50型以上の薄型テレビで、4Kの金額構成比が5割超え。GfK調査
驚きです。やっと50%越えかと思ったら、金額ベースの話なら、という限定条件なんですから。ちょっと前のエントリーにも書きましたが、東京あたりの量販店のテレビコーナーはほとんどのスペースを55型以上の超大型サイズに費やし、50型を切るテレビは通路中においやったついでの在庫扱い。その超大型スペースの3/4は4Kが締め、「4Kにあらずんばテレビにあらず」とても言わんばかりの展示状況ですから。あの扱いなら、超大型に限って言えば4Kが2Kより台数ベースで上回っていても不思議とは思いません。ちなみに同じサイズだと2Kと4Kで値段は1.6~2.5倍くらいは違いますから、4Kの半分の売り場もない2K超大型テレビは台数ベースなら2倍は売れていると思われます。まぁ正直言って2Kでも結局は液晶ですし性能のいいものを使ってBDソフトを見るのなら4Kとの差はAV評論家が言うほどは感じません。むしろ余計な補正がない分自然に見えていいくらいです。80とか100型なら違うかも知れませんが、買える人は日本の数パーセントもいないでしょうし。まして買う人となるとそれ以下・・・。おそらく来年早々にも良い2Kテレビ自体なくなって一定以上の性能は全部4Kになり、嫌でも4Kのパーセンテージは増えていくんでしょうが、まぁ正直言って今テレビを買うにしても4K放送見るのでもない限り2Kの高性能機で十分、というよりそっちの方がいいかも知れないですよ。どうせ8Kに移行させることは決まってるんですから、その時8K買うなりやすくなった4K買うなり検討するでいいかも。
と、日本のテレビ4K押しがそろそろ煩わしく感じる今日この頃、米国ではSCEIがかなり面白いサービスを始めるようです。
クラウド経由でPS4/PS3からTV視聴。全番組を3日間保持する「PS Vue」、米国でβ開始
全部、のラインナップがすごいです。地上波どころか日本でもおなじみディスカバリーチャンネルやアニマルプラネットの名も見えます。もちろん別途契約してある必要はあるでしょうが、有料チャンネルすら配信の対象です。これをテレビ放送とは直接関係ない一企業が始められるのですからアメリカの番組利用に対する柔軟な考え方は羨ましいですね。もちろん我が国日本では絶対にこのサービスは始まらないでしょう。
日本では配信はテレビ局が直接やるのが基本で、まぁそれはいいんですが番組単位の有料の上、再配信してもいい番組かどうかもテレビ局が決めるわけで、見たい番組を再配信してくれるとは限りません。むしろしないくらい。
民放キー局が共同で「ネットで見逃し番組配信」実現へ
在京5局が検討を開始。「15年度には実験を」
ちょっと前にはこんな話もありましたが、どうも日本放送協会は再配信よりも同時配信の方に行こうとしているらしく、足並みはそろわないかも知れません。
民放連、NHKのスポーツ中継ネット同時配信に意見
「サービス形態や規模を具体的に」
こちらで"在京民放キー5局は、共同でインターネットを使ったテレビ番組の「見逃し配信サービス」の検討に入っている"とあるように、どうやら日本放送協会はこの配信サービスに参加しない可能性が濃厚になってきました。日本放送協会CMないですから、"CM付き"で配信が前提の民放と歩調が合うわけがないですしね。
やろうと思えば一企業でもテレビの仕組みを変えることができるアメリカと、著作権の保護を盾にテレビ局に絶対の力を持たせたばかりに足並みすらまともにそろわず、便利な環境が決して登場しない日本。テレビに関して日本の方が良い点もたくさんありますが、ことこういう部分に関してはあちらがうらやましいです。今まではあまり他国を羨んだりせずに日本のテレビ界に苦言を言う形をとってきたのですが、どんなに製品が売れなくなっても方針を変えようとしないテレビ界の態度に"馬の耳に念仏"ということわざの意味を知るだけでした。そろそろ日本はテレビを、製品を番組を放送形態を売るという道をあきらめた方がいいと強く思います。著作権の保護という言葉が大きな力を持つ限り。
