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Channel: 録画人間の末路 -
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IA版Androidの価値

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どうでもいい話系エントリー

間違えてメモリをOC動作させたらRichland搭載PCの電源が全く入らなくなってしまいました。壊れたのはAPUかマザーかメモリか、と調べると電源ユニットがいかれてしまっていたようです。他なら予備があるので買い替えなくて良かったんですがしょうがない、取り寄せて交換、ようやく再起動です。ただ組みなおす際に電源ランプコネクタをつなぎ忘れるという、わざわざふたを開けてやり直すには一番微妙なミスをしてしまいましたが。組み立てPC最大の謎のひとつである「電源ランプコネクタは2ピンと3ピンの二種類存在して統一されない」問題のため、ケースとマザーの規格が合わずに電源ランプはあきらめ・・・なんてこともあったせいで、電源ランプだけは「ま、いいか」に簡単になっちゃうんです。これがHDDランプだと「アクセスしてるかどうかわからないのはなんか詰まった感じがする」って一も二もなくやり直すんですけどね。結局直しましたけど。


さて、現在バルセロナで行われているMobile World Congressで、IntelがAndroid向けSoC、Merrifield/Moorefieldの発表を行ったようですね。

Intel、22nmのスマートフォン向けAtom Z3400/3500を発表

現行のSoCが先代Windows向けAtomのコードネームに+を付けたCloverTrail+だったのでてっきり新SoCもBayTrail+になるかと思っていたのですが、違いましたね。最大の違いはBayTrailのGPUがIntelHDGraphicベースだったのに対して先代と同じPowerVR系のGPUを採用していることにあると思われます。IntelHDGraphicベースでは省電力性で問題があるとの判断でしょうか。正直IntelHDで動画の画質などが変更になるのではないかという期待もあっただけに少し残念なんですが、まぁ仕方ありません。なお、サポートOSはCloverTrail+と同じくAndroidのみとなってますが、中身はx86ことIntelアーキテクチャでありましてWindowsPC向けCPUとほとんど同じでARM系とは似ても似つきません。だったらWindowsをこのSoCで動かせるんじゃない? と考えてしまうところですが、多分Androidに使ってWindowsには使わないという契約でも結んで組み込み用として出荷しているんでしょう。わたしらユーザーからすればまどろっこしいやり方な気がしますが、それで性能の割に安く仕入れることができるのならメーカーとしては悪い話でもないわけです。実際CloverTrail+採用Androidタブレットの中にはIntel製CPUを積んでいるとは思えないほど安い製品も存在しますし、HyperThredなどPC用CPUの技術も生かせるのでハイクラスはもちろんロークラスでもコストパフォーマンスは上々と思われますし。CPUがBayTrailベースのMerrifield/MoorefieldではHT廃止になっちゃったんですが、その代わりにクアッドコアモデルも登場してますしね。どうやらミドルやロークラス向けにCloverTrail+もしばらく継続のようですし、こちらは相当メーカーに有利な金額で下すことになるでしょう。現状は有力メーカーはASUSとテックウインドくらいですが、もう少し増えるかも知れません。
わたしはIntelアーキテクチャ(IA)Androidのユーザーでもありますから、IAがAndroidの中で存在感を持つようになるのは歓迎です。これからのAndroid用アプリがx86版でも動作するかどうか確認するのが当たり前になれば安心して使えますからね。まぁ現状でもX86だから動かないというアプリには出会ったことはないのでほとんど問題はないのですが一応おっかなびっくり起動させたりしてますから。ただ、アプリ開発側からみれば一つのOSの中に複数の存在感のあるアーキテクチャが併存するのは動作確認のために手間がかかるのであまりいいことではないかも知れませんけどね。いくらAndroidが複数アーキテクチャ向けにリリースされていると言っても今まではARM系以外は無視できたんですが、そうでなくなるのはあまり歓迎されない話でしょう。すでにWindowsタブレットはBayTrailのおかげで軌道に乗りましたしそこまでしてIntelが乗り出すほどタブレット市場が将来有望の美味しい市場とはあまり思えないんですよね、PCより利益率は低い印象がありますし。
IntelがそこまでしてAndroidをIAに対応させようとするのは、ARMがスマホからタブレットに広がったのとは逆で、タブレットからスマホに採用範囲を広げてほしいからでしょう。いくらいい製品を作ってもなかなか買い換えてもらえない、製品寿命の長い製品になってしまったPCと比べるとまだまだ買い替えが頻繁に行われるのがスマートフォンですから、結果利益を生むことができるという考えでしょう。そううまくいくとは思えませんが、競争があるのは悪いことではないですね。


Intel、Pentium/Celeronの一部でQuick Sync Videoをサポートする新ドライバ

今まではPentiumやCeleronではごく一部を除いて動かなかったQSVですが、エンジンはしっかり入っていたんですね。こういうのを見るとあえて低スペックなPCが組んでみたくなります(^^;) 消費電力は低いしQSVも使い方次第だしそこそこいい録画エンコード機になりそうな気がします。

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