Fonepad 6を絶賛したときに紹介してもらったXperia Z Ultra。ソニー製だけど海外でしか展開してないスマートフォンなんですが、6.44インチという本当に手に持って使えるギリギリの大画面、Qualcom製クアッドコアのCPU、フルHD解像度、ペン入力を意識した設計、手書き入力機能、MicroSDカード利用可、ウォークマンと同じアプリ搭載・・・どれをとっても完璧、言うことなし。Fonepadに感じたイロモノくささはみじんもない、正統派のハイクラススマートフォンにして真の手持ちタブレット。おそらく国内キャリアから登場したら、「これしかない!」と指名買いする人も相当数でそうなほど魅力的な品です。だからこそ、どこのキャリアも取り扱いたがらないんだろうなぁ、他に売らなきゃならないのがあるから。auが他国より大きく遅れて扱うって話もありますけど、実現するかどうか。ソニーに限らずいい加減どこのメーカーもスマートフォンをSIMフリー単体販売すればいいのに、なんでやらないんでしょうね。現状では海外輸入ものしか選択できず、通常版とNexus5と同じGoogle版があるようですが、後者は高いので買うなら前者。ただ、わたしはそこそこサクサク動いて画面と動画がキレイで大きくて、それでいて力を入れずにしっかりにぎれるように持てて、MicroSDカードが使えて、できればペン入力を考慮に入れたAndroidならそれでいいのであって、それほどハイクラスなSoCは必要としてません。もろもろ含めると6万円弱と高価なだけに機能をもてあましそうなのが唯一の欠点でしょう、まぁそれはFonepad 6も同じことなんですが。現物みたいな。
そして今年も12月30日となりました。例によって例の如く大晦日は原則更新しませんので、これを今年最後の記事にするつもりで一年の出来事を振り返るものを書きたいと思います。わたし個人は昨日書いたので、こちらでは当ブログ向き事件を中心に書くことで一年を振り返ってみましょう。
・パナソニックプラズマテレビ撤退をはじめ、日本企業が多くのIT・AV関連から撤退
今年最大の事件と言えばプラズマテレビの消滅ですが、それを単体とできないほど他にも撤退報道が相次ぎました。具体的には
パナソニック
・プラズマテレビ撤退
・SANYOブランド完全消滅
・スマートフォン撤退
三菱電機
・録画用BDレコーダー撤退
・プロジェクター撤退
・個人向け液晶ディスプレイ撤退
日本電気
・スマートフォン撤退
ソニー
・パナソニックとの個人向け有機ELテレビ開発提携の終了
・スカパー株全売却
と、ざっと振り返ってもこれだけあります。どこが景気はよくなっているのかさっぱりわかりません。ただ、その中で老舗シャープがMebiusブランドによるWindowsPCを復活させた、というカムバック話もありました。
・4K対応テレビ各メーカーより登場、普及はまだでまだながら知名度アップ
4Kテレビ自体は昨年から出ていましたが、より知名度があがったのは今年になって多くのメーカーが3Dテレビに代わって売り場で大きく取り上げられるようになってからでしょう。マニアはそろそろ購入を検討してもいいかも知れません。ただ、個人の部屋に入れるには大き過ぎ高価過ぎということもあって、興味はあるけどまだ要らないという意見が大半かと思います。4Kをテレビに転送するHDMI2.0やPC用4Kディスプレイも登場し、足場は少しずつ固まっています。が、4Kのソフトや配信のコンテンツとなるとコピーガード機能のHDCP2.2に対応しなければ表示させないというコンテンツ会社の意向もあり、そのチップは来年から生産されるため、今の4Kテレビの少なくとも一部は対応できない可能性があるという懸念もあります。その場合、表示できる4K素材はビデオカメラのものだけになるかも・・・。
また、4Kと8Kを含むSHV放送を次世代放送と位置付け、オールジャパン体制で普及させるべく次世代放送推進フォーラムが発足しています。それによると4K/8Kは多機能なスマートテレビとして作ることが強く推奨され、事実上の必須条件となりそうです。また、それにもとづき、来年にはスカパーの衛星をつかった4K放送も試験的ですが行われることになりそうです。ただ、4Kで放送される素材になるとされているサッカーワールドカップの放映料のあまりの高さにスカパーが放送を断念した、という話もあり、内容が危ぶまれています。さらに会議の議事には録画に関する情報が全く見当たらず、SHVの録画保存はひょっとしたら不可能にされてしまうのか、というのもわたしは心配です。ただ、来年のAV界が4Kを中心に動くことは間違いないでしょう。
