います。
これでリマスター版の放送は昨年の日本放送協会を含めて3チャンネル目。チャンネルが違えばビットレートも違います。ビットレートも違えば画質も若干ことなってきてもおかしくないわけです。そこで久々に「ゴジラ」リマスター版限定でビットレートを測定してみましょう。ソフトは例によってbitrateviewerを使います。

BSプレミアム版


WOWOWプライム版


WOWOWシネマ版


保存動画には前後の関連番組も少し残ってますので完全な同一部分で測っているわけではないのはご了承ください。予想通りビットレートに関して言えばシネマ>プライム>プレミアムの順になっています。と言っても静止画レベルではほぼ同等、いろいろうるさいので画は貼りませんが、多分貼っても分からないレベルだと思います。ただ、動画表現に関しては差があるのかシネマ版ではプレミアム版と比べるとシャープ感が増しており、薄いヴェールをはがしたようです。ただ、その分ザワザワ感は増しており、少し作った感じの修正部分が浮いて見える部分もあります。プライムはシネマよりですがビットレートが低い分ワサワサが増えている感じです。なお、3放送ともIフレームは15フレーム単位の等間隔でした。

と、言っても同じマスターを使っていることに変わりはなく、「あえて違いを見つけるのなら」「どうしても違いを出すとなると」のレベルであり、BSプレミアム版でも十分満足の行く画質となっています。ただ、この3つの中で一つだけ残すとしたらやはりシネマ版でしょう。画質補正を通す場合はシャープ目であったほうが有利ですし、音声もプレミアム版のように通常の2ch音声にのせたのと違い、ちゃんとモノラル化して収録されていますから無駄がありません。ちなみにプライム版も音声はモノラル収録でした。

シャープの最近の製品

$
0
0
専門知識は皆無なのでそれがどうなのかは分からないのですが、シャープが資本金を大幅に減額するとかいう報道が数日前に流れましたね。一応シャープ自身は「決定したことは何もない」という発言をしていますが、この手の返答が表向きだけなのはよくあること。株主総会前に公式発言ととられかねない発言は一切できないというだけの話でしょう。それにしても1200億円ある資本金を1億円まで減らすとなると、あまりに大事。金額だけで言えば中小企業になると同じ事ですし、そういうのが許されるのかとか仮に許されたとしてもこの先シャープから投資を引き上げる人が続出するのではないかとか経済が一度メチャクチャになりそうな破壊力をもたらす気がします。実際株の取引きは倒産のうわさが出始めた企業並に多くなってしまったようですし。ソニーのように少しは持ち直してきたメーカーもあるのにシャープはどうなっているんでしょうか。そういえば最近のシャープの製品はどんなのでしたっけ。

シャープと言えば家電メーカー。と言ってもいわゆる白物家電はおいておくとして、わたしらの興味範疇に近いAV機器関連を見てみましょう。

テレビを見るとラインナップのほぼ半数が4Kあるいは4K技術を利用した高性能モデルであり、55型以上の超大型を中心に添えようとしています。これを見るだけでも今できる最高の製品をそろえようという意気込みを感じます。最近はすっかり縁が遠くなってしまった人も少なくないだろうレコーダーも、一時いくつかのメーカーがやたら推していたの「全録」など眼中になく、スカパー!プレミアム対応やスロットインハードディスクの採用、はたまた4K対応とソフトよりもハードよりの製品をドンと揃え、サイトの構成はともかくラインナップとしては硬派な印象。ようやく「ドラ丸」などソフトよりの製品もやり始めていますが、視点はどちらかと言えば録画マニアより。多分「自分らが欲しいと思う製品」をズラリとそろえた、んでしょう。
ただ、それがわたしらも欲しいかと言うと全然違うわけで。結局我々消費者が何を言おうと著作権業界も家電業界も見向きもせず、録画規制・録画弾圧は「あって当然の存在」となってしまいました。だからこそ多くのマニアはそういう家電業界を見向きもしなくなり、PCに逃げてしまったわけで。かくして消費者苦情すらこなくなった業界では声の大きい著作権業界のやりたい放題。そのとばっちりを受け、監視下にある家電メーカーがいくらマニア視点で硬派な製品を作ったところで買う人がいないわけですよ。先駆けて発売された4Kレコーダーにしたところで自己録自己再しかできず、メディアへの保存などが不可。しかもHDCPが採用されているおかげで4K以外のテレビにはダウンコンバートして映すことすらできないと来ています。こんなものが売れるわけがないのです。まだPCに逃げるという知識のない人向きの製品の方が売れる余地があるでしょう。

シャープは以前「亀山工場製テレビ」をブランドにしていたことからも職人気質のメーカーという印象です。「良い製品を作れば売れる」という路線、考えでやっているように見えます。それは本来正しいのですが、もはや日本ではそれは通用しません。そういう風にしてしまったのです。だからシャープは国内メーカーしか市場のない日本でも良い状態には見えません。海外ではどういう製品で展開し、どういう売れ行きなのか分かりませんが苦戦はしているのでしょう。今季は300億円の赤字を見込んでいるようですが、なんとなくまだ取り返しの効く状態じゃないかな?という気がします。だからこそ一か八かで大きく動き痛いのでしょうが、それでもわたしらが本当に欲しい製品からは一線を引いたところにある製品しか出ないんだろうなぁと思うと、まぁつぶれない程度に頑張ってちょうだいとしか言えないですね。

定番ソフト、TMPGEncVideoMasteringWorks6がDivXのHEVCに対応

$
0
0
個人的な連絡その他は全部モバイル系のメアドにしてしまったので、来るメールのほとんどが宣伝ばかりで読み飛ばすばかりになってしまったPC用メール。その中にこの間DivXからのメールがありまして、それによるとPEGASYSのTMPGEncVideoMasteringWorks6(TVMW6)がDivXのHEVC出力に対応した、ということでした。

ああ、まだあの話生きていたんだ。そもそもPEGASYSはTVMWがまだ5しか出てなかった時期に「DivX HEVC採用」って話は出ていたんです。が、ふたを開けてみれば6で採用したHEVCエンジンは5
でも使っていたx264の流れをくむx265で、DivXは従来形式がそのまま使えるだけでした。それで結局DivXの話はご破算になったと考えていたんですが、どうやら契約は生きていた模様で、この5月14日にようやく搭載となりました。なお、DivXはこれを記念してメール受信者に割引クーポンを配布しているのですが、そのお値段9999円。何かしらソフトをPEGASYSに登録してあるユーザーなら9740円で買えちゃうんであまりお得感はないですが。
これによってなぜか2種類の異なるソフトウェアHEVCエンジンを装備することになったTVMW6。どう区別してるんだろ。PEGASYSサイトでは4K向け、という扱いでDiX HEVCを搭載しているようですけど、うーん試してみたい。でも、もう体験版は使っちゃったし・・・。いいや、買っちゃえ(^^;)

