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もはや恒例、PowerDVD16を試す

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PowerDVD15に関するコメントをいただいてますが、あれちょうど一年前の記事なんですね。あれは発表された翌日、15日に書いた記事でした。そして、ほぼ一年後、4月13日にまたしてもCyberlinkからPowerDVD16の発表がされています。

サイバーリンク、TVでの視聴に最適化した「PowerDVD 16」


動画・AVソフト界における新機能とか新機軸とか関係なく、一年に一回この時期に新バージョンに繰り越しすると決まっているのでしょうか? まぁ2016年に16と年数とバージョン名が一致していて分かりやすいし、逆に恒例行事にしないとあちらも気が済まないのかも? まぁせっかくなので少し見てみましょう。ウチで使っているPowerDVDは相変わらずFluidMotionVideoに最初に対応したバージョンです。15の時はH.265/HEVCの再生能力のハードデコード対応や4K動画への対応が主なバージョンアップだったのでスルーしたのですが、今回はどんなものでしょうか?とりあえず無料で使える体験版をダウンロードしてきて、A10-7800搭載のWindows8.1PCで試してみます。

記事を読む、あるいは公式サイトで確認する限り、16の最大の特徴は従来の「PCモード」以外に「TVモード」を搭載したことにあります。これはUIをテレビ向きにするというもので、Windowsが10になって事実上消滅してしまったMediaCenterに変わろうというものなのでしょう。残念ながらかつて(7のころあったは)のような専用リモコンは用意されないようで、相変わらずスマートフォンをリモコンの代用にできるソフトが用意されるということです。個人的にスマートフォンをリモコンの代用品にしても直観的操作には程遠い環境としか感じられないので残念ですが、テレビでのマウス操作にも慣れましたのであれでいいです。わたしのようにPCをメディアプレイヤーとしてテレビにつなぎ、PowerDVDを使って再生することのある人にはよい変更点ですが、多くの人にはそれほど重要ではないかも知れません。
普通にPCで利用してみたところ、改めて機能として解説されてはいませんが、AMD製GPUの特徴であるFluidMotionVideo機能は当然搭載されています。ただし、例によってBD利用時にしか対応できません。これはいろいろな理由があるのでしょうが・・・。代わりにPowerDVD独自のソフト方式の再生補正機能であるTrueTheater機能、TrueTheaterMotion(以前はTrueMotionと言っていたような気がしますが)がひそかに強化されており、ローカルファイルの24→60/72fps補間機能がHD動画で使えるようになっていました。15は一年前に体験版を使っただけなのでよく分かりませんが、14は事実上SD動画でしか有効になっていなかったのに対し、16ではHD動画でもあきらかに動きが滑らかになっており、昨日が有効になっています。ソフト方式の補間は他にも方法がありますが、PowerDVDを使うのが一番楽と言えます(お金はかかりますが)。ただ、A10-7800だとちょっと完全ソフト方式でTrueTheaterをHD動画で使うのは少し荷が重い感じもします。

あとは、それほど重要とは思いません。Apple TV、Chromecast、 Rokuへ対応していない動画を変換しばがらストリーミング送信できるサーバー機能やSeeQVault対応といったものもありますが、我々には必要ない機能でしょう。16の特徴は、特に大きくは語られてはいませんが、TrueTheaterMotionをはじめとするTrueTheater機能が従来よりも強化されている面にあります。PowerDVDの補正機能が好みにあっていて、古いバージョンを使っている人ならそろそろバージョンアップを検討してもいい時期かも知れません。わたしも・・・そろそろかなぁ、テレビ接続PC向けに。

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