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Channel: 録画人間の末路 -
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まだだ、まだ終わらんよ! と言ったかは知らないけどまねきTV裁判は続いていた

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多分サイトが更新されたのはもう少し前の話であったでしょうが、わたしは今日になってやっと気づいた話なので、今書くことをお許しください。

昨年の最後の記事で、昨年一年間のテレビ絡みの事件のひとつとして触れた「まねきTV裁判」。裁判自体はずっと前からやっていて、2度目の最高裁で田辺睦夫裁判長によって初めてまねきTV側が違法、という判決が下ったのが去年の1月。このあたりは他に詳しく解説している専門家のブログがあるので適当に検索して調べてください。
で、去年の暮れに久々にまねきTVサイトを見に行ったら、再送信サービスをやめて新しいサービスに移行します、というお知らせ以外はなにもありませんでした。で、今日。何が目的というわけでもなく、ただ思い出したからというだけでまねきTVサイトに行ってみたら、

■ 差し戻し判決には納得できないので上告します。

という一文とともに、差し戻し判決文のPDFがアップしてありました。どうやら、最高裁では違法という点だけを決めて、その後の処分その他は知的高等裁判所に差し戻されてそっちであらためて裁判をやって決めたようなのです。そういうものなんですか? 最高裁って。その判決が出たのが今年の1月31日のことだったようです。
で、その中身ですが、半分くらいは被告(まねきTV)に対する損害請求額の計算とかで、読む気しませんが、他のところを見ると、それまでの裁判の判決は無視、といいますが、「おかれたロケフリは利用者一人に対してしか送信していないので送信権侵害にあたらない」という部分を無視して「被告は受信情報を管理していないのだから送信権の侵害にあたる」とか・・・いや、管理していないから侵害に当たらない、のはずでは?とまぁ大部分がそんな感じで、とにかく最高裁で決まったんだから被告は敗訴、を前提にした内容となっています。素人目にこじつけばかりに見えるのは裁判だから仕方ないとしても、ちょっと読むに耐えません。まぁ細かく見るとテレビ局側の本音が出てる出てる・・・。これは、後で何かに使うためダウンロードしてローカル保存しておいたほうがよさそうです。

で、まねきTV側はこの中身を不服として、上告することを決めたとのことですが、多分まねきTV側から行動を起こすのは初めてのことでしょう。仮にどんな結果が出たとしてもまねきTVの完全復活はないでしょうから、半分意地みたいなものでやっているのかと思います。ぜひがんばって欲しいものです。


あ、そうそう。最高裁ではないので必要ないかも知れませんが、一応今回の知的高等裁判所での裁判官の名前も書いておきますね。

裁判長裁判官 
・飯村敏明

裁判官
・池下朗
・武宮英子
・渡邊賢作
・村尾治亮
・新間祐一郎
・木嶋望

念のため。

追記:すっかり忘れてたけど、1月31日にこの件、ちょっとだけわたしも触れてましたね。ロクラクも上告するような雰囲気を見せてましたが、そちらはどうするのでしょうか。

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