と、いうわけでこれをキッカケに買ってしまいましたTVMW6。先にあげた登録ユーザー優待版です。5を今後使わないのならアップグレード版でさらに安く、という手もあったのですが、まぁ一応とっておこうかと。まだH.264で十分ですしそういうケースなら使い道はありますしね。今まではエンコードメインのCore i7 4770機にインストールしてあった5ですがこれを6にチェンジして5はAPU機で使おうと思います。出番は少ないでしょうが手が足りない時には使えますから。
それはまぁおいといて。さっそくHEVC両エンジンを使ってみましょう。4Kを使えれば一番いいのでしょうが、残念ながらわたしはそういう映像を使うことはありませんし、使う人もまだほとんどいないでしょう。わたしらが欲しいのははあくまで2KのMPEG2を高速高画質に変換してくれるソフトでありエンジンです。というわけで今回は今までもたびたび使ってきた

・1920x1080・13:30の映像を24fps化
・1440x1080・48:00の映像を30fpsのまま

PCは
Core i7 4770
DDR4-1600 8GB
内蔵GPU
Windows7 Ultimate

の条件で、x265を使ったH.265/HEVCとDivX HEVCの両方で出力してみます。ビットレートは2Mbpsの最大6Mbps。あとは可能な限りデフォルトのまま、基本的には1passVBRです。ちなみにDivX HEVCはCBRとVBRしか使えず、H.265/HEVC出力での"固定品質"に相当するものはありません。
まずはエンコード時間を計ってみましょう。確かDivXサイトでは「DivX HEVCはx265より速い」みたいなことが書いてありましたので楽しみです。

1920x1080x13:30x24fps
H.265/HEVC  23分11秒
DivX HEVC  26分38秒

1440x1080x48:00x30fps
H.265/HEVC  1時間43分59秒
DivX HEVC  1時間19分54秒

1440x1080の方は事前の予想通りDivXがかなり速いですが1920x1080では逆に遅くなっています。念のため同じ1920x1080動画を30fpsで出力してもx265・26分、DivX27分とやはり若干遅いのです。動画としては軽めだと思ったのですがエンコーダーによるクセなのでしょうか。軽い動画を速く処理することはできないけど重い動画を速く処理するのは得意とか。なんとなく不安を感じる特徴ではありますが。

思った以上にクセのありそうなDivX HEVCですが肝心の画質の方はどうでしょうか。2Mbpsというのは1920x1080なら厳しくても仕方ありませんが1440x1080ならそこそこいい画質を保ってほしいと思うビットレートです。で、わたしの目で見た限りではH.265/HEVC、つまりx265を使ったケースが断然上でした。昔から暗部の表現は苦手としているDivXですが、そこのつぶれが極めて激しく、本来細かいノイズが発生している映像(そういうのをわざと選んでいるのです)がブロックノイズでつぶれてしまっています。実はx265でもこのビットレートでは褒められたものではない粗さになってしまうのですが、色諧調の縞模様が大きく発生しているDivXの方が印象がずっと悪いのです。また、その縞模様がx265でも発生する箇所に至ってはDivXではまるで古い電波の表現のような、縞というより幕というちょっと気持ち悪い画が出来てしまい、鑑賞用としては厳しいものがあります。これはDivXが遅かった1920も速かった1440も同様でした。

そういうわけで我々向けとはいいがたい機能となっている印象のDivX HEVCでした。確かに速い時もありますがが、速さを優先するならH.264/AVCで出力することを選んだ方がいいと思いますし。やはりPEGASYSの言うとおり4K前提? それとも契約上搭載せざるを得なかっただけとか。昔のDivXを知っている人間としては少し残念ですが、結果が全てですから仕方ないですね。

Zen Fone2見てきた

$
0
0
愛用のハンディタブレット、ASUSのFonepad Note6は現状存在するタブレット型コンピュータ最高の手馴染みの良さが至高の使い勝手を実現する(注:個人の感想です。印象には個人差が存在します)逸品ではあるものの、欠点がないわけではありません。一番は出てから一年半はたつためにコンピュータとしての性能はすでに二世代も前であり、最近の一部アプリの中には重すぎてまともな動作ができないものすら出てきました。タッチから送られる指示に全くついてこなくてカクカクと動作するコンピュータ。ああ、懐かしいこの感触。最近のPCはミドル以下でも性能が十分で一般ソフトウェアの動作くらいで動きがカクカクしたりすることないですから、こういう動きを体感することが全くなかったわけですよ。性能差が出るのはもっと絶えず重い動作を繰り返す箇所ばかりでしたから。昔はPCも高かったから、カクカク動作を我慢して無理やり使ったりCPUアクセラレータとか使って強引に強化したりしてたなぁ・・・。

いやいやノスタルジックに浸っている場合ではありません。タブレットなんてそう高いものじゃありませんし、そろそろ買い替えもしくは買い増しを検討してもいいころでしょう。ただ、Fonepad Note6をわたしの愛用品となさしめている最大の理由はそのサイズと裏面が実現する持ちやすさにあります。これはわたしにとって中身のCPUやGPUの性能より優先される条件であり、一番妥協できない点であります。なのになかなか同程度のものがありません。メーカーはどうしてもAndroidをPCの域に食い込ませたい腹であり、最低7インチからを「タブレット」とし、それより小型サイズはどうしても「スマートフォン」としたがっているため、日本ではほとんどキャリアサービスを通してしか入手することができません。でもそれをすると二年縛りを受け、自由に機種を選べないし不要で高額な通信料も必要になります。最近はMVNOサービス向けに安いAndroid端末も多数売られていますが、小型低性能なものが主流でわたしの求めるものはありません。6インチ前後高性能モデルもなくはないですが数は少なく、いまだに空いた市場となっている感があります。その例外高性能機もいずれもわたしの手になじまない、手持ちの悪い薄さとツルツルした金属感触の裏面を採用しており、使いたいと思うものではありません。見た目はそちらの方がいいのでデザイン面を重視しているのでしょうが、実際使う分にはややもっさりした厚みとシリコーン感触の滑り止めがあるほうが断然扱いやすいのです。
結局期待できるのはFonepad Note6の開発・販売元であるASUSに期待するしかないでしょう。あそこなら「わかっている」機種を作ることができるはず。と、いうわけで先日出たばかりのZenfone 2を見に行ってきました。Fonepad Note6ほどではないにしてもそれなりに厚みと手持ちの感触の良さそうな湾曲ボディと滑り止め効果のありそうな裏地、それに無視されがちなMicroSDメモリカード搭載可能とさすがに分かっているメーカーの製品、5.5型とわずかに小型なのが気になりますが、それでも次に買う機種候補第一番であることに変わりはありません。

