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Channel: 録画人間の末路 -
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今度は選択の余地あり? AndroidPHS第二段

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本日ウィルコムからいろいろな新型PHS機器の発表がありましたが、なかでもPHS電波の送受信機能だけしか持たず、肝心の通話はBluetoothでつないだ外部のAndroid機器に任せてしまうという「だれとでも定額パス」の発想がすごいです。メールを無視すればAndroidウォークマンやBIGLOBEの「ほぼスマホ」でも通話が可能で、スマホとして使えるのではないかと思われるわけですから。もっとも受信は不便そうですから、「だれとでも定額」と合わせて電話を自分からたくさんかける人向けなのでしょう。

「定額パス」の衝撃が強すぎてかすんでしまいますが、ウィルコム愛好家としてもっとも注目に値するのが、Android搭載PHS第二段が発表されたことでしょう。しかも二機種同時です。

PHSデータ通信と3Gに対応、コンパクトな「AQUOS PHONE es」


PHSとAXGPに対応するハイスペックスマホ「DIGNO DUAL 2」

正確にはもう一機種、STREAM<201HW>ってのもあるようですが、どうもPHS使えないみたいなので省略(なんでウィルコムが取り扱うんだか不明)。
前者が3G(42Mbps)止まりなのにたいし、後者はAXGPに対応しています。ご存知の方はもう少ないかも知れませんが、AXGPというのはウィルコムが進めていた通信規格XGPをベースにしたものであり、ウィルコムが会社更生法適用になった際にソフトバンクに譲渡され、あちらで4Gの代用品として使われていました。先日ウィルコムはその会社更生法適用が完了しましたが、それとほぼ同時にXGPを使えるPHSが登場したというのは偶然にしては良くできている話に思えてなりません。
第一弾であるDIGNO DUALは接続料金は高いは、PHSはただのオマケで機種変でもメールアドレスが強制変更になるわと散々なものでしたが、PHS通信に対応している機種もありますし、メアド変更なしで機種変できる可能性は高そうです。
ただ、PHSでの通信にも対応といってもHybridW-ZERO3のようにPHS通信はタダと言うことは無く、3G/AXGP込みでパケットは月1GB(ウィルコムプランLite)ないし7GB(ウィルコムプランD+)まで通常通信ができる固定料金制度という残念な料金設定。と、言ってもHybridW-ZERO3の料金が異常だっただけなんですが。どうせなら基本料金とWEBだけでパケット料金別プランとか用意してくれれば、喜んで買ったんですが・・・まぁソフトバンクが許すわけがありませんが。PHS通信はどうしてもソフトバンク通信網が使えない、という特殊な場所以外で使う意味は見出せず、実質使うことはなさそうです。
最低半年間パケット料金が1980円にとどまることを含め、少なくともDIGNO DUALよりはかなりマシになった今回の新AndroidPHS。PHSユーザー待望の品というほどではありませんが、PHSの無料通話が使いたくてかつAndroid端末も持っていたく、でも複数台持ちは面倒だという人なら選択肢になるかも知れません。二台持ちより料金は安いでしょうし。

追記:
記事の内容に間違いがあったようです。指摘も受けましたので二機種を整理しなおします。

AQUOS PHONE es
・PHS通信(400Kbps)とソフトバンク3G(42Mbps)対応、両方テザリング可
・3Gは容量制限あり、PHSは無し
・メアドについては特に注意記述なし。ただしライトメールなし

DIGNO DUAL 2
・AXGP(76Mbps)と3G(42Mbps)のいずれもソフトバンクに対応、PHSは初代と同じく通話のみ
・ライトメール可
・メアドは@wcm.ne.jpに変更されることが確実

と言うことのようです。PHSユーザーにとってピンと来る仕様なのはAQUOS PHONE esの方みたいですね。

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