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Channel: 録画人間の末路 -
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有料放送事業者、不正B-CAS譲渡者に損害賠償請求

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B-CASカード2038年化問題が出始めてちょうど一年になるせいか、最近対策側の動きが活発です。先日もその一環と思われる解除現象が確認されたのに続き、改造カードを売っていた人物に対し、有料放送事業者が損害賠償請求の民事訴訟を起こした、とのことです。

B-CASカードの不正視聴で有料放送3社が民事訴訟提起
WOWOW、スカパーら不正カード販売者に損害賠償請求


ただし、大々的に売りさばいていた大がかりな組織に対してではなく、個人でオークションを利用して小銭を稼いでいた一部の人間だけのようです。CMなども展開している不正B-CASカード対策キャンペーンの一環と見て間違いないでしょう。
この人物が与えた損害という側面だけを見れば請求賠償金額は少々高く、多分半分も取れないでしょう。が、個人でオークションで儲けているような人間を脅すには、現実的な額ということもあって(一億円払え、と言われて「払えるわけないだろ」で終わりですが、100万円払え、と言われると無理すれば払えそうですからこっちのほうがある意味ビビリますよね)ちょうどいいのかな?と思います。

いよいよ動きは本格化してきた、という気がします。ただ、根本的な解決にはまだほど遠い状況です。確実に対策したいのなら無料放送のスクランブルを解除して有料放送はB-CAS方式以外の新カード配布するしかないのですが、細かい訴訟が中心と言うことは、結局それだけはやらないという意思表示なのでしょうか? それともあくまで前座で本命の対策はこれから発表? この話、再び目が離せない状況になってきた気がします。

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