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Channel: 録画人間の末路 -
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6インチサイズ本命、Xperia Z Ultraの思わぬ弱点

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ついでがあったので足を延ばして量販店行き。またかよ、感もあるのですが実物がみたいのですよ実物が。
お目当ては先日ついに発売されたソニーのXperia Z Ultra。6.44インチというスマホ最高のサイズであるためにauからスマートフォンとして登場しただけでなく、ほぼ同時にソニーからタブレットとしても発売されるという二系統販売がうれしい小生期待の新機種です。

ショップに入ると・・・おお、目立つところで売ってます。auでも珍しく一番目立つところに置いてありますね。ただ、Z Ultraよりやや日陰扱いですがその独特の形状でさらに目を引くのがLGのG Flex。あのディスプレイが曲がっている湾曲スマホです。堂々たる Z Ultraと比べるとイロモノにしか見えない形状ですが、面白いと言えば面白い、ディスプレイも有機ELだし。この湾曲面、発売前の紹介では「顔にフィットする」とか「動画再生のときにIMAXのような効果を感じる」とか言われていましたが、実際使ってみるとどうだか・・・。あれ?予想外に使いやすいです。てっきりイロモノだと思っていた湾曲ですが、縦持ちでブラウザを上下にスクロールさせる動きが指と一体感を感じます。なるほど、指でなぞるのは自分としてはまっすぐやっているつもりでも、人間の関節の構造からしてどうしても多少曲がるもの。湾曲面のほうが人の動きに近くてその分使いやすいということですか。G Flexの直後にXperia Z Ultraをいじると、なんとなく画面の動きが滑って一体感に欠ける感覚すらもってしまいました。湾曲おそるべし。ただし、あくまで縦持ちして片手の指だけで上下スクロールさせる場合の話で、両手で持って左右両手の親指を使ったり横持したりする分にはあまり優位性は感じませんけどね。それでもただイロモノで終わるだけのものでもなかったようです。持つ喜びのあるイロ気、6インチだしこれもいいなぁ・・・と思いましたがauと契約して毎月使用料を払わなければいけない形式なのでパス。あくまで本命はタブレット売りのXperia Z Ultraです。

売り場は7インチクラスのタブレット売り場。存在感は抜群ですが、スマホ売り場でもデカイと感じたZ Ultraがタブレット売り場でも意外と大きく感じます。Fonepad note 6の時に感じた「片手でらくらく持てる許容範囲内としてはかなり大きな画面なのに、7インチタブレットと比べるとスマートフォンにしか見えず小さく感じる」という異質感はなく、むしろ周りにある7インチタブの仲間として溶け込んでいるようにすら見えます。左右の無駄を排したスマートなタブレット。それがX Ultraの印象です。
その感じたわけはすぐわかりました。縦が長いんです。以前10.1インチと11.6インチのディスプレイを内蔵したノーパソの比較でも思いましたが、縦幅が大きいというのは横幅が大きい以上に実際の大きさより大きくみせる効果があると考えています。これは売り場に並ぶ存在として不利な気がします。横においてあるNexus7(2013)と比べると、もちろん横幅がずっとなくて持ちやすいのですがNexus7も7インチモデルとしては横幅がなく抜群の持ちやすさがありますし、両者を持ち比べると意外と感触が似てるんです。でもZ Ultraの値段は5万円オーバー。Nexus7と比べるとちょっと高額です。正直「この値段の差で持った感触の違いが思ったほどではないとすると、Nexus7の方がいいかなぁ」などと思ってしまうほどでした。あれ? ジャストフィットの6インチクラスのはずなのに、案外自分評価が伸びません。
実際サイズを比較してみますと、

Xperia Z Ultra
約92×197×6.5mm

Nexus7(2013)
約114×200×8.65mm

Fonepad note 6
約88.8×164.8×10.3mm

高さだけを見たらXperia Z Ultraは6インチより7インチに近いんです。これが思ったより大きくみえてしまった理由だと思います。そしてここからが問題。わたしが7インチより6インチがいいと言っているのは、片手で握るように持ちやすいということがまず一点。これはXperia Z Ultraは他の全てを上回るすばらしさがあります。なにせ同じ6インチクラスのFonepad note 6よりはるかに薄いんですから。ですがもう一つの理由、7インチでは入りそうにないコートのポケットに6インチなら入りそうだからというのがあるんです。ポケットに入れる時は横向きにして入れたいですから縦幅がそれ以下でないと困ります。そしてわたしのコートのポケットの幅は・・・。

ガーン、185mm! Z Ultra入りません!

ほぼすべての機能・サイズを高い水準でクリアし、完璧と思われたXperia Z Ultraですが、高さという思わぬ弱点がありました。残念ですがXperia Z Ultraは購入候補から一歩も二歩も後退してしまいました。斜めにして段階を踏めば入らないこともないでしょうが、ちょっと出し入れが手軽でなくなってしまいます。やはり本命は165mmしかないFonepad note 6か・・・。


明日から久々に一週間ほど東京へ行きます。今回は買い物しますぜ〜。秋葉原には31日金曜日と2日日曜日の二回出没するつもり。購入したいのは6インチタブと、当然ながら新APU、Kaveriです。わたしは動画派ですからUVD4やVCE2が使えれば当面はいいのでA10-7700Kでも十分なのですが、将来的なHSA対応ソフトの利用も考えるとやはりGPU8ユニットを誇るA10-7850Kが本命・・・。まだちょっと入手しにくそうなのですが、ショップ様、ぜひ7850Kの在庫確保をよろしくお願いいたします。

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