・改造B-CASカードで逮捕された人たちに裁判の判決下る
昨年最大の事件、改造B-CASカード問題に伴って警察も動き、主に改造してネットで販売した業者を中心に逮捕者が出ました。その業者から購入した人たちも書類送検されるなど、かなり大きな動きとなりました。業者の多くは裁判で有罪判決を受けたうえでB-CAS社などから損害賠償を請求される民事訴訟を起こされ、いずれも敗訴しています。
ただ、"平成の龍馬"blogの書き手の逮捕・裁判はそれらとは傾向のことなるものでした。彼はブログで書き換えの仕方を紹介したことで捜査を受け、自分で改造したB-CASカードを所持使用したということで逮捕・起訴されることになったため、金銭が動いていないからです。裁判当初は有料放送を無料で視聴しこと疑いが争点となったようですが実はそうではなく難視聴地域向けのキー局再送信放送を視聴するために改造したということが証明され、「改造B-CASカードで難視聴地域向け放送を視聴することは事務処理を誤らせるか否か」というかなりこじつけに近い罪が争点となってしまったようです。結局当初の予想通り、執行猶予付きの有罪という、「改造B-CASカードを使って有罪判決」という報道をすることが目的としか思えない灰色の判決が下りました。その後控訴があったかどうかはご本人から語られていないので不明です。
・Windows8.1登場、そしてWindows用タブレットが続々登場
昨年がAndroidの7インチタブレットなら今年はWindows8インチタブレット、わたし勝手に呼ぶところのPC88タブレットでしょう。個人的にはタブレットはかつてのネットブックに位置づけに収まっているだけで日本では報道ほどPCの座にとって代わっているようには見えないのですが、それでも魅力的な製品が続々出ているのは事実です。
Windowsタブといいえば、8インチのW3-810をきっかけに現在では4つものメーカーから登場し、特にもっとも軽いLenovo製が人気を博しているようです。一部では「艦隊これくしょん〜艦これ」なるブラウザゲームを遊ぶのに最適だから売れている、という話もありますが本当かどうか。ちなみに面白いかどうか試そうとしてわたしも"艦これ"に登録してみたのですが、わたしが空いている時間はいつアクセスしても満員ばかり。あまりの人気のため登録したての人はなかなかアクセスできないようになっているからのようです。人があまりアクセスしない、普通の人が忙しい時間ならできるのかも知れませんが、そんな時間はわたしだってゲームなんかやってる場合ではないです。結局一度も遊ばないうちにアクセスしなくなってしまいました。
もう一つ、8インチではないですが忘れてはいけないWindowsタブレットにMicrosoftのSurfaceシリーズがあります。IntelのCoreを搭載したProがすでに海外で登場しているにも関わらず、日本では互換性のないRTだけが先行して発売されたのであまり売れなかった・・・と言われていますが、それでも世界的に見れば日本はRTがもっとも売れた地域だという話もあったり。満を持してRT/8同時発売となったSurface2/2PROは前者はあくまでサブPCとして、後者は完成度の高いWindowsモバイルPCとしてそれぞれ受け入れられ、結構人気のようです。実際ふたとしても使える専用オプションのTypeCoverは素晴らしいです、やはりキーボードとスライドパッドがあると快適さが違います。他のメーカーも負けないタブレットを出してほしいですね。
2013年のIT・AV界で大きな事件と言えばこの4つだったと思います。それ以外の、当ブログくらいしか取り上げないような小さな出来事まで含めて細かく羅列しておきましょう。
・ショップチャンネル、解像度を1920x1080から1440x1080にダウン。110CS開始以来初めて「最高画質」からランクダウンで他と同等に
・まねきTV・ロクラク裁判、いずれも上告棄却で放送局側勝訴確定。まねきTVはサービスを完全終了、ロクラクは販売のみに
・PEGASYS、TMPGEnc MPEG Smart Render 4にCM検出機能搭載。年末にはVideoMasteringWorks5にも搭載可能になるものの、有料オプション扱いで残念
・スカパーとCATVで4K送信の実験、HEVCフォーマットやそれの応用フォーマットが利用される
・地上x4+BSCSx4のチューナーボード、PX-Q3PE発売
・AMD、A10-6800Kをグラボと交換。ゲームショウで配布など変わった宣伝活動
