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Channel: 録画人間の末路 -
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ウルトラQで画質比較

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前回書きました、「パソコンが数分でフリーズ」「再起動すると電源オンオフを繰り返す」の話にいろいろアドバイスいただき、ありがとうございました。結局このパソコンは一日半、電源ケーブルを抜いたまま放置しておいたら上記の様子が再現されることはなくなりました。つまり、現在は安定して動いています。
原因はなんだったんでしょうね? オーバークロックしたときの余計な情報がどこかに残っていたのでしょうか? この機種でオーバークロック遊びをするのはもうやめておきます。このPCは1080iの動画再生が出来て、安定して録画さえしてくれれば十分ですしね。もうしばらく今の1156なCore i3でいこうと思います。


安定したことで、ようやく画質比較が出来るようになりました。以前、6月にWOWOWで放送された「ウルトラQ」のHDリマスター版が今度再放送されることになりましたので、その両方の画質を以前から比べてみたかったのです。ただ、前回は別にWOWOWに加入していたわけではなかったので、無料放送された第1話と第2話しか保存していません。そのうち第1話を穴の空くほど両者を比較視聴して画質と印象を比較してみました。やっぱりわたしは特撮が専門ですから、ここで見るのが一番わかりやすいです。なお、あくまで個人的な感想にすぎず、絶対的な評価を保証するものではありませんことはお断りしておきます。
また、「ウルトラQ」は9月以前のWOWOWには珍しく、Iフレームが15フレーム周期で固定されている映像ソフトです。今回の再放送版は逆に13〜15フレームの流動的周期で挿入されていました。もちろん、一番多い周期は15フレームでしたが。

結論からいいますと、初回放送版はややチラつき、ノイジーなのに対し、再放送版はザラザラ感・ちらつきともに少ない印象でした。ただし、細部の表現はやや初回放送に劣るようです。

6月放送時のノイズ


今回放送時のノイズ


切り出した時にはわかりやすいと思った箇所を使っているんですが、こうして並べるとちょっとよくわからないですね(^^;)ただ、太めの「元々あった」ようなノイズはぐっと少なくなっているんですよ。その代わり、若干デジタルっぽさが強調されています。
初めてHDリマスターというものを見たとき、思ったのが「MPEG2のデジタルなのにアナログのフィルムみたい」というものでした。もちろん、デジタル方式の画質に対しては最大級の褒め言葉だと思っています。古い映像をデジタル化するときの究極の目標というのは、最高にきれいな状態のアナログフィルムにどれだけ近づけるか、なはずだからです。ただ、それは見慣れていない状況での感想だからで、今同じ映像を見ても同じ感想は得られません。やはりデジタルはデジタルに見えてしまいます。今回の映像を比較した場合、よりアナログっぽいのは初回放送版です。ですが、些細な差と言えますし、「ぽい」だけで「みたい」のレベルには見えません。わたしの評価では、アナログノイズを押さえてちらつきを減らした再放送版の方がよりよい画質に見えました。
再放送版に対し、厳しい判断を下すつもりで見たにも関わらず、こういう結論になってしまったのですが、仕方ありません。ただ、「ウルトラQ」はしょせんテレビ用の映像作品ですから、映画と比べてもともとのネガの画質は劣ります。今回だけを持って「現在のWOWOWは以前のWOWOWと同等以上の画質」と結論付けることは出来ませんが、そういう場合もある、ということです。

あとは、やっぱりロゴですね。最悪中の最悪の状態だったイロ四角ロゴに比べれば、ピラーボックスの外まで移動されて薄くなった現在のロゴは、最悪中のなかでは良好の部類とまでは言え、なんとか比較対象になりました。初期ロゴでの再放送だったらそもそも比較しようとすら思わなかったでしょう。強いて言うなら、こういう比較を行うときだけロゴのおかげでどっちがどっちだか確認がしやすくて助かった、という面はあるのですが、滅多にあることではありませんし、やるのもごく一部のマニアだけです。出来ないのでしょうけど、それでもロゴは消して欲しいと言うことは、いつまでも言い続けます。ロゴが無いのが最良中の最良なのは間違いないのですから。

ついでに言うと、今回作業比較用パソコンで再生させて初めてわかったのですが、なぜか現在のWOWOWはWindows7SP1のWindowsMediaPlayerで音が出ないことが確認されました。初回放送版はちゃんと出るんですけどね。一部のBS放送でも同じ現象は起きているのでWOWOWの責任ではないんですが。マイクロソフトはいつまでこの話を放置しておくんでしょうか。確かに規制のおかげで表だって誰かがいいづらい話ではありますが、それでも無視が許される問題ではないか、と思うのです。

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