ここ数日、TMPGEnc Video Mastering Works 5(TVMW5)を使ってませんでした。久々に起動したところ、新バージョンが出ていると言うことなのでアップデート。そしてお目当ての動画のエンコードをはじめたところ、驚いたことにCUDAが数パーセントながら使われるようになっているではありませんか! うちのエンコードメインPC、FX8350程度のCPU能力があると、特別な想いフィルターでもかけない限り、まず"CPU=100.0% CUDA=0.0%"以外になることはないのです。今回も特にリサイズするわけでもなく、ノイズ除去やシャープ化など使ったわけでもないのに、CUDAが使われているのですよ。ちょっと驚きました。ひょっとしたら、動画のデコードなどのフィルター処理が重くなっているのでしょうか。ちょっと調べてみましょうか。調査用の動画はワンパターンの1440x1080なMPEG2-TS、音声2chで48分の映像です。基本インターレース解除などデフォルトのまま、ビットレートの配分のみ1passVBRにしたものを古いデータと比較しながら行います・・・と思ったのですが、前のデータのバージョンがいくつか忘れてしまったので、改めて測定しなおしました。なお、本日の時点で最新バージョンは5.3.4.96、一つ前は5.3.3.95なのですが、5.3.4.96は5.3.3.95の一部バグを修正したものに過ぎないようなので、そのまた一つ前の5.3.1.85と比べてみます。PCは
FX 8350(定格)
DDR3-1866 8GB(デュアル)
GeForce GT640
Windows7 Pro 64bit
です。
旧バージョン
00:56:47
新バージョン(CUDA無効)
01:00:06
新バージョン(CUDA有効)
00:56:13
CUDAが有効だと、開始早々は利用率10%を越えますが、徐々に下がっていき、数分後には2.6%まで(CPUは97.4%)下がり、最後までそのままでした。微妙と言えば微妙な程度の割合・・・まぁGT640ですからこんなものなのかも知れません。旧版と比べてCUDAが無いとちょっと無視できない程度にはエンコード速度は落ちますが、GeForceがあると僅差ですがむしろエンコード速度は上がりました。CUDAが使えるからという理由でGeForceを選び、結局ほとんど使ってないという人にはいいバージョンアップだったといえるかも知れません。
FX 8350(定格)
DDR3-1866 8GB(デュアル)
GeForce GT640
Windows7 Pro 64bit
です。
旧バージョン
00:56:47
新バージョン(CUDA無効)
01:00:06
新バージョン(CUDA有効)
00:56:13
CUDAが有効だと、開始早々は利用率10%を越えますが、徐々に下がっていき、数分後には2.6%まで(CPUは97.4%)下がり、最後までそのままでした。微妙と言えば微妙な程度の割合・・・まぁGT640ですからこんなものなのかも知れません。旧版と比べてCUDAが無いとちょっと無視できない程度にはエンコード速度は落ちますが、GeForceがあると僅差ですがむしろエンコード速度は上がりました。CUDAが使えるからという理由でGeForceを選び、結局ほとんど使ってないという人にはいいバージョンアップだったといえるかも知れません。