・V-Low放送検討、主にカーナビで情報受信に使われることになりそう
・パナソニックテレビのテレビCM、放送局から放送を拒否される
・日本放送協会、"スマートテレビ"のHybridcastスタート
・WiMAX2+、東京の一部地域でサービス開始。・認可申請が下りてから数か月とたたない異例のスピードとなった。ただし2年後に速度制限導入の予定ありという悲しい発表もあった。WiMAXと同時に申請を出したWCPが却下されたことでソフトバンクが総務省に天下りの関連性などを調査して書類報告を要求するなど一悶着あり
・V-High放送、NOTTV以外のコンテンツも提供に向け、参加チャンネル募集。29社から打診あるものの空きは20セグ分のみ
・HEVCエンコーダー、DivXとx265から登場。ただしまだ未成熟なうえ、ハイクラスCPUを使っても実時間の十数倍ものエンコード時間がかかるなど実用段階ではなし
・CultureFirst、録画録音補償金を複製補償金とし、範囲を機器やメディアからサービスへ、定義なしで指定できるようにしろと、事実上の無制限拡大権と業者への支払い義務を課することを要求。専門家からは相手にされず
・ビデオリサーチ、Twitterと連携による番組調査を始めた模様。一方"録画視聴率"調査開始のという誤報もあり
そういえば、今年はあまりものを買わなかった気がします。目立った買い物といえば、録画用チューナーとしてPX-W3DVR1000を、新しいPCシステムとしてコードネームHaswellなIntelCPU、Core i7 4770とマザー・電源に、その先代の3770を買ったくらい。一年間の間に買った録画系製品がたった一つなんてこの10年間で初めての経験です。PX-Q3PEはそれほど物欲をそそりませんでした。だんだんこの分野も魅力がなくなってきたという気がします、便利な道具として枯れるのはいいことなんですが。
4770は、今までIntelCPUでは勝ち目がなかったFX8350をも上回るパフォーマンスを発揮してくれるので大変気に入っており、重宝しています。ただ、最近よりよい動画エンコードのためにavisynthに手を出すようになりまして。わたしのスクリプトの書き方がヘタなせいかAviUtlでしか読み込めないんですが、なぜか4770・3770と言ったCore系ではエンコード速度がいくらか低下してしまうんです。一方FX8350は同じスクリプト文でも速度低下があまりないため、avisynth経由ではAMDの方が速いという逆転現象がわたしの手元では起きています。そういうわけでavisynthがない方が具合がいい動画では4770で、使った方がいい動画は8350でと使い分けることにしています。間に合わなければその限りではないですし3770に手伝わさせることもありますけどね。
うーん、やっぱりわたしにとってAMDは相性いいなぁ。来年デスクトップ向けのIntelはもう一つ面白くなさそうなので、AMDのKaveriに期待。なるべく早く入手したいと思ってます。Intelはモバイル展開に期待してます。
さて、これで今年はひとまず終了です。みなさま、良いお年をお迎えください。では、また来年!
そして今年も12月30日となりました。例によって例の如く大晦日は原則更新しませんので、これを今年最後の記事にするつもりで一年の出来事を振り返るものを書きたいと思います。わたし個人は昨日書いたので、こちらでは当ブログ向き事件を中心に書くことで一年を振り返ってみましょう。
・パナソニックプラズマテレビ撤退をはじめ、日本企業が多くのIT・AV関連から撤退
今年最大の事件と言えばプラズマテレビの消滅ですが、それを単体とできないほど他にも撤退報道が相次ぎました。具体的には
パナソニック
・プラズマテレビ撤退
・SANYOブランド完全消滅
・スマートフォン撤退
三菱電機
・録画用BDレコーダー撤退
・プロジェクター撤退
・個人向け液晶ディスプレイ撤退
日本電気
・スマートフォン撤退
ソニー
・パナソニックとの個人向け有機ELテレビ開発提携の終了
・スカパー株全売却
と、ざっと振り返ってもこれだけあります。どこが景気はよくなっているのかさっぱりわかりません。ただ、その中で老舗シャープがMebiusブランドによるWindowsPCを復活させた、というカムバック話もありました。
・4K対応テレビ各メーカーより登場、普及はまだでまだながら知名度アップ
