ただ単に「B-CASカードを改造して売っていた人間への損害賠償請求が裁判の結果認められた」というだけならいまさらでニュースにもならないのですが、これほどの金額となると衝撃が違います。
不正B-CASカード販売者に、損害賠償3億2,590万円の全額支払い判決。民事訴訟第一審
今までにも同様の裁判は何度もあり、わたしの知る限り全部の裁判で損害請求は全額通って今した。ですが、それは100〜200万円の間であるのがほとんどでなんとか個人で払える金額でした。それに対して今回は3億円オーバーであり、有罪が確定して服役中の人間までいる犯行グループがとても払えるものではありません。ただ、今回のグループはそれだけ大規模にやっていた模様。記事によれば改造B-CASカードの販売数は5000枚以上。いくらで売ったかはわかりませんが、どうせ出回ったツールを利用したものでしょうからそのころあたりからだと売った金額は一枚当たり2〜3万円くらい。5000枚なら1億〜1億5千万円くらいは出ています。最低でも1億円はくだらないとして、それを損害とみなしたのがスカパー・WOWOW・スターチャンネルの三社でそれぞれ1億円で計3億円。妥当です。三社とも「この金額は本来うちに支払われた金額ではないという保証はない」として別々に要求があったとしても、それを否定する理由などないからです。それが三重になってしまったのは範囲が広かったゆえの結果論とみなすべきでしょうね。金額こそ膨大ですがむしろ納得する請求額であり、むしろ今までの数枚の販売で100〜200万円の損害請求で、それが全額通ったのほうがヘンと言えばヘンなのです。
とはいえ、支払い能力などあるとは思えないのですね。今回は一審ですからそれを盾に控訴することも考えられますが、まず勝ち目も減額もないでしょう。確定した場合はどうなるのか少し気になりますが、それをわれわれが知ることはないでしょうね。とりあえず、こういう危うきには近寄らないのが一番です。
不正B-CASカード販売者に、損害賠償3億2,590万円の全額支払い判決。民事訴訟第一審
今までにも同様の裁判は何度もあり、わたしの知る限り全部の裁判で損害請求は全額通って今した。ですが、それは100〜200万円の間であるのがほとんどでなんとか個人で払える金額でした。それに対して今回は3億円オーバーであり、有罪が確定して服役中の人間までいる犯行グループがとても払えるものではありません。ただ、今回のグループはそれだけ大規模にやっていた模様。記事によれば改造B-CASカードの販売数は5000枚以上。いくらで売ったかはわかりませんが、どうせ出回ったツールを利用したものでしょうからそのころあたりからだと売った金額は一枚当たり2〜3万円くらい。5000枚なら1億〜1億5千万円くらいは出ています。最低でも1億円はくだらないとして、それを損害とみなしたのがスカパー・WOWOW・スターチャンネルの三社でそれぞれ1億円で計3億円。妥当です。三社とも「この金額は本来うちに支払われた金額ではないという保証はない」として別々に要求があったとしても、それを否定する理由などないからです。それが三重になってしまったのは範囲が広かったゆえの結果論とみなすべきでしょうね。金額こそ膨大ですがむしろ納得する請求額であり、むしろ今までの数枚の販売で100〜200万円の損害請求で、それが全額通ったのほうがヘンと言えばヘンなのです。
とはいえ、支払い能力などあるとは思えないのですね。今回は一審ですからそれを盾に控訴することも考えられますが、まず勝ち目も減額もないでしょう。確定した場合はどうなるのか少し気になりますが、それをわれわれが知ることはないでしょうね。とりあえず、こういう危うきには近寄らないのが一番です。