休日に行きつけの量販店へ。相変わらず有機ELテレビはサンプルにありません。わたしが見たいのだから早くおいてくれればいいのに、ってのはわがままですか。別に都心部に住んでいる人間だけがこの分野に強い興味を持っているわけではないのは確かなんですが。なまじっか情報ばかり早くて実物が見られない現状に、ネット環境はますます地域差別を大きくしているというわたしの意見は間違っていないことを実感させます。

そういえば驚くべきことがありました。なんとあのワイモバイルの売り場から「さよなら速度制限」「高速通信使いたい放題」の張り紙のほとんどが撤去されているのです!!! もちろんまだあの305ZT自体は売っているので隅っこの方に名残のようにポスターが貼ってあり、その中にはまだその文字を使ったものも残っているのですが、表には出していません。日本モバイル通信史上に残るイカサマルーター、305ZTの全く無意味になった7GBオーバー追加料金無料はまだ受け付けているらしいですが、さすがに恥ずかしいのかキャンペーン自体は終わった模様です。それとも当初から速度制限導入は4月・キャンペーンはGWまでとスケジュールは決まったいたのかも知れません。ちなみに本日も305ZTは頑張ってYouTubeを速度制限してくれています。

いよいよZenfone2。なんか発売は今日から~またしても東京等より遅い~だったらしく、店員がちょうど展示していたところでした。どくタイミングを見計らって手に取ります。うーん、予想より少し薄く、かつ裏面も多少の滑り止め感を感じるのみでしっくりきません。何より予想より小さく、Fonepad note6ほどは手になじみません。6インチを先に愛用していなかったらこれでも十分合格なんでしょうが、外部のすべてがFoneを100としたらzenは70~80くらい。となるとやはりこれもパスだなぁ。多分じっさいに動作させたらずっとサクサクでしょうし、重すぎて使うのをやめたアプリをインストールして試してみたいですがダメだろうなぁ。結局つかんでみただけでほとんど試用せずに帰ってきてしまいました。実は年をとっちゃいましたので(^^;)なんかいいもの買いたいなぁと思っていたのですが今年は買うものないみたいです。残念。

Surface3国内版、Y!MobileのLTEのみで登場

$
0
0
かなり前に「物欲を湧きたてられる」と書きながらいまだに出る気配がないWindowsタブレットPCのPhoton2。初代Photonや書かれているだけで登場した気配のないIntelモデルなどと同様、サイトに書かれるだけでこのまま日本では登場しないんじゃないか・・・という気配がしてきました。ただ、あのクラスのモバイルPCが欲しいという欲は消えず、変わって目の前に姿を現したのがMicrosoftのSuface3。そしたらこっちは発売地域に当初日本が含まれていないという体たらく。ええ加減にせいよ、と思っていた人は少なくないでしょう。なにせ初代の時からSurfaceは後回しで当たり前、という扱いなのが日本。世界的にもSurfaceがよく売れる地域なのに・・・。と思っていたら初代と比べればだいぶ早く3は日本でも登場することになりました。

「Surface 3」個人向けはLTEモデルのみで6月19日発売
~SIMロックフリーでソフトバンク網に最適化。単体購入も可能


なんと世界で初めてLTEモデルとして登場することになりました。ですが、そのキャリアはよりにもよってあのワイモバイルです。ワイモバイルと言えば直近3日/1GBで低速化してしまうキャリア。Surface3はタブレットとは言ってもデスクトップ機と同じWindows8.1が動作するPC、インターネットで接続した場合、アクセスするデータ容量は通常のPCとなんら変わりません。と、いうことは普通に使おうとするとたった一日使っただけでその後三日間もネットが遅くなり、まともに使えないPCと化してしまうのです。はっきり言ってワイモバイルのSIMならあるだけ無駄、というより内蔵して売ること自体が害です。なにせ毎月使用料をがっぽりとられるのですから。リンク先では「一括払いであれば、本体のみで購入できる」とありますので、本当にできるのなら(「やっぱりワイモバイルと契約しないと買えないことになりました」というオチになる可能性は高いと見ています)絶対単独購入すべきでしょう。記事内ではワイモバイルやソフトバンク以外のSIMは使用しにくい、などと書いてありますが、なあに外部ルーターを使えばいいのです。ただ、ワイモバイル以外のキャリアでは、今までのSurfaceやProではよくあった同時購入による割引対象にはならないでしょうね。

結果Surface3はあまり安い!お買い得!というタブレットにはなりそうにないです。ただ、タブレットでありながらキーボードをカバー代わりにつけたまま持ち歩けること、基本性能などに十分な魅力を感じるのなら、値段は二の次でSurface3を検討すべきでしょう。わたしはワイモバイルがかかわった、という一点があるだけでSurface3に対する興味を大きく損なってしまいましたので、もうしばらくPhoton2を待つことにします。

追記:見逃していたのですが、「3日で1GBという他のプランで導入されている制限は適用されない」とあります。ですが、ワイモバイルですから評判が固まった時点でこの方針を撤回し、過酷な速度制限を実施するでしょう。仮にSurfaceプランのみ永続的に3日/1GB制限を撤廃するとしたら、ワイモバイルはMicrosoftにいい顔をしてSurface3を独占するため、帯域を確保するために305ZTに速度制限を強いたということになってしまいます。だとするとあちらがいう「やむを得ず」ではなく完全に305ZTユーザーをバカにしているということになり、人間が働く企業として絶対に許せない行為を平気で行うキャリアということになります。はたしてワイモバイルはどちらを選択するのでしょうか。

UQ、WiMAX2+の3日3GB制限開始を事実上予告

$
0
0
最近モバイル機器のことばかり書いてますが、それだけあのワイモバイルの305ZTの、過去のいくらほめても足りないほどの快適さとそのあとの裏切りによる環境の差が大きく、現在も尾を引いているのです。この件によるワイモバイルの信用を失ったことが原因で、例のSurface3も失敗することでしょう。誰も「Surface3には3日1GB制限を入れない」なんて正式な発表でもないソフトバンクの社員一人の発言なんて信用しませんよね? 公式発表だったとしても期間限定だとしか思わないでしょうし。

そうしたワイモバイルに対する落胆を書くたびに進められてきたのがUQのWiMAX2+。現状でも予告していた3日3GB制限は実行されていないということで、ネットにある305ZTに対する批判記事の締めはたいてい「代わりにWiMAX2+を使おう」だったんですが、こちらの記事で制限開始が事実上予告されました。

山田祥平のRe:config.sys
WiMAX2+の3日間3GB制限。えっ、まだ実施してなかったの?