4Kテレビ自体は昨年から出ていましたが、より知名度があがったのは今年になって多くのメーカーが3Dテレビに代わって売り場で大きく取り上げられるようになってからでしょう。マニアはそろそろ購入を検討してもいいかも知れません。ただ、個人の部屋に入れるには大き過ぎ高価過ぎということもあって、興味はあるけどまだ要らないという意見が大半かと思います。4Kをテレビに転送するHDMI2.0やPC用4Kディスプレイも登場し、足場は少しずつ固まっています。が、4Kのソフトや配信のコンテンツとなるとコピーガード機能のHDCP2.2に対応しなければ表示させないというコンテンツ会社の意向もあり、そのチップは来年から生産されるため、今の4Kテレビの少なくとも一部は対応できない可能性があるという懸念もあります。その場合、表示できる4K素材はビデオカメラのものだけになるかも・・・。
また、4Kと8Kを含むSHV放送を次世代放送と位置付け、オールジャパン体制で普及させるべく次世代放送推進フォーラムが発足しています。それによると4K/8Kは多機能なスマートテレビとして作ることが強く推奨され、事実上の必須条件となりそうです。また、それにもとづき、来年にはスカパーの衛星をつかった4K放送も試験的ですが行われることになりそうです。ただ、4Kで放送される素材になるとされているサッカーワールドカップの放映料のあまりの高さにスカパーが放送を断念した、という話もあり、内容が危ぶまれています。さらに会議の議事には録画に関する情報が全く見当たらず、SHVの録画保存はひょっとしたら不可能にされてしまうのか、というのもわたしは心配です。ただ、来年のAV界が4Kを中心に動くことは間違いないでしょう。
・改造B-CASカードで逮捕された人たちに裁判の判決下る
昨年最大の事件、改造B-CASカード問題に伴って警察も動き、主に改造してネットで販売した業者を中心に逮捕者が出ました。その業者から購入した人たちも書類送検されるなど、かなり大きな動きとなりました。業者の多くは裁判で有罪判決を受けたうえでB-CAS社などから損害賠償を請求される民事訴訟を起こされ、いずれも敗訴しています。
ただ、"平成の龍馬"blogの書き手の逮捕・裁判はそれらとは傾向のことなるものでした。彼はブログで書き換えの仕方を紹介したことで捜査を受け、自分で改造したB-CASカードを所持使用したということで逮捕・起訴されることになったため、金銭が動いていないからです。裁判当初は有料放送を無料で視聴しこと疑いが争点となったようですが実はそうではなく難視聴地域向けのキー局再送信放送を視聴するために改造したということが証明され、「改造B-CASカードで難視聴地域向け放送を視聴することは事務処理を誤らせるか否か」というかなりこじつけに近い罪が争点となってしまったようです。結局当初の予想通り、執行猶予付きの有罪という、「改造B-CASカードを使って有罪判決」という報道をすることが目的としか思えない灰色の判決が下りました。その後控訴があったかどうかはご本人から語られていないので不明です。
・Windows8.1登場、そしてWindows用タブレットが続々登場
昨年がAndroidの7インチタブレットなら今年はWindows8インチタブレット、わたし勝手に呼ぶところのPC88タブレットでしょう。個人的にはタブレットはかつてのネットブックに位置づけに収まっているだけで日本では報道ほどPCの座にとって代わっているようには見えないのですが、それでも魅力的な製品が続々出ているのは事実です。
Windowsタブといいえば、8インチのW3-810をきっかけに現在では4つものメーカーから登場し、特にもっとも軽いLenovo製が人気を博しているようです。一部では「艦隊これくしょん〜艦これ」なるブラウザゲームを遊ぶのに最適だから売れている、という話もありますが本当かどうか。ちなみに面白いかどうか試そうとしてわたしも"艦これ"に登録してみたのですが、わたしが空いている時間はいつアクセスしても満員ばかり。あまりの人気のため登録したての人はなかなかアクセスできないようになっているからのようです。人があまりアクセスしない、普通の人が忙しい時間ならできるのかも知れませんが、そんな時間はわたしだってゲームなんかやってる場合ではないです。結局一度も遊ばないうちにアクセスしなくなってしまいました。
もう一つ、8インチではないですが忘れてはいけないWindowsタブレットにMicrosoftのSurfaceシリーズがあります。IntelのCoreを搭載したProがすでに海外で登場しているにも関わらず、日本では互換性のないRTだけが先行して発売されたのであまり売れなかった・・・と言われていますが、それでも世界的に見れば日本はRTがもっとも売れた地域だという話もあったり。満を持してRT/8同時発売となったSurface2/2PROは前者はあくまでサブPCとして、後者は完成度の高いWindowsモバイルPCとしてそれぞれ受け入れられ、結構人気のようです。実際ふたとしても使える専用オプションのTypeCoverは素晴らしいです、やはりキーボードとスライドパッドがあると快適さが違います。他のメーカーも負けないタブレットを出してほしいですね。
