部屋のタンスの整理をしていたら、なかなかアレな古いものが出てきたのでネタに載せましょ。
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むかーし記載されているAMDのCPU、K6-IIIを買った時の梱包用ケース・・・と言えば聞こえはいいですが、ただの余ったフロッピーディスクのケースです。このころのCPUにピンを曲げないためのスポンジを履かせたものギリギリくらいの厚さなので、箱代わりにちょうど良かったのでよく利用されていたんです。もちろん現代ではこんな梱包をすると「杜撰」と言われて掲示板が荒れかねませんが、当時は本当にこれが普通でした。と、言うより、CPUもグラボもHDDもメモリも、キレイにパッケージされた品よりこういう余り物やエアクッションでくるんだだけの「バルク品」を買う方が普通だったですよね、そっちの方が安かったので。CPUの場合はちょっと事情が違って必ずしもバルクが安いわけではなかったのですが、リテールのCPUクーラーを不要と考えたり、オーバークロックのために「耐性が高い(らしい)ナンバーが刻印されたCPUを選びたい」なんて考える人が結構いたので、その確認のためにCPUが剥き出しで販売されているバルクを選んだりしていたわけです。そういうのがCPUメーカーに嫌がられたのか、いつの間にかバルクは消えていったワケなんですが。
ちなみにわたしがこのK6-IIIをバルクで買ったのも選別品を選ぶためでして。いえ、オーバークロックのためではなく、通常2.4V動作のK6-IIIの、一部に存在する2.2V動作ものを選んで買いたかったからなのですよ。
そして、その実物の写真がこれだ!
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我ながらよくとってあったものです。紛れもなく先のケースに入って売られていたもので、指名買いするために東京行きを利用して買いに行ったのです。クロックは450MHz。実はPC-9821で使うために買ったのですね。PC-9821はベースクロック(FSBとすら呼ばれなかった)が66MHzしかないので、隠し設定を使っても66x6≒400MHzクロックにするのが限界なんですが、当時のメルコがCPUアクセラレーター用として開発した通称"N3ゲタ"は、ベースクロックをソケット部分で1.5倍化することで、66x1.5x4.5≒450MHzとして動かすことが可能だったのです。ただK6-IIIを搭載した製品は存在せず、K6-2の450MHzを搭載して売られていたので、K6-IIIを使うには自分で差し替えるしかなかったのです。ちなみに先の写真でK6-IIIがささっているのがそのN3ゲタで、CPUアクセラレーターとして売られていた物ではなく、PC-98ユーザーの共同購入でゲタとCPUクーラーだけ買ったものです。ゲタはCPUに提供する電圧を変更してくれる機能もありましたがN3ゲタは変更後2.2Vの設定しかなかったので、K6-IIIも2.4Vではなく2.2Vを買うのが最適でした。もうしばらく後には"玄人志向"ブランドが立ち上がり、このN3ゲタを強化して設定項目を増やした"N4ゲタ"が単体販売されたりもしたんですが、この時はまだ存在せず。
K6-III 450MHz化したPC-9821はベースクロックの低さやSIMMによる遅いメモリアクセスを物ともせず、ベンチマークは必ずしも高いわけではありませんが非常に速くキビキビと動いたことに驚いた記憶があります。体感上では知人のPentiumIII(Katmai)と同格以上の速さでした。多分あのときだなぁ、わたしがAMDを贔屓するようになったのは。
わたしに限らず、しつこくPC-9821を使い続けていた人は結構な割合でAMDのCPUに差し替えていたため、AMDに好印象を持っている人が多いかと思います。だから、ツクモがこんなタイトルのページをやっているのは正解。
AMD大好きっ子の為に… Oh! AMD

むかーし記載されているAMDのCPU、K6-IIIを買った時の梱包用ケース・・・と言えば聞こえはいいですが、ただの余ったフロッピーディスクのケースです。このころのCPUにピンを曲げないためのスポンジを履かせたものギリギリくらいの厚さなので、箱代わりにちょうど良かったのでよく利用されていたんです。もちろん現代ではこんな梱包をすると「杜撰」と言われて掲示板が荒れかねませんが、当時は本当にこれが普通でした。と、言うより、CPUもグラボもHDDもメモリも、キレイにパッケージされた品よりこういう余り物やエアクッションでくるんだだけの「バルク品」を買う方が普通だったですよね、そっちの方が安かったので。CPUの場合はちょっと事情が違って必ずしもバルクが安いわけではなかったのですが、リテールのCPUクーラーを不要と考えたり、オーバークロックのために「耐性が高い(らしい)ナンバーが刻印されたCPUを選びたい」なんて考える人が結構いたので、その確認のためにCPUが剥き出しで販売されているバルクを選んだりしていたわけです。そういうのがCPUメーカーに嫌がられたのか、いつの間にかバルクは消えていったワケなんですが。
ちなみにわたしがこのK6-IIIをバルクで買ったのも選別品を選ぶためでして。いえ、オーバークロックのためではなく、通常2.4V動作のK6-IIIの、一部に存在する2.2V動作ものを選んで買いたかったからなのですよ。
そして、その実物の写真がこれだ!

我ながらよくとってあったものです。紛れもなく先のケースに入って売られていたもので、指名買いするために東京行きを利用して買いに行ったのです。クロックは450MHz。実はPC-9821で使うために買ったのですね。PC-9821はベースクロック(FSBとすら呼ばれなかった)が66MHzしかないので、隠し設定を使っても66x6≒400MHzクロックにするのが限界なんですが、当時のメルコがCPUアクセラレーター用として開発した通称"N3ゲタ"は、ベースクロックをソケット部分で1.5倍化することで、66x1.5x4.5≒450MHzとして動かすことが可能だったのです。ただK6-IIIを搭載した製品は存在せず、K6-2の450MHzを搭載して売られていたので、K6-IIIを使うには自分で差し替えるしかなかったのです。ちなみに先の写真でK6-IIIがささっているのがそのN3ゲタで、CPUアクセラレーターとして売られていた物ではなく、PC-98ユーザーの共同購入でゲタとCPUクーラーだけ買ったものです。ゲタはCPUに提供する電圧を変更してくれる機能もありましたがN3ゲタは変更後2.2Vの設定しかなかったので、K6-IIIも2.4Vではなく2.2Vを買うのが最適でした。もうしばらく後には"玄人志向"ブランドが立ち上がり、このN3ゲタを強化して設定項目を増やした"N4ゲタ"が単体販売されたりもしたんですが、この時はまだ存在せず。
K6-III 450MHz化したPC-9821はベースクロックの低さやSIMMによる遅いメモリアクセスを物ともせず、ベンチマークは必ずしも高いわけではありませんが非常に速くキビキビと動いたことに驚いた記憶があります。体感上では知人のPentiumIII(Katmai)と同格以上の速さでした。多分あのときだなぁ、わたしがAMDを贔屓するようになったのは。
わたしに限らず、しつこくPC-9821を使い続けていた人は結構な割合でAMDのCPUに差し替えていたため、AMDに好印象を持っている人が多いかと思います。だから、ツクモがこんなタイトルのページをやっているのは正解。
AMD大好きっ子の為に… Oh! AMD