この手の表題の記事はたいてライターが業界のうわさをもとに書いている、という印象を受けますけど、明らかにUQの側からのリーク、お願いして書いてもらったものでしょう。ワイモバイルに対する批判殺到は当然UQも知ってますし、305ZTで月数十GB・数百GB使っていたユーザーのうち無視できない人数がUQに行ったことは間違いありません。4月、という時期をワイモバイルは「新規顧客のピークは過ぎた」と、見て制限実施に踏み切ったのに対し、UQは「まだピークは過ぎていない」と考えて制限を、公式な発表はしないうえで、遅らせたとわたしは見ています。でも、制限はしないといけない。多分親分のauから突っつかれているのでしょう。でも、名目上「制限は4月から行っている」ことにしてあるから公式発表はできない。かと言っていきなり実施したらワイモバイル批判の矛先が今度はUQに来るのは目に見えています。だから、過去にWiMAX関連の特集を何度やってもらった、つながりのあるimpressに頼んでやんわりとした予告をやってもらった、というところではないでしょうか。完全な想像にすぎませんけどわたしが広報ならこういう手段を考えますし。ワイモバイルのせいで容量制限に関して歯こういう黒い発想しかできなくなってます。まぁ3日3GBですからワイモバイルの3日3GBよりなんぼかまし、1日1GB使っても3日もつので、仕事と情報集めくらいならこれだけで過ごす出張先でも数日は持つでしょうから、これで足りる、という人は少しはいるでしょう。それでいいのかも知れません。


モバイルばかり書いていないで、少しはAV関係のことも書きましょう。

J:COMが4K VOD商用配信を29日開始。アスミック映画の独占配信やグラビアなど

J:COMのCATVが使えないわたしの地区みたいなところでは関係のない話ですが、4K映画のVOD配信が始まるようです。確かここはH.265/HEVCをベースにした独自仕様のデータを使うんでしたっけ? 先日発表されたシャープの8K技術を一部で使う4Kテレビってのがありましたが

8K相当の超4Kテレビ「AQUOS 4K NEXT」。80型で168万円
4Kの次へ。AQUOS史上最高テレビでシャープの復活を


4Kの素材なんてほとんどないのに4K映像を8Kみたいに映すテレビ作ってどうする? とシャープの技術優先体質の暴走ととらえた人もいたかも知れませんが、こうした援護があると少しは使い道も出てきて出した甲斐はあるかも知れません。もちろんJ:COMが使える地区に住んでいてかつ80型のテレビが置ける家の持ち主、なんてどれだけバブリーな金持ちなのか想像もつきませんが。

bungbungameにPhoton2の説明書アップロード

$
0
0
郊外型大型店舗を拡大することで発展してきたヤマダ電機がその郊外店のいくつかを閉店させて都市部店舗中心に切り替えるように、かつての販売拡大方法が通用しなくなっているのが昨今の日本の事情。とはいえ、まさかのソフトバンク・ワイモバイルに流通を任せるという愚策に出てしまったのがMicrosoftのSurface3なのはしつこいほど取り上げています。アレにガッカリさせられた以上、どうしても注目したくなるのはこれまたしつこいほどとりあげているBungbungameのPhoton2。でも、全然発売されないんですよねぇ。最初に出す、って予定だったのは昨年中でしたっけ。さすがにもう待ちきれないのでたまった物欲をぶつけたかったSurface3がああなったのでもう一度Bungbungame注目せざるを得ません。

と、いうわたしの心情とは関係ないのですが、同社のサイトにPhoton2の"完整版明書"日文版がアップされているではないですが。ちなみにPhoton2絡みのアップロードファイルはいまのところこれだけであり、他のWindows7用ファイルなどは無印Photonをはじめとする既存の製品のもののようです。

もちろんさっそくダウンロードして中身を見てみたのですが、大半がWindows8.1の操作説明であまり面白くはないです。しいて注目する項目を上げるとしたらキーボード。これ、なぜかUSBコネクタがついているのです。最初に見たときは周辺機器を接続するハブとして使えるのでは? と思ったのですがそっちについているコネクタはPCについている側ではなく周辺機器の方についている3.0の二股に分かれている方。つまりキーボードを周辺機器として使うコネクタですから、USB接続でキーボードを使えるのでは? と思われます。ただ、説明書にはキーボードはBluetooth接続としか書いていないため、USBで使えるかどうか不明ですが。ただ、キーボードも電源は必要ですからここから充電するのではないかと思われます。

一番うれしいのはマニュアルがアップされたことでPhoton2がこのまま発売されずに消えてしまう、という空気にはまだなっていないと証明されたことです。ただ、いまだ"お求め方法"はComing Soon...のまま。いい加減はっきりと発売してほしいんですが。

何が違うかよく分からないけど、新APU・Godavari発売開始

$
0
0
Intelはたいてい発売は発売当日の午前0時から、というのがパターンなのに対し、AMDは変則的な時間になることがしばしばあります。今回も午後9時から、というよくわからない解禁時間で、コードネームGodavariな新APU、A10-7870Kが発売となりました。

AMDの最新APU「Godavari」が登場、「A10-7870K」が発売
実売2万円以下、ドラゴンクエストX付き


と、言っても何か新なのかよく分からないというのが感想でしょう。前の、やはり先代と比べて何が変わっているのかよくわからないAPUだったRichlandはTrinityと比べ、メモリコントローラー(最上位のみ)の他、温度センサーの最適化が行われ、ターボがより効率的に使われるようになっていました。だからこそラインナップは完全に入れ替わったわけなんですが、今回のGodavariは型番からしてKaveriを置き換えるものではなく、単にクロックが上がった上位版でしかなさそうです。GPUの能力~たとえばFluidMotionのモード2が使えるか、とか~は試してみたいですが、7850K持ちがわざわざ買い換えるほどのものではなさそうです。KaveriとGodavari、似たコードネームなのも「ほとんど変わらない」を表しているのかも。

だからと言ってフライングが許されるわけではないですけどね。

AMDの未発表APU「A10-7870K Black Edition」がフライング販売
スリートップの通販サイト、すでに販売停止


やっちゃったなぁという印象。大昔の秋葉原ならこの手のフライング販売は珍しくなかったんですけど、今はもっと厳格に契約してますからダメなんでしょう。まして今のスリートップは店舗持ってませんからね。正規代理店ではないようですしこうしてニュースとして取り上げられなければAMDが気が付かず、そのまま売られていた可能性は高いと思われます。

わたしとしてはGodavariよりも気になるのがこちら。

ZOTAC、AMD FX-7600P搭載で4画面出力対応の小型デスクトップ

日本では全く登場していないモバイルKaveriの最上位、FX-7600Pを搭載したベアボーンです。FX-7600PはモバイルKaveriの中で唯一GPUを8コア持ったAPUであり、性能は他よりも一枚も二枚も上なことが期待されるものです。DisplayPort4つという仕様は思いきっていて面白いのですが、実用性としては普通にHDMIとかも欲しいものですが。個人的にはモバイルKaveriを使ったこういうベアボーンを期待していたので非常に目を引くのですが、まだ日本で発売されるかどうかは未知数。自室ではテレビに動画を映すためにちょっと古くなってきたBobcat搭載のベアボーンを使っているので、後継にぜひ欲しいです。できればもう少し下位のAPUでHDMI付の廉価版が出てくれるということないのですが・・・。