2013年のIT・AV界で大きな事件と言えばこの4つだったと思います。それ以外の、当ブログくらいしか取り上げないような小さな出来事まで含めて細かく羅列しておきましょう。
・ショップチャンネル、解像度を1920x1080から1440x1080にダウン。110CS開始以来初めて「最高画質」からランクダウンで他と同等に
・まねきTV・ロクラク裁判、いずれも上告棄却で放送局側勝訴確定。まねきTVはサービスを完全終了、ロクラクは販売のみに
・PEGASYS、TMPGEnc MPEG Smart Render 4にCM検出機能搭載。年末にはVideoMasteringWorks5にも搭載可能になるものの、有料オプション扱いで残念
・スカパーとCATVで4K送信の実験、HEVCフォーマットやそれの応用フォーマットが利用される
・地上x4+BSCSx4のチューナーボード、PX-Q3PE発売
・AMD、A10-6800Kをグラボと交換。ゲームショウで配布など変わった宣伝活動
・V-Low放送検討、主にカーナビで情報受信に使われることになりそう
・パナソニックテレビのテレビCM、放送局から放送を拒否される
・日本放送協会、"スマートテレビ"のHybridcastスタート
・WiMAX2+、東京の一部地域でサービス開始。・認可申請が下りてから数か月とたたない異例のスピードとなった。ただし2年後に速度制限導入の予定ありという悲しい発表もあった。WiMAXと同時に申請を出したWCPが却下されたことでソフトバンクが総務省に天下りの関連性などを調査して書類報告を要求するなど一悶着あり
・V-High放送、NOTTV以外のコンテンツも提供に向け、参加チャンネル募集。29社から打診あるものの空きは20セグ分のみ
・HEVCエンコーダー、DivXとx265から登場。ただしまだ未成熟なうえ、ハイクラスCPUを使っても実時間の十数倍ものエンコード時間がかかるなど実用段階ではなし
・CultureFirst、録画録音補償金を複製補償金とし、範囲を機器やメディアからサービスへ、定義なしで指定できるようにしろと、事実上の無制限拡大権と業者への支払い義務を課することを要求。専門家からは相手にされず
・ビデオリサーチ、Twitterと連携による番組調査を始めた模様。一方"録画視聴率"調査開始のという誤報もあり
そういえば、今年はあまりものを買わなかった気がします。目立った買い物といえば、録画用チューナーとしてPX-W3DVR1000を、新しいPCシステムとしてコードネームHaswellなIntelCPU、Core i7 4770とマザー・電源に、その先代の3770を買ったくらい。一年間の間に買った録画系製品がたった一つなんてこの10年間で初めての経験です。PX-Q3PEはそれほど物欲をそそりませんでした。だんだんこの分野も魅力がなくなってきたという気がします、便利な道具として枯れるのはいいことなんですが。
4770は、今までIntelCPUでは勝ち目がなかったFX8350をも上回るパフォーマンスを発揮してくれるので大変気に入っており、重宝しています。ただ、最近よりよい動画エンコードのためにavisynthに手を出すようになりまして。わたしのスクリプトの書き方がヘタなせいかAviUtlでしか読み込めないんですが、なぜか4770・3770と言ったCore系ではエンコード速度がいくらか低下してしまうんです。一方FX8350は同じスクリプト文でも速度低下があまりないため、avisynth経由ではAMDの方が速いという逆転現象がわたしの手元では起きています。そういうわけでavisynthがない方が具合がいい動画では4770で、使った方がいい動画は8350でと使い分けることにしています。間に合わなければその限りではないですし3770に手伝わさせることもありますけどね。
うーん、やっぱりわたしにとってAMDは相性いいなぁ。来年デスクトップ向けのIntelはもう一つ面白くなさそうなので、AMDのKaveriに期待。なるべく早く入手したいと思ってます。Intelはモバイル展開に期待してます。
さて、これで今年はひとまず終了です。みなさま、良いお年をお迎えください。では、また来年!