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Channel: 録画人間の末路 -
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「若者のPC離れ」

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・ちょっと前の「お願い!ランキングGOLD」でヤング声優とアダルト声優がどうのこうのって回がありまして、やっと見たんですが。その中で「巨人の星のオープニングで"思いこんだら"って歌詞を"重いコンダラ"だと思っていて、引きずっている重そうなローラーのことを「コンダラ」だと思っている人がいる」みたいなこと言ってましたよね? 誰が言っていたか忘れましたけど。仮にも声優というアニメ関係者が出ている番組で言っていいんでしょうか? 少なくとも「巨人の星」でも「新・巨人の星」でもその歌詞のシーンでは飛雄馬は走っているだけだし、ローラーなんか引いているシーンどっちのオープニングにも無いし(わたしの知らないバージョンで存在したのならごめんなさい)、大体歌詞はちゃんと漢字混じりで「思いこんだら」って画面に入っているんで、勘違いなんてしようがないんですが。
他でも聞いたことがあるので、誰かが面白いだろうと思って考えたつまらない話がデマとして広まったんでしょうが、芸人が恥をかくくらいならともかくアニメ関係の番組で言う話じゃないですね。


・昨日、メインで使っているPCが動画再生中に急にフリーズしました。それだけならよくある現象なんですが、リセットボタンを押して再起動しても、BIOS画面も入られずに電源のオンオフを繰り返すばかり。電源ユニットのスイッチをオフにし、ケーブルを抜いて数時間放っておけばまた起動するんですが、Windowsに入ってから何分も経たないうちにフリーズ・・・。ただこれを繰り返してます。
CPUのどこかが熱で弱ったんでしょうか。CPUを交換してもいいんですが、これLGA1156の前世代のCore i3だしなぁ。それならいっそマザーボードも交換して1155の低電圧Core i3あたりにしてしまった方がいいような気がしましたので、給料でるまでしょうがない、放置です。早くしないと録画ファイルの処理が追いつかなくなるんですが。

それは一度置いておきまして。
何かにつけて大人が大好きな言い回しが「若者の○○離れ」。若者からすれば、ただ現代風のものを利用することで従来の発想のものを使わなくなっただけなのでしょうが、それについて行けないだけの古い価値観しか持たない人間に悪口として使われるのは甚だ迷惑な話でしょう。
で、今回取り上げようと思ったのが「若者のPC離れ」。

“若者のPC離れ”を止められるか――WDLC、学生向けのICT活用促進キャンペーン


このキャンペーン自体は、わたしにとってはどうでもいいんですが、「若者のPC離れ」って言い方に、その逆でPC離れが出来ないわたしなんか、「ああ、若くないなぁ」と言うことを実感してしまいます。
もちろんPCの代わりにMacを使うとかいう話ではなくて、今の若い人、特に就職前の大学生くらいの人は携帯電話だけでネットを済ませるから、PCを使わないって話なんでしょう。最近はスマートフォンが普通になってきたおかげでPC前提で作られたサイトも閲覧出来ますし。むしろPC前提だけのサイトは成り立たず、どこもスマートフォンで見るための専用モードを持つのも当たり前になっているくらいですから、PCなくてもインターネットを見て情報を集めるだけならもうほとんど問題ないわけです。メールに至ってはリアルタイムで受けられる携帯電話の方が断然便利ですしね。
ただ、わたしに言わせりゃ「もともとPCは限られた人しか使わない」製品ですよ。インターネットが出てきて、それを使うのに一番便利だからとパソコンが一般層にも普及したわけですが、パソコンでなくても出来るようになったのならそっちを選んであえてパソコンを使わなくなる人が出てきても不思議でもなんでもないわけです。
そりゃ、パソコンの方が画面が大きいしキーボードも使えて文章は打ちやすいし、積極的に情報のやりとりをする人には圧倒的に便利です。でも、「いろいろ出来るから」パソコンを使うのなら、ノートパソコンが使われるわけがありません。いろいろやるのなら圧倒的にノートパソコンよりデスクトップやミニタワーのパソコンの方が便利ですよ。画面もキーボードも好きなサイズ、見やすいものが選べるし、拡張性は比べものになりません。性能も高いわけです。それでも、デスクトップやミニタワーのパソコンはいまや限られた人しか使わず、「パソコンと言えばノート型」の選択肢しか持ち合わせていない人の方が多数派なわけです。