UQ、WiMAX2+を本日より速度制限開始した模様

$
0
0
公式にはすでに速度制限は実施されているため、正式な発表があったわけではありませんが、今日のお昼頃からのTwitterや当ブログに届いた報告を見る限り、例の予告にあったWiMAX2+の3日/3GBが本日から実施されたようです。ただ、初日ということもあって書き込みは多いようですが305ZTのように具体的な条件等が出てくるまでは至っていないようですが、速度はどうやら上限1Mbps強。305ZTの1Mbpsを決して超えない制限と比べればわずかながら速いようですが、ほとんど誤差の範囲です。「700Kbpsは確保する」「YouTubeの標準画質は見られる程度の速度はキープする」という約束は守られたようですが、商業サイトで言っている「最低限の速度はキープされていて一般的なユーザーの使い方までは制限しない」とはほど遠い速度と言わざるを得ません。これを支障がない速度と言えるのはWiMAX2+をモバイルタブレットやスマホの回線としてしか使用しない場合のみでしょう。どちらかと言えば外出先でPCを使うユーザーに愛されてきたWiMAXですが、2+に関してのUQの見解はワイモバイル同様「PCで使うな」のようです。

ただし、305ZTほどの騒ぎにはなっていません。これはUQがワイモバイルのように「3日制限はありませんよ」と店頭で販売員に言わせる売り方をしてなかったこと、impressなどの記事で事実上の予告を行っていたこと、そしてなにより旧WiMAXモードの「ノーリミット」に切り替えれば、最低限を十分に超えた速度が制限下でもまだ出る、という事実が大きいでしょう。わたしが見た限りでは10Mbps以上出ている人もおり、制限が解除されるまでのつなぎには十分です(と、いうよりこれが常時出ていればそれでいい、名目だけの高速モードなんかいらないという人も多いでしょう)。制限実施とほぼ同時に理論値最大で13.3Mbpsまで落とされるはずだったWiMAXですが、そちらは実行されていないようです。ただ、高速化は最優先の大都市圏を低速化は一番後回しにする、という情報がちょびちょびと漏れていましたので、特に声の大きい人の多い大都市圏ではまだ速い、というだけで地方都市クラスではすでに低速化が進んでいてもおかしくありません。それでも2+の制限速度よりは速いでしょうが。

2+のユーザーには残念でしょうが、305ZT購入者と違ってそれを承知で購入・契約したのですから仕方ないですね。とはいえ、まだノーリミットモードがしばらくが使えるという猶予が与えられているわけですから今後WiMAX契約を継続するかはじっくり考えればいいと思います。それだけ305ZT購入者より何倍もましだ、と言えるでしょう。

やっと自分の眼で! 有機ELパネルテレビ

$
0
0
当店にお客さんがモバイルのノートパソコンを持ってきました。HPのEliteBook Revolve 810~! Core i5のUタイプなのでパワーはそこそこですが、タブレット形状にするための変形ギミックが触っていてすごく気持ちがいい! 久々に機械を直接弄っていて「心がとろける」気分を味わいました。最近のモバイルPCはキーボードを外して軽量化した分離・合体タイプが主流ですが、変形タイプの方が圧倒的に使って楽しいです。意外と軽いし個人的に欲しい、とすら思ってしまいました。
「これはいいなぁ、タッチばかりのコンピュータ業界だけど、だからこそこういうどこかアナログ感のある機械じかけが楽しくて仕方ない。ちょっとだけ査定プラスしちゃおうかなぁ」
とニコニコだったんですが、起動テストで電源を入れると立ち上がったOSがWindows7 orz
せっかくの変形もタッチパネルもほとんど意味なし!! なんでこういうもったいないことするかなぁ。逆にちょっぴり査定マイナスにしてしまいました。一度ダウングレードすると初期化しても7のままなんですよねぇ。


上がったテンションがちょっと下がって乱高下する中、今週末になってようやく我が街の量販店にも有機ELテレビのサンプル展示が始まった、という噂を聞いたので見てきました。日曜日なので混んでいるかと思いきや店内の客は平日並の少なさ。まぁ今の景気と中途半端な時期ならこんなもんでしょうか。なのでテレビ売り場に至っては客はわたしひとりです。厳密に言えば冷やかしなので客ではないのですが(^^;)さて、LG電子のテレビがおかれているだろう場所を探してみると・・・ありましたありました。ちょっと湾曲した有機ELテレビです! た・だ・し、入荷していたのは55EC9310。つまり2Kパネル採用モデルです。どうせなら4K採用の65型も店頭に置いてほしかったものですが、まぁこれは大都市の店でも同じなようなので仕方ありません。
ボケーっと見ています。さすが有機ELテレビ。色の深さがと残像感のなさが隣の液晶と段違いです。というより有機ELテレビをしばらく眺めた後に液晶を見ると、その色がインチキ臭く見えてくるほどです。メリハリは非常にクッキリしていますが、液晶のようなちょっと嫌味に感じるシャープさはなく、よりナチュラルな印象を受けるものでした。前に某社のタブレットで気になった"色が遅れる"感はありません。
暗い部分のメリハリがいいだけに若干青の色がちょっと力がない印象も同時に受けました。これはサンプル動画のせいかも知れませんが、少し調整したいところです。また、サンプル動画だけでなく衛星放送もつながっていたので切り替えてみたところ、NHKプレミアムの画質をもってしても有機ELテレビの画質を支えるには物足りないとしか言いようがありません。MPEG2の圧縮の(今となっては)低さによるにじみが液晶並に分かりやすく、悪印象すら受けます。つまり、有機ELパネルの特性なのか、この55EG9600がそう調整してあるのかは分かりませんが、ブラウン管やプラズマのように「あまりよくない映像でも適度な光の調整でキレイに見える」たぐいの画質ではなく、液晶型の「キレイな映像ならキレイに見えるものの、映像の悪さまでよくわかる」画質になっている感じです。これは液晶がテレビの主流になって久しいため、いまさらブラウン管・プラズマ型画質では違和感を感じる人が出てしまうからなのでしょう。液晶の画質傾向しか触れていない人がブラウン管やプラズマの映像を見たら物足りなく感じるのでしょうか。
また、もっとも残念に感じたのはコーミングノイズのようなギザギザが映像の細部に見えたことです。なまじっか有機ELの再現度が高いだけにそういう弱点もクッキリ見えてしまっています。これは多分LGの画質傾向クセでしょう。LGはすでに失敗とみなされている3D表示機能に力を入れている唯一のメーカーであり、それは有機ELでも変わっていません。3D映像はメガネを通して左右の目に異なる映像を見せ、その差異を持って3Dと脳に認識させる映像ですが、それを一画面で行うために垂直解像度を1ラインおきに別映像にし、それを右目は奇数ライン・左目は偶数ラインだけ(逆かも)見せることによって実現しています。3Dをよく見せるにはラインごとの差がはっきりしている方が有利なので、そうでない映像に関してもその調整がなされたクセが出ているのではないか? と勝手に思っています(この仮説が正しいとすると、現在でもほとんどのテレビにオプションながら用意されている3D機能は、以前のものと比べるとかなり後退しているのではないか? と思われますが比較したことがないので不明)。そのため、2DのBD映画を高画質で見るためにLGの有機ELテレビを! と考えるとちょっと期待に添えないかも知れません。

