Quantcast
Channel: 録画人間の末路 -
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1579

そういえば年末でした

$
0
0
部屋に蚊が出ました。それも手で叩いても簡単にはつぶれない白いやつ、"アカイエカ"かそれに近い種類のやつです。そりゃ夏よりは肌の露出が少ないから血は吸われにくいし、吸われたところでちょっとかゆい程度でたいていの場合どうってことないですよ。でも、あの不快な羽音は別です。衰えたはずの聴力をも刺激するあの羽音。あれをまとわせながら耳の穴にでも突っ込んでこようものなら、反射的に耳ごとバチンと全力で叩いてしまい、ただでさえおかしくなっているわたしの耳がぶっ壊れかねません。ちなみにこの夏は右耳を羽音の反応で叩かないよう耳栓をして寝ていました。
それはさておきこいつはぶったおすしかありません。激闘数時間、ようやく蚊を叩き潰すことに成功、スッキりしました。最近我が家の周りは家やビルの取り壊しによる空き地化が進み、そのコンクリート製の土台がいつまでも水の引かない水たまりになったり雑草が生えてきたりして蚊の発生しやすい条件はそろってはいるんですが、それにしてももう12月だというのに平気で蚊がやってくるというのはどういうことなんですか。やはり暖冬、なんでしょうねぇ。


そう、空気の感じ方では全くそう思えないのですが、もう12月、年末なんです。年末と言えば、いろいろありますが、やはり今年の漢字。

今年の漢字
「安」に決まる 2位は「爆」、3位は「戦」


"安"だそうです。てっきり"安い"の意味か、現総理大臣の苗字の一文字をとったものかと思いましたが、"不安"の安だそうで。他にもいろいろあったんじゃないかなぁとは思いますが、去年の"税"よりはまだいいかな?

ちなみにわたしが選ぶとすると・・・パッとひらめいたのは”遠"の字ですね。世の中の仕組み大きく変えられようとしていますが、それは自然発生的なものでもなければ市場の流れが変えさせるものでもありません。あきらかに誰か、一部の人間の思惑によって強制的に変えさせようとしている流れです。よってわたしらの視点は置いてけぼり、全く考えてもらってないようにしか見えないのですね。本来身近な話になるはずのものが、別世界の縁遠い話のようで。

我々の興味の対象である映像界だってそうです。悪いですが「テレビ=地上波」の概念を守るために全力を尽くした結果、4Kだろうと8Kだろうと地上波で無料放送が行われない限り、総務省がもくろむ2020までの50%普及目標を達成する可能性はゼロです。ゼロに近いんじゃなくてゼロです。地上波放送とネット配信を同時にやって4Kに切り替えればネット接続放送に切り替わる技術で4K普及だ、とかやってますが、個人的にはネットの帯域を映像配信でふさがれたくないです。なにより相変わらずまともな録画はできない、が大前提です。初の4K放送だったChannnel 4Kはとうとう録画機が出ない(一時保存は録画とみなしたくない)うちにサービスが終了するという事態に陥りました。他にももっとTV、モバキャス(NOTTVはその一チャンネル)とこちとら利用者が遠い目で眺めるしかないような映像サービスが登場しては撤退。同じ日本でやっている行動なのに遠い国の別の文化の人間たちがやってるんじゃないか、としか思えないようなやり方が続いています。全部を利用者の思い通りにやれ、とは言いません。驚きがなくなりますしね。が、せめて少しくらいこちらへの歩み寄りがあってもいいんじゃないでしょうか、利用者は我々なんだから。年が進むごとに映像の次世代が遠いものになっていく気がします。なにせこのわたしが興味を失っているのですから、仕事絡みでもなければ多くの人がかなり意識しなければ忘れてしまう、くらいの存在になっているんじゃないかと。ああ、遠いなぁ。

と、いうわけで"遠"です。来年はせめて同じ発音でも"縁"か"円"くらいが選ばれるようにはなっていてほしいものです。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1579

Trending Articles