大きいことが便利なよりも、小さいなかで便利になるように調整する、これが電化製品の歩んだ歴史です。もちろんわたしらみたいなノーパソは絶対にメイン機にならない人間もいますが、ノーパソに主力が移る方が歴史的に見れば正しいわけなんですよ。ですが、今のノーパソはその流れに完全に逆らい、大型化しています。大きさは威圧感を伴いますよ。いくらデザインが良くて性能も上がってきて値段が下がっても、あまりパソコンに詳しくない人は「大きい機種は上級者向け、自分みたいな知らない人間の使う機種じゃない」と思ってしまうことが、経験的に多いんです。いくら「ある程度大きい方が使いやすい。小型のパソコンは使い道がはっきりしている上級者向けで、大型の方が初心者向け」と力説しても、一度思い込んだ人は信じてくれません。数年前にネットブックのブームがありましたが、1円パソコンというキャッチと「小さくて安いから使いやすいはず」と思いやすい人の心理がうまく一致したためでしょう。
ところがネットブックのブームは一過性のものでしかありませんでした。当たり前ですね、小さくて性能が劣る、使いやすいとは言えないパソコンだったのですから。スマートフォンは、そのブームとちょうど入れ替わる形で流行りだしたように覚えています。iPhoneに関してはもう少し早かったですが、Androidはそのくらいでしょう。ネットブックよりもさらに小さく、かつ使いやすい(あくまでネットブック比)のスマートフォンは受け皿としてちょうど良かったのが、もちろんスマートフォンの隆盛の最大の原因ではないにしても、一つではあったように思います。

それに対してIntelはまずCULVノートを提案しましたが、中途半端過ぎてすぐに忘れられました。現在は使いやすい大きさを持ちながら薄くすることで軽さを実現するUltraBookを推進しています。が、"軽い"ということを"小さい"と同じに思ってくれるのは欧米人の話で、日本人などは軽さよりも見た目が小さいかの方が重視されているように思えます。タブレットやスレートPC、特にiPad2を「売れている」と書く記事は、必ず「アメリカでは」が枕詞に付いてきます。日本ではデジタルモノ好きの人間以外の人にも市場を賑わすような売れ方をしているとは、わたしにはとても思えません。
スマートフォンはスマートフォンで、とても良い物です。外出先でも、手の平でちょっとした調べ物や気になる掲示板のチェックが出来るのは、知的好奇心を刺激します。メールやTwitterとの相性もいいでしょう。ただ、しっかりした調査をするには役者が不足しています。やはりパソコンが便利です。わたしは「若者のパソコン離れ」というふうに若者に限りたくはありません。何度か当ブログでも書きましたが、スマートフォンを使った手軽さだけに収まってしまって、自ら情報発信する能力のある人がそれをしなくなるのを恐れているのです。
それにはキャンペーンよりも手に取る気になる製品を、まずネットブックでもなく、かと言って大型でもなく、ほどほど小型で作りがしっかりしていて使いやすそうに見えるノートパソコンが普通にならないと、と思いますが、液晶パネルが大量生産品ばかりになって、規格がIntel主導の厳密になりすぎた今のノーパソでは難しいでしょうか。ARM版が登場するWindows8を待つしかないのかも知れません。

一番は、デスクトップ、出来ればミニタワーPCが魅力的になることでしょうね。弄りやすいし、前述したような調子が悪くなっても最小限のパーツ交換でどうにかなるし。スマートフォンを挿入出来るスロットをフロントベイに設置して、そこにスマートフォンを差し込むとバーチャル画面で利用中のスマートフォンそのままのOSがWindows上で動き、データもドラッグ&ドロップで簡単にやりとりできる・・・なんて機能、どうでしょうか。


・スターチャンネルにはこの10月に初めて加入しました。それまではスカパーの1チャンネル、くらいに思っていたのですが、スターチャンネル側の意識としてはWOWOWのように半独立チャンネルなんでしょうか、プログラムのガイドブッを作って加入者に送っているんですね。今回届いたのを見て初めて知りました。しかも、どうみてもWOWOWのものより作りがしっかりしてます。と、言ってもスターのガイドは本来有料なんで、いい作りで当たり前なんですが。多分初めて加入した人への見本を兼ねたサービスでしょう。ここも長期加入者確保のために、WOWOWほどではありませんが積極的に動いていますね。
今回スターチャンネルはBSの3チャンネルHD化のビットレート等の調査やWOWOWとの比較のために入りました。同局は洋画専門ですが、中身はやたらWOWOWとダブります。少なくともこの10月と11月は同じタイトルを両方のチャンネルで放送することが頻繁にありました。それなら、邦画や企画モノもあるWOWOWだけで十分かなぁと思っておりました。年内に解約する気マンマンだったのです。ただ、ガイドブック読むとどうしてもいろいろ刺激されちゃいますね。もうちょっと様子みましょうか。アッチの戦略にまんまとはまっているなぁ。

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