先に書いたようにテレビ売り場でたむろしていた客はわたしひとりだけ。しかもまだ発売されていないバリバリの新製品を眺めているわたしに話しかけてくる店員がいました。ちょっと話してみたのですが、例の湾曲に関してちょっと面白いことを言っていたので紹介。わたしはIMAX方式の映画のように映像の迫力をだすための湾曲で、見る位置が固定される方式という印象を持っていました。が、少なくともLGとしてはこの湾曲は「むしろ液晶ではみにくい横から見たときでもちゃんと映像が見えるよう、画角をとるための湾曲という認識」だそうです。確かに横から見て遠い部分に関して言えば湾曲の方がみやすいのは間違いありません。が、当然ながら手前の映像は平面より見づらくなります。それでも一部分だけでもよく見える方が「ちゃんと見ている」という認識を視聴者が持ちやすいということなのでしょうか。今回はそこまでは感じませんでしたが。ただ、湾曲しているから映像も曲がって見えるということはなく、十分自然に見えるものでした。できれば平面も欲しいですが。

発売は6月5日。値段もそれなりですし買い! とは言い難いものです。傾向としては液晶からの分岐であってブラウン管に戻るたぐいではありませんでしたし。ただ、ブラウン管型にこだわるのはさすがにもう古いと言われても仕方ないものです。なにより液晶以外の選択肢が目の前に出たことを喜びましょう。

LG 55V型 地上・BS・110度CSチューナー内蔵 有機ELテレビ 55EC9310(USB HDD録画対応)LGLG

BungBungame、Photon2はいよいよ今月中か

$
0
0
COMPUTEX TAIPEI 2015の開催と同時にいろいろ情報解禁にしている企業が多いのか、裁ききれないほどの新製品情報が入り込んでいます。PC利用者として大きいのはIntelの14nm製造デスクトップ向けCPU、Broadwellが正式発表になり、秋葉原の一部店舗では予約が始まった、ってことでしょうか。デスクトップようにもようやく内蔵GPU、Iris Proが降りてきたこともあって今回はわたしも買いますよ! なんだかんだで地味に便利なQSVも強化されているというし、Haswellとの比較が楽しみ。願わくば3Dベンチスコアが上昇しました、な強化にとどまらずに動画再生画質も上がっていますように。

ウチで取り上げたいネタというとAMDのAPU、Carrizo・・・といいたいところですがちょっと前に公開になった情報と全く同じで新鮮味がないので省略します。なによりノーパソ向けのAMDAPUということは日本ではほとんど発売されずに買えないということなので、情報があっても意味が無く注目してもしょうがないのですから。最初からAMD採用ノーパソを作っていないメーカーならともかく他国では売るけど日本では売らない、というメーカーがいくつもある現状をなんとかして欲しいです。全てはそこからです。

そういうわけで注目Carrizoの発表によって旧型になったとはいえ、未だ採用例のないMULLINSと搭載したPhoton2を発売予定のBungubungameです。サイトの進行がチョボチョボでなかなかやきもきさせていますが、どうやらCOMPUTEX TAIPEI 2015で出展があった模様です。


BungBungame、5型有機ELディスプレイのWindows 10スマートフォン

~AMDタブレット「Photon 2」の出荷状況も尋ねた



目玉展示はWindows10スマホやAndroid採用新型タブレットのようですが、そんなものはどうでもよろしい。リンク先で注目すべき最大のポイントはPhoton2です。

" 発売が待ち遠しいユーザーのために、説明員に日本での発売時期について改めて尋ねたところ、「来週中(6月中旬)にも日本に納品する」という回答が得られた。よってこのまま行けば今月中には発売にたどり着けそうである。ここまで延期された理由については「お答えできない」とのことであった。 ”

ついに今月中に来そうですよ~。買う買わないはともかくとしてやっと触れる日が来そうです。実はわたし、いま東京に来ております。今回は当ブログで発表するような中身のために来ているわけではないので地味にやってます。金土くらいに新宿と秋葉原くらいは寄りますが。Photon2が来るのが来週ということは、ちょっとわたしが東京にいる間に間に合いそうに無いということ。当然地方ではの展示は遅れるでしょうしヘタすりゃ一切入荷しない可能性も高いので、触ることはできそうにありません。せめて週末に間に合ってくれれば・・・。残念ですが仕方ありませんね。

ぶらりゴジラ散歩

$
0
0
今回の東京行きは割りとスケジュールスカスカなので、今日はぶらりと新宿まで散歩に行ってきました。目的はもちろん作られたばかりのTOHOシネマズ新宿の象徴、ゴジラの頭を観にいくことです。
と、言っても本日はあいにくの曇り空。途中でポツリポツリと雨も降り出しましたが、大降りになる前に一通り済ませましょう。まずは歌舞伎町へ。昔とは違う、とは言ってもいまなお如何わしい雰囲気のお店が左右に闊歩する街。ゴジラをみせに子どもを連れて行きたいお父さんがそれを憚ってしまう空気がなお充満しています。わたしは当然そんなもの軽くスルーし、かつ迷いながらようやくたどり着きました。



うーん、やっぱりタブレットの写真機能じゃこんなもの。せめてデジカメ持ってくれば良かったのですが、持ってないんですよねぇ。この位置この角度が一番ゴジラを収めやすいんですが、どうしてもビルの上にゴジラの頭がポツンとあるようにしか見えません~実際そうなんですから仕方ないですが~。もうちょっと下のビルが見えず、かつ他の建物の合間に隠れるようにゴジラがぬっと頭を見せる、そんな画を探したのですが土地勘のないわたしには全く見つけることが出来ず。

