VESA、DisplayPort1.3を規格化

PCで録画番組を管理している人の多くは1920x1080か1200のディスプレイを使っていると思います。ほとんどの作業はこれで充分なんですが、規格の上ではもっと上もありますし、そろそろもっと高解像度が欲しくて仕方ない、そんな物欲を腹に押し込んでいる方も少なくないのではないでしょうか。そろそろその物欲を開放するときが来たかも知れません。

VESA、5K表示や4K×2画面出力に対応する「DisplayPort 1.3」を規格化

5K解像度だと4Kx2だの凶悪な解像度が並びます。が、正直我々にとっては縁遠いもの。現状充分高解像度である4Kを使うには現行のDP1.2でも3840×2160/60Hz出せますし必要充分です。でも、これは期待の規格であることはゆるぎないでしょう。DPがさらにうえになったことでようやくHDMI2.0がPCに解禁になるからです。
4KはPCを対象にしたDPが先行していますが、AV界はDPを使うことでPCと歩調を合わせることをよしとせず、HDMIを拡張することで対応することになりました。おかげでHDCP2.2とかややこしい規格まで登場して面倒くさいことになり、PCとAVを統合して楽しみたい我々にとって使いにくいものになっていました。が、DPがさらに上に行ったことによってHDMIでも2.0に対応できるように拡張されました。これは近い将来PCを4KテレビにHDMIに4K/60Hzでつなげることが出来るようになるのはもちろんのこと、PC用ディスプレイにHDMI2.0/HDCP2.2対応のコネクタが搭載され、4Kのチューナーをつなげることが出来る日が近くなったことを意味します。4Kテレビのいいのは大きすぎて部屋に置けません。かと言って最近登場した40型4Kテレビは明らかに超大型に比べて画質が劣るものになっています。東芝のはまだしもシャープのAQUOS U20はひどすぎ･･･。あまりのひどさに｢悪い｣と書く気にすらならなかったほどです。しかしPC用ディスプレイが使えるようになれば、超巨大＆超高価な4Kテレビを当面買わずとも4K映像をフル活用することが出来るようになります。もちろんPC用ディスプレイとしても使い甲斐はありますしね。待った甲斐のある製品の登場を期待します。我侭を言えば有機EL採用があれば最高なんですけどね。