わたくし最大の悩みと言えば耳の中で小さく「チチチ・・・チ、チチ・・・」と聞こえてくる耳鳴りがほぼ常時起こっているということであります。有る夜突然左耳の中から爆音が響き(ちなみに左耳の方はその後なんともありません)、それを数時間も至近距離で聞いていた右耳がやられてしまい、現在に至るというものです。この小さな耳鳴りが時にジジジと言う大きな耳鳴りを併発することがありますが、それは一時的なもので、歯を食いしばって音の出所を止め、外をしばらく歩いてリラックスすればある程度軽減します。問題は常時聞こえる途切れ途切れの小さな音で、枕を後頭部に付けるとよりはっきり聞こえるようになるため、睡眠を妨げられています。おかげでこの一年間以上、仰向けになって寝たことがありません。
もちろん何軒も耳鼻科を回りましたがやってくれる治療はありきたりの、全く同じ薬を処方したり、耳の中を見たりして「外から見ても何も問題ないですね」と言ったりするだけ。あまりに改善がないので「あんた花粉症だからそっちも治療しよう」とか言い出してそっちばかり診察しようとして肝心の耳鳴りのことを忘れたかのように診てくれなくなってしまい、それを言うと「え?そっちまだ治療するの?」と・・・。ようするに匙を投げられたわけです、通える耳鼻科全部に。しょうがないのでいろいろな薬とかも手を出してますけど、なかなか改善には至らず。
そんな中、「画期的耳鳴り治療法」などで最近注目されている「らしい」のが補聴器を使った治療方法。耳鳴りの原因は難聴によって聞こえなくなった音の領域を脳が聞こうとして耳に指示を出すため、耳が余計な信号領域を脳に返すことによって起こるというものが多いそうです。その帯域を補聴器で補うことで余計な信号を返すことをやめさせ、耳鳴りを改善させるというものだそうです。すくなくともストレスなどが原因とされてきた従来の耳鳴り治療とは根本的に異なる画期的発想!とわたしには見えます。が、近所の耳鼻科に補聴器を扱うようなところはなく、一度匙を投げたところに相談に行くのもなあ・・・。それに補聴器ってすっごく高価なんですよ。割といい補聴器と割といいテレビは同価格帯、くらいなんです。それでもこの悩みが少しでも解消されるなら・・・。と、医院を飛ばして補聴器メーカーの専門家に相談に乗ってもらう約束をやっとのことで取り付け、家まで来て頂きました。どうかお願いいたします(ペコリ)
・あのテレビ番組以来同じように耳鳴りで相談に来る人が大変増え、実際何人かに調整して使ってもらっているけど、効果はあったりなかったりで番組から受ける印象ほど多くの人が改善するわけではない
オーノー!
こういうつれないことを言われてしまいました。でも、他に打つ手がないんですよぉと泣きつくと、よくある聴力検査をされました。精神集中のしすぎで汗だくになるほど一所懸命検査をやった結果、
・右耳の場合、帯域以上の高音に関しては耳鳴りと紛れてしまって正常に聞き取れていないようでこっちが全く音を出していない状態でもしばしば「聞こえた」という反応をしているが、それだけ。特に左耳に関しては全く正常でなんの問題もない。従ってあなたの耳鳴りは補聴器で改善する難聴性の耳鳴りとは性質が異なるので補聴器で改善しない可能性が高い。補聴器の技術を使った耳鳴り治療用の機械も存在するが、それは老化による難聴が原因の場合を改善するもので、まだ若いあなたに適応するとは思えない
オーマイガッ!
こちらにすら匙を投げられるたらもうすがるところはありません。かと言って藁をも掴む、には補聴器は非常に高額・・・。とここで救いの手がさしのべられました。我が尊敬する母上が、自分のお古の補聴器を譲ってくださる(この人も片耳があまり良くない)というのですよ。それを調整してもらえば、少なくとも一から買うよりはずっと安い。それでお願いすることに。しばらく調整した後、わたし専用補聴器が完成いたしました!