ゴジラが新宿を訪れた作品といえばまず思い浮かぶのが1984年度版「ゴジラ」。今は無き"カメラのさくらや"の看板が象徴的なシーンがあります。現在は建物はそのままビックカメラになっていますが、残念ながらこのシーンは合成でありまして、追ってももう一つ面白くありません。84ゴジラのミニチュアシーンは有楽町に力が入っていて新宿はどこかも良く分からないビル街の真ん中しかミニチュアシーンがないんですわ。「ゴジラ2000ミレニアム」も同傾向。
ゴジラin新宿といえばなんと言っても1991年度作品の「ゴジラVSキングギドラ」。わたしごときが製作者の心中を勝手に察して語るのもなんなのですが、おそらく「ゴジラとキングギドラが新宿都庁で戦うというクライマックスを最初に設定してそこからストーリーも何もかも逆算しながら作った映画」だと思います。だからこそ当時のバブル経済がそのまま拡大し続け経済力を武器に世界一の強国となった日本と、その逆に繁栄におぼれ怪獣に滅ぼされた取るに足らない日本という二つの未来が用意されたストーリーとなり、当時「タックスタワー」と揶揄された超巨大建造物、新宿都庁がその分岐点の象徴として二大怪獣の戦場となったのです。第一作「ゴジラ」のときは劇中の国会シーンで「バカ野郎」の言葉が飛び交ったことからも分かるように所謂「バカ野郎解散」などで政治不信が起こっていた時期でもあり、それゆえ政治の象徴である国会議事堂を破壊したシーンでは観客から喝采が起こった劇場もあったようです。しかも第1作のゴジラは身長50mなのですがそれでは国会議事堂に対して小さいため、100m扱い、つまりミニチュアが1/25から1/50に変更になっています。同様の不信の象徴だったろうタックスタワーを破壊する「ゴジラVSキングギドラ」でもミニチュアは1/50で作られた100m扱いとなっており、やはりさまざまな面から見て第1作を一番踏襲したゴジラはVSギドラだなぁと感心してしまいます。しかも、新宿都庁の造形はミニチュアと言っても信じられないほど巨大であり、破壊してしまうことを前提として作ったとは思えないほど精密に出来ています。前作「ゴジラVSビオランテ」が思ったほどのヒットにならなかったことを考えるとあまりにも思い切った特撮であり、「なにかなんでもヒットさせる」という強い思いがひしひしと伝わってきます。今なら合成でチョチョイとごまかしてしまうだろう技術には到達しておらず、かつ特撮スタッフに油が乗り切っていた人材がそろっていた時代だからこそ出来た、もう二度と出来ない特撮。しかも怪獣同士の対決を昼間の市街地で行うというのもテレビではよく行われていましたが映画でやるのは非常に珍しく、かの円谷時代でも避けられた演出なのです。考えれば考えるほど無謀な挑戦で行われたあのクライマックスを見事やってのけた川北特技監督はやっぱりすげぇ人だわ。その分のしわ寄せがチャンピオンまつり張りの原野対決になってしまった第一ラウンドに来ている気はしますが・・・。でも新宿決戦とは雰囲気の異なる肉弾戦主体のバトルは良かったからいいか。

いかん、余計な話が長くなりました。そういうわけでゴジラで東京といえば都庁は欠かせないわけです。



ボイーンと収めてきました。いまどき都庁の写真を撮りに近くまで行く、なんてのはわたしくらいなんでしょうねぇ(^^;) 映画の決戦場となったのはもう少し先の同時に立てられた分館に囲まれたゾーンなんですが、なるべく近くまで歩いていってきました。そこに差し掛かると頭の中で勝手にキングギドラのテーマやキンゴジのメインテーマをアレンジしたバトルマーチしか考えられなくなるとかなり病気です。もちろんわたしは都庁近辺にいる間中、テーマが消えることはありませんでした。

ゴジラヘッドを窓から眺められるホテルの専用ルームもあるそうですね。一度泊まってみたいものです。

緋色と黒は有機の印

$
0
0
6日の探索はいつもどおり秋葉原。と、言っても今回買うものがないんですけどね。強いて言うならHDD買い足したいなぁくらいです。少し前までは「使っているHDDのうち一番容量の少ないHDDの3倍がバイト単価が一番安くなったら交換」という方針で買いなおしてました。その法則だとそろそろ6TBが一番お得になっているはずなんですが、未だ3TBがその域に座り、ようやく4TBがそれに近い容量になりつつある程度。完全にHDDの容量増大のペースは落ちていますね。止まっている、わけではないのが救いですが。とりあえず今回は4TBを買いましょう。ただ、最近2TBクラスのHDDで立て続けに読めなくなる被害にあっているのでちょっと高いウェスタンのREDモデルにしました。NAS向けとなってますし、お高いから耐久性も高いかも、と安易な発想で買ったのですが、大丈夫かなぁ。その甲斐があったかどうか分かるのは数年後なんでしょうが。

APUはGodavariも出てますが基本的にKaveriのクロック上昇版で、交換する価値は低そうなのでパスします。むしろIntelのBroadwell-Kが気になるところ。今回発売されるのはターボの倍率変更が可能な"C"モデルのみとマニア向けな仕様。特にGPUが大幅に変更になったようなので発売されたら買ってみようか、と見てみると上位モデルのCore i7-5775Cが税込み5万円強・・・高い。さすがに高いです、これは。Haswellのi7と比べても1万数千円も高いじゃないですか。多分今までと比べるとモデルが少なくて量産効果が低いからなんでしょうが、ちょっと手が出ません。そうでなくてもクロックがだいぶ落とされていてHaswellと交換する価値があるかどうか使ってみないと分からない(商業サイトのベンチは参考にならないように取っているし)というのに。手出し安くして欲しいものです。

