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Channel: 録画人間の末路 -
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安定してきてるかな?

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最近ソフトウェアがアップデートしたおかげで安定してきたかな? という印象のあるものが手元に二つ。

一つは例のPX-W3DVR1000。ファームウェアが現在0.9.10。わたしはβではないほうを利用しています。前はあきらかに録画機側の問題で番組の途中に何カ所もドロップやそれにともなう音ずれが発生したりしてちょっと信用して使えるレベルではありませんでしたが、一応0.9.10にしてからは同様の現象は発生していません。30分番組3本、1時間1本、1時間半1本、映画2本(地上波・BS混在)の録画結果を見てみたのですが、ドロップらしきものは見つかっていません。ただ、レコーダーで1時間以上の番組を直接視聴していると、なんとなく映像と音がずれて、わずかですが音が先に出ているような気がすることがあります。同じファイルをパソコンにコピーして再生しても音のずれが感じられなかったところから、PX-W3DVR1000側の問題という気がします。番組終了後のCMタイムにわずかなドロップがあって、こっちで再生するとその分ずれている、などの可能性も考えられるうえ、過去の実績からまだ「録画の不具合は修正された」とは言いづらいのは確かです。なのでおっかなびっくりしながらPC録画と併用で使ってます。
ちなみにHDDは1TBのものをNTFSフォーマットで使っています。ただ、USBコネクタに差し込んでもなかなかHDDを認識してくれないことがあり、苦労させられました。が、一度FAT32フォーマットの別HDDを挿して認識させてから、改めてNTFSのHDDを差し込むと認識してくれました。


もう一つは、Windows8におけるVCEです。あまりにサポートしているソフトが少ないので忘れられていますが、APUのTrinityや単体グラボに搭載されている現行RADEONにはVCEと呼んでいるH.264/AVCエンコーダーを持っています。実用に足る活用が出来るのはrigayaの日記で公開されているAviutl用プラグインくらいなものですが、インターレースの解除などはAviutlの側で行えますからある程度弱点は補えますし、A10-5800Kでも映像によっては秒間60フレーム以上エンコード出来ますから速度は必要十分、画質も悪くなくわたし主観ではIntelのQSVより好印象、ということもあって「エンコードしてとっておければいい」程度の動画の処理に重宝しています。それでもアスペクト比の指定が出来ない、という致命的欠陥が存在しますが、そういうときはTMPGEnc MPEG Smart Renderer 4に放り込んでサクッとアスペクト比変更の再出力。最後のGOP1ブロック分だけ再エンコードかかっちゃいますが、まあご愛敬。
と、割と快適なのですがそれはWindows7での利用に限ったこと(Vistaは不明、XPはVCE不可)。Windows8ではエンコーダーが時折起動しないという欠点が存在していました。起動せず、設定画面が呼び出せなかったりエンコードが始まらないだけならまだしも、そのあと再起動をかけたり休止状態に移行しようとすると100%フリーズ、通常利用でもCPUやOSは動作しているのにWindows画面出力だけ止まってしまうという不具合を誘発するため、一度失敗したら電源ボタンやリセットボタンで再起動させるしかないという厄介な不具合でした。多分Windows8の強化された省電力機能がVCEを完全に停止させてしまい、再起動が出来なくなるのが原因ではないか、と勝手に判断してOSやCPUの省電力機能を切るなどして安定動作環境を探してみましたがいずれもダメで万策尽き、再びWindows7に戻していました。
で、先日RADEONのドライバー、catalystの最新版、13.4とMSの承認をまだ受けていない13.5βが出たんですよ。これはどうなのかな? と。特に不具合の解消においてVCE関連の情報は無いんですが、ちょっと考えてみました。
・まだ発売はされていないが、ドライバレベルではさすがにそろそろ次のAPU、Richlandでの動作を考慮に入れて設計されているだろう
・RichalndはTrinityとほとんど構造は変わらないが、AMDからソフトが提供される予定になっている
・その中には実行画面の配信ソフトあるはず。確か配信画面はVCEを使ってエンコードしたものを配信するものになると聞いた
・なら、語られていなくてもさすがにWindows8で発生するVCEの不具合を放っては置かないだろう。RichlandのVCEが改良されていたとしても、機能の呼び出し程度ならTrinityと変わらないようになっているはず
以上の考察から、Windows8でVCEを実行すると画面が止まる不具合にも手が加えられている可能性が高いと判断、OSをWindows8にアップグレードして実行です! catalystはなんとなく13.5βを使用、後になってから実は13.4の方がディスプレイドライバのバージョンが新しいことを知ったときはちょっと失敗と思ったのですが、この時は気がつかず。
・・・うん、予想通りなのか、偶然なのか、少なくともここまで数日・10本以上の動画のエンコードを、条件をいろいろ変えてやってみましたが、画面フリーズの様子はありません。電源プランを省電力にしてもOKです。まだいつ止まるか怖いので安心して録画などを実行中にエンコードを行えるほど信頼は出来ませんが、少なくとも手は加えられているようです。


ソフトが改良されて機能が追加されたり安定度が目に見えてますのはいいですね、パソコンならではの醍醐味です。安定度に関しては最初から十分なのが本来の姿!という気もしますが、そこをなんとかしようと四苦八苦するM的楽しみもまたパソコンの醍醐味かと思うのです。

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