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Channel: 録画人間の末路 -
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ガッカリ、WiMAX速度1/3に。着々と進む"他社と横一線"速度制限への道

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相変わらずWiMAXを利用していますが、この3ヶ月前くらいから速度が目に見えて遅くなっていました。以前ならわたしの移動圏内ならたいてい15Mbps前後、速ければ25Mbps、遅いところへ行っても5Mbpsはキープできていたのですが、今は5Mbps行かないのが普通でどんなに条件のいいところへ行ってもがんばって12Mbps、自宅で試すと1Mbps行かないときもしばしばあり、家から離れた場所でのPCを使ったインターネットに不自由を感じない最低速度をキープするのが難しくなってきていました。たびたびTwitterなどでグチっていたのですが「利用者が増えたので相対的に速度が遅くなっただけでは」としばしば言われ、そういうものかと自分を納得させていました。が、どうやらそれだけではなかったのかも知れません。

WiMAX 2+、CA対応で220Mbpsへ倍速化
~WiMAXは帯域削減で速度低下。ルーターを無償でWiMAX 2+へ交換


見出しこそWiMAX2+への強化が謳われていますが、本記事でもっとも注目すべき点はWiMAXの帯域が2+に回され、40Mbpsを誇ってきたWiMAXが13.3Mbpsまで低下する点にあります。ご存知の通りWiMAXは他のモバイルサービスと違ってアクセス容量による速度制限がないことがウリで、現在も「速度制限がないのはWiMAXだけ」をキャッチにしています。一方でそのキャッチの通り上位サービスであるWiMAX2+は他社と全く同じようにアクセス容量による速度制限の導入がうたわれています。実際にはまだ開始して2年たっておらず、速度制限はauのWiMAX2+対応スマートフォンくらいでしか導入されていないようですが、いつでも実行できる体制になっていることには背筋を寒くさせられ、「契約から2年は速度制限なし」の期間を大事にすべく、2+はギリギリまで導入すまいと決意してきました。が、そのギリギリがいよいよ迫ってきています。WiMAXは2+の速度制限がいてもノーリミットに切り替えることで40Mbpsはキープできることを開始当初約束していました。わたしもその辺大変喜んだのですが、が、この約束は無視されることが確実になりました。

ちなみにわが地元ではいまなお2+のサービスは始まっていません。が、導入されることは決まっています。現在の速度低下はやはりその移行工事伴う影響が少し出ているとみて間違いないでしょう。今現在ですかこの状況ですから本格的に帯域が減らされるとどうなるやら。近い将来、他社と横一線になるべくUQは旧サービスの能力を限りなく落としていくことで速度制限ありをいやおうなしに受け入れさせる作戦なのでしょう。確かにスマートフォンヤタブレットなどモバイルしか使わない場合はそれほど速度制限の影響を受けないかも知れません。わたしもFonePadNote6の使用容量を見ると、自宅ネットのWiFiを含んでも一ヶ月2GBを超えることはそうそうないくらいです。ですが、PCも併用するとなると話は別。OSのアップデートやセキュリティソフトのこまめな更新を行えば一ヶ月7GBなど簡単に超えてしまいます。わたしは自宅ネットが届かない離れにノーパソと動画用PCが各一台おいてあり、ここでWiMAXを利用しています。月のうち数日しか使いませんが、だからといってOSやセキュリティソフトのアップデートの容量が減るわけではありません。ですから容量制限など行われるとセキュリティすら困難になりかねません。わたしのようなケースはあまり多くないでしょうが、一人暮らしなどWiMAXが便利であるがゆえに自宅と外のネット環境を一つで兼用にしていた人は少なくないでしょう。WiMAXもそのような利用を謳っていたわけですし。ただ、UQはそうした約束した利用者の利便より他社の仕様にあわせることを選びました。この先、次はどんな約束が反故にされるのか、きわめて先行きが不安になってきました。

ちなみにこのエントリーはWiMAXルーターを経由して送信してあります。

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