パーツ屋めぐりに掛ける時間はすっかり短くなってしまいました。ZOAも閉店しちゃったしすぐ一通り終わっちゃう。ディスプレイかキーボードのいいのがあれば買うんですが、ディスプレイはなんとなく過渡期だし、キーボードはゲーム向けのメカニカルキーボードばかり目立つし、思わず飛びつきたくなるものがなかなか出ません。
PC系は諦めてヨドバシカメラへ。人の密度がすさまじいです。地元量販店全店足した人数を10倍してもとてもおよばない印象です。ますます人は東京へ一極集中していることを実感。金曜と土曜の差はあっても前日の新宿よりさらに人口密度が濃い印象、はるかに巨大店舗なのに。
ぶらついていたら、あのSurface3の実機が一台だけおいてありました。やたら店員に話をぶつけたがる人が何人も前を占拠していてなかなか空きませんでしたが、なんとか隙を見つけて斜めに置きなおして触ります。ちなみに先の人はまだ話が続いていますが、Surface3自体を障る気はなかったようなので。ちょっと見の印象はProと大差なく、画面の広さも充分。メモリが2GBと少ないのでデスクトップモードで多数のソフトウェアを立ち上げるにはもの足りませんが、通常の利用だけならそれほど気になりません。少なくともわたしが数年前から使っているThinkPadX121e、Core i3 2357Mよりさまざまな点で違いはありますが、快適に動く印象です。ですが、やはりワイモバイルが取り扱うというマイナスが大きすぎるため、評価点は最低点にしかなりません。
上の階へ。テレビ売り場に行くと、ついにありました、噂の有機ELテレビ4Kパネルモデル。如何にもCG加工くさいデモ画面のみ延々と流されていたので自然な画を見ることは出来ませんでしたが、それでも差は分かります。圧倒的です。地元量販店にあった2Kモデルで気になったジャギーは全くなく、解像感を損なうことはありません。最大の特徴である黒と他の原色のメリハリの差はすさまじく、それでいてチラつきらしきものはほとんど感じません。比較される液晶テレビがあまりに気の毒です。画用紙とわら半紙に同じ絵を描いて比べるようなものでしょうか。一度あれを見てしまうと、55型以上なんて超巨大サイズで液晶テレビを買う理由はゼロです、皆無です。無理やり理由をつけるなら液晶のほうがかなり安く買えますが、55型なんて家を占領してしまうぜいたく品を買うのなら値段は妥協すべきポイントとしては一番最後にすべき部分でしかありません。およそ二倍の値段に目をつぶってでも有機ELを選択したほうが後悔しません。パネルの寿命とかLGの画質傾向のクセとか気になる部分がゼロとは言いませんが、液晶を選ぶ理由には全くなりえません。それくらい有機ELに力強さを感じました。他のメーカーはいますぐ液晶の施設を窓から投げ捨てて有機ELに走って欲しいと思います。どうしても有機ELがイヤだというのなら、対抗しえるのは液晶の改良ではなく、一度噂に出た究極の高画質パネル、クリスタルLEDのみでしょう。そちらの実用化に向けて研究して欲しいです。と、有機ELをベタ褒めしましたが、先日書いたように2Kパネルのモデルにはイマイチ感を感じています。2Kなら液晶を選ぶのも間違いではないでしょう。


今回はこんなもの。ただの冷やかしで終わってしまいました。ただ実家へ帰る前にもう一回くらい秋葉原よりたいかな?火曜日の夕方くらいに。

今日のために

$
0
0
今日の要件を済ませた後、夕方ですがまた秋葉原へ行ってきました。今日、秋葉原へ向かうのが毎年この時期に東京へ来る一つの目的でもあるのです。それは、6月8日があの「殺傷事件」の日だからです。
あの日あの時、たまたま東京は秋葉原に遊びに来ていて、運よく事件の最中には建物の中にいて事件そのものを見たわけではありませんが、まさに直後、数人の人が手当を受け、救急車で運ばれていく様は目にしました。無事だった大勢の人たちが、そんな命すら危うい人々をカメラに収めようと殺到し携帯電話を向けています。整理の人たちが殺気立った様子でそんな野次馬を後ろへ押しやっていく・・・。誰もが正気ではいられない事件直後の様子と立っているのもつらい淀んだ空気は忘れられません。
今年も献花台は立っていました。花を手向けるほどの甲斐性はわたしにはないので、ただ目を閉じて手を合わせたのみです。まだ忘れない人は少なくないんだ、ということを実感しただけでも良かったように思います。

ですが、そんな空気を出していたのはごく一部分の空間だけ。ほとんどの人たちはたいして気にも留めていません。平日なので人通りは一昨日に比べて少ないですが、代わりに駅前近くの大型店の前に、何台もの観光バスが次々と停車していました。おそらくは噂の中国人の爆買いツアーでしょう。この光景は事件のころにはなかったか、あまり目立たなかったものです。店もいくつも閉店し、また別の店が姿を見せています。時は流れてもまだ活気のある街。それならそれでいいのかも知れません。

太陽誘電、ついにメディア事業から撤退

$
0
0
どうも、東京から引き揚げてきたらスカパー録画用のPCがエラー起こしていて3日分くらい録画されてなかったkrmmk3ですorz 再放送で補填できそうな番組が中心なのが不幸中の幸いですが。

ウチ見てくださる方の多くはテレビ番組の録画が好きな方でしょう。そんな我々のかつての友と言えば光学円盤メディアでした。その光学メディアメーカーの中でも高品質で知られていたメーカー、太陽誘電がついにメディア製造・販売から撤退するという話が舞い込んできました。

太陽誘電、光記録メディア事業から撤退
~2015年12月末で製品販売を終了、「That's」ブランドも


わたしもDVDでの保存が中心だったころは、「メディアと言えばThat'sだよねぇ」と太陽誘電ばかり買っていたものです。ただ、DVDからBDへの移行はわたしの中では行われませんでした。理由は言うまでもありませんが、デジタル放送に録画規制が入ったため、一時PCで直接録画することができなかったためです。かと言ってPC以外の、規制だらけでまともな保存ができない録画機を使う機にはならず、一時は当ブログの名物コーナーだった「録画可能キャプチャーボード」を最大限活用する録画体制でした。もちろんSDに変換するしかありませんでしたが、このころはまだDVDに保存していました。そこにあのPV3が登場し、ようやくPCでもHD保存が可能になったものの、ファイルサイズが大きくなりすぎて事実上変換が必須となり、XvidだったりWMVだったり(まだH.264は一般的ではありませんでした)とDVDプレイヤーと互換性のない方式にするのが当たり前になり、自然と光学メディアのことは忘れてしまってしまいました。やがてようやくPCで直接録画できるようになり、やろうと思えばBDへの保存も可能になってはいたのですが、ファイル形式で管理し、録画はもちろん再生もPCのみになっていたわたしにとって光学メディアにオーサリングソフトを使って保存するのは面倒な作業でしかなく、いまさらそっちへ戻る気はありませんでした。

録画用に関しては似たような感覚を感じた人は多いと思います。全くPC録画に傾倒しない人で、かつてアナログ時代にHDDとDVDを自由に移動して編集できる楽しさに魅せられ「面白い!」と思っていた人もデジタル放送になって急速に不便になり、併用をしなくなって結局レコーダーを手放し、外付けHDDによる一時保存だけになってしまい、テレビ放送そのものに対する興味を落としてしまった・・・という人を片手に余る程度にはわたしも知っています。最低でもアナログ放送より便利で面白い保存ができるようにならないと戻ってこないでしょうね。いま4KはHDDへの一時保存しかできない道を歩んでいます。仮に後でBDへ規制だらけの保存ができるようになったとしても、それは「待望」ではなく「今更」になっていることでしょう。

ついでなので、久々にデジタル放送への不満をぶちまけましたが、もちろんそれだけが太陽誘電撤退の理由ではないでしょう。円安による材料費が高騰し、ある程度競争力のある価格を維持することが難しくなった、SDメモリカードの発達によりバックアックメディア需要がなくなったこともそれに負けないほど大きな理由でえあったとは思います。それでも録画用需要が根強ければ太陽誘電も粘っていたでしょう。本来ならユーザーの信頼の証であった「That'sの品質」が、自らの足かせにしかならなくなってしまったのは皮肉な話ですね。
Viewing all 1571 articles
Browse latest View live