と、言っても耳鳴り以外で聴力が弱いわけではなく、電池もバカ喰いするので今のところ夜寝る前、2時間くらいだけ使用しています。ただ、まだ数日ということもあって、特に改善した印象はありません。
ひょっとしたら使い方がおかしいのかも知れませんが、今のところ気休めを超えるものではありません。やっぱりこの病気も「9割の患者は治る」ものでしかないのでしょうか。残り1割の人が本当は何割なのか知るのは無理ですし。かと言って打つ手はもういくらも残っていないので、もう少し長い目で補聴器を使い続けることにしましょう。
もちろん何軒も耳鼻科を回りましたがやってくれる治療はありきたりの、全く同じ薬を処方したり、耳の中を見たりして「外から見ても何も問題ないですね」と言ったりするだけ。あまりに改善がないので「あんた花粉症だからそっちも治療しよう」とか言い出してそっちばかり診察しようとして肝心の耳鳴りのことを忘れたかのように診てくれなくなってしまい、それを言うと「え?そっちまだ治療するの?」と・・・。ようするに匙を投げられたわけです、通える耳鼻科全部に。しょうがないのでいろいろな薬とかも手を出してますけど、なかなか改善には至らず。
そんな中、「画期的耳鳴り治療法」などで最近注目されている「らしい」のが補聴器を使った治療方法。耳鳴りの原因は難聴によって聞こえなくなった音の領域を脳が聞こうとして耳に指示を出すため、耳が余計な信号領域を脳に返すことによって起こるというものが多いそうです。その帯域を補聴器で補うことで余計な信号を返すことをやめさせ、耳鳴りを改善させるというものだそうです。すくなくともストレスなどが原因とされてきた従来の耳鳴り治療とは根本的に異なる画期的発想!とわたしには見えます。が、近所の耳鼻科に補聴器を扱うようなところはなく、一度匙を投げたところに相談に行くのもなあ・・・。それに補聴器ってすっごく高価なんですよ。割といい補聴器と割といいテレビは同価格帯、くらいなんです。それでもこの悩みが少しでも解消されるなら・・・。と、医院を飛ばして補聴器メーカーの専門家に相談に乗ってもらう約束をやっとのことで取り付け、家まで来て頂きました。どうかお願いいたします(ペコリ)
・あのテレビ番組以来同じように耳鳴りで相談に来る人が大変増え、実際何人かに調整して使ってもらっているけど、効果はあったりなかったりで番組から受ける印象ほど多くの人が改善するわけではない
オーノー!
こういうつれないことを言われてしまいました。でも、他に打つ手がないんですよぉと泣きつくと、よくある聴力検査をされました。精神集中のしすぎで汗だくになるほど一所懸命検査をやった結果、
・右耳の場合、帯域以上の高音に関しては耳鳴りと紛れてしまって正常に聞き取れていないようでこっちが全く音を出していない状態でもしばしば「聞こえた」という反応をしているが、それだけ。特に左耳に関しては全く正常でなんの問題もない。従ってあなたの耳鳴りは補聴器で改善する難聴性の耳鳴りとは性質が異なるので補聴器で改善しない可能性が高い。補聴器の技術を使った耳鳴り治療用の機械も存在するが、それは老化による難聴が原因の場合を改善するもので、まだ若いあなたに適応するとは思えない
オーマイガッ!
こちらにすら匙を投げられるたらもうすがるところはありません。かと言って藁をも掴む、には補聴器は非常に高額・・・。とここで救いの手がさしのべられました。我が尊敬する母上が、自分のお古の補聴器を譲ってくださる(この人も片耳があまり良くない)というのですよ。それを調整してもらえば、少なくとも一から買うよりはずっと安い。それでお願いすることに。しばらく調整した後、わたし専用補聴器が完成いたしました!
と、言っても耳鳴り以外で聴力が弱いわけではなく、電池もバカ喰いするので今のところ夜寝る前、2時間くらいだけ使用しています。ただ、まだ数日ということもあって、特に改善した印象はありません。
ひょっとしたら使い方がおかしいのかも知れませんが、今のところ気休めを超えるものではありません。やっぱりこの病気も「9割の患者は治る」ものでしかないのでしょうか。残り1割の人が本当は何割なのか知るのは無理ですし。かと言って打つ手はもういくらも残っていないので、もう少し長い目で補聴器を使い続けることにしましょう。