驚きです。やっと50%越えかと思ったら、金額ベースの話なら、という限定条件なんですから。ちょっと前のエントリーにも書きましたが、東京あたりの量販店のテレビコーナーはほとんどのスペースを55型以上の超大型サイズに費やし、50型を切るテレビは通路中においやったついでの在庫扱い。その超大型スペースの3/4は4Kが締め、「4Kにあらずんばテレビにあらず」とても言わんばかりの展示状況ですから。あの扱いなら、超大型に限って言えば4Kが2Kより台数ベースで上回っていても不思議とは思いません。ちなみに同じサイズだと2Kと4Kで値段は1.6~2.5倍くらいは違いますから、4Kの半分の売り場もない2K超大型テレビは台数ベースなら2倍は売れていると思われます。まぁ正直言って2Kでも結局は液晶ですし性能のいいものを使ってBDソフトを見るのなら4Kとの差はAV評論家が言うほどは感じません。むしろ余計な補正がない分自然に見えていいくらいです。80とか100型なら違うかも知れませんが、買える人は日本の数パーセントもいないでしょうし。まして買う人となるとそれ以下・・・。おそらく来年早々にも良い2Kテレビ自体なくなって一定以上の性能は全部4Kになり、嫌でも4Kのパーセンテージは増えていくんでしょうが、まぁ正直言って今テレビを買うにしても4K放送見るのでもない限り2Kの高性能機で十分、というよりそっちの方がいいかも知れないですよ。どうせ8Kに移行させることは決まってるんですから、その時8K買うなりやすくなった4K買うなり検討するでいいかも。
と、日本のテレビ4K押しがそろそろ煩わしく感じる今日この頃、米国ではSCEIがかなり面白いサービスを始めるようです。
クラウド経由でPS4/PS3からTV視聴。全番組を3日間保持する「PS Vue」、米国でβ開始
全部、のラインナップがすごいです。地上波どころか日本でもおなじみディスカバリーチャンネルやアニマルプラネットの名も見えます。もちろん別途契約してある必要はあるでしょうが、有料チャンネルすら配信の対象です。これをテレビ放送とは直接関係ない一企業が始められるのですからアメリカの番組利用に対する柔軟な考え方は羨ましいですね。もちろん我が国日本では絶対にこのサービスは始まらないでしょう。
日本では配信はテレビ局が直接やるのが基本で、まぁそれはいいんですが番組単位の有料の上、再配信してもいい番組かどうかもテレビ局が決めるわけで、見たい番組を再配信してくれるとは限りません。むしろしないくらい。
民放キー局が共同で「ネットで見逃し番組配信」実現へ
在京5局が検討を開始。「15年度には実験を」
ちょっと前にはこんな話もありましたが、どうも日本放送協会は再配信よりも同時配信の方に行こうとしているらしく、足並みはそろわないかも知れません。
民放連、NHKのスポーツ中継ネット同時配信に意見
「サービス形態や規模を具体的に」
こちらで"在京民放キー5局は、共同でインターネットを使ったテレビ番組の「見逃し配信サービス」の検討に入っている"とあるように、どうやら日本放送協会はこの配信サービスに参加しない可能性が濃厚になってきました。日本放送協会CMないですから、"CM付き"で配信が前提の民放と歩調が合うわけがないですしね。
やろうと思えば一企業でもテレビの仕組みを変えることができるアメリカと、著作権の保護を盾にテレビ局に絶対の力を持たせたばかりに足並みすらまともにそろわず、便利な環境が決して登場しない日本。テレビに関して日本の方が良い点もたくさんありますが、ことこういう部分に関してはあちらがうらやましいです。今まではあまり他国を羨んだりせずに日本のテレビ界に苦言を言う形をとってきたのですが、どんなに製品が売れなくなっても方針を変えようとしないテレビ界の態度に"馬の耳に念仏"ということわざの意味を知るだけでした。そろそろ日本はテレビを、製品を番組を放送形態を売るという道をあきらめた方がいいと強く思います。著作権の保護という言葉が大